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テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

可憐&重厚なホテル建築を堪能する本。

2007-09-04 13:17:42 | ブックス
 旅心くすぐられる季節はすぐそこです。
 とても艶やかな柱彫刻が表紙写真のこちらの御本を、
 本日は御紹介いたしましょう。


     
        ―― クラシックホテル案内 ――



 著者は甲斐みのりさん、’07年3月に発行されたものです。

 普通の旅ガイド、ホテルのガイド本とはちょっと違って、
 掲載されているのは相応の年月を経た、
 雅やかな《クラシックホテル》のみ。
 冒頭の日光金谷ホテルの、メインダイニング、お部屋、
 天井をはじめとする数々の彫刻・装飾に、
 読めばたちまちKOされます。
 画像の表紙写真も、同ホテル本館2階、小食堂の柱頭彫刻です。

「きらきら、してるでスね、ネーさ」

 まったくです。
 テディちゃにも、格天井の花鳥図が見えますか?
 日光という土地柄を反映する、優れた意匠ですね。

 金谷ホテルオリジナルのビール、ワイン、りんごジュース、
 カレー、クッキー、トートバッグ……思わず財布の紐も緩みそう。

「ぱん、もネ、おいしそでス♪」

 他に、軽井沢の軽井沢万平ホテル、
 箱根の富士屋ホテル、
 横浜のホテルニューグランドなどなど、
 歴史と格式あるホテルが取り上げられています。
 間違っても、マリオットやヒルトン、
 近々オープンで話題のペニンシュラといった現代ホテルさんは
 この御本では登場しません。
 潔いほどのクラシックぶりです。
 でも、そこが良いのです。

 ル・コルビジェ以来の直線系建築……すごい、と思います。
 でも、あればっかりでは疲れちゃう。
 旅先で泊まるお宿がこの御本で見るようなホテルだったら、
 さぞや豊かな気分に浸れることでしょう。

「おうさま、きぶん、でスよ」

 日本の旅って良いものなんだなあ、と感じること必至です。
 この秋、旅の予定がある方は、
 観光シーズンの前に御一読を。

 泊まることはせずとも、
 カフェやレストランへ寄るのも良いですね。
 各ホテルさんのオリジナルグッズ、ペストリーのお菓子……
 お土産にうってつけです♪

「テディちゃ、にっこーへ、いきたくなったでス~」
 
 
 
 
 
 
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