テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

おまじないあじさい、あらわる。

2007-07-14 23:27:49 | 花雑記
 うんしょ、よいしょ、うう、アングルが決まらないーッ。

「ネーさ、さっきからナニやってるでスかァ?」

 それはね、テディちゃ、なにしろ、
 
 きゅうのろくがつついたちにあじさいをかざると
 としとってからのひぜににこまらない

 なもので。

「??? それは、どこのくにのことば、でスかァ?」

 意訳いたしましょう。

 
    旧暦の6月1日に当たる日に、
    紫陽花の花を摘んで飾りつけておくと、
    歳を取ってからの日銭に困らない――

 
 きゅう、とは旧暦のこと、
 日銭というのは、日々に遣うお金、ということですね。
 飾る、とは、花瓶にアレンジするのではなくて、
 小さな束にまとめ、吊るしておくのです。
 
 一種のおまじない、縁起かつぎ、みたいなもの。
 
 我が家では、玄関に置いてあります。
 ドライフラワーを作るのに、
 高い場所に花束を吊るしますよね?
 あんな感じ、なのです。
 
 雨をものともせず、
 母上が今年もまた庭の紫陽花を摘んできました。
 金回り良くなれ、とお願いいたしましょう。
 さあ、テディちゃも一緒に。

「え~? えッと、えっとォ」

 この『紫陽花のおまじない』に効果があるのか否か、
 保証の限りではありません。
 ここ、多摩の一部地域にのみ伝わる
 民間伝説なのかもしれません。
 真偽の程は、不明。
 お他所の土地でも、こういうこと、するのでしょうか。

 でも、ま、やらないよりも
 やったほうがマシ、と。
 楽観的にゆきましょうね。

「おねがい、かないまスように……」
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