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テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

~ 今も昔も、スポーツLOVE! ~

2021-05-31 19:25:04 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 あううゥッ、ひらおかァさァ~んッ!」
「がるる!ぐるるるぅ~!」(←訳:虎です!つらいよぅ~!)

 こんにちは、ネーさです。
 5月30日放送の大河ドラマ『青天を衝け』は、
 事件事件また事件で涙また涙……
 幕末史のあれやこれやを想いつつ、
 さあ、読書タイムですよ。
 本日は、こちらの《江戸》本を、どうぞ~♪

  


 
    ―― 江戸のスポーツ歴史事典 ――



 著者は谷釜尋徳(たにがま・ひろのり)さん、
 2020年11月に発行されました。
 前回記事では江戸城の《大奥》をテーマにした
 『図説大奥の世界』をご紹介いたしましたが、
 今回は《スポーツ》で!

「へいわなァじだいィ~はァ」
「ぐるーるがる!」(←訳:スポーツ振興!)

 江戸に幕府が開かれて以降、
 大規模な戦争は(ほぼ)無くなり、
 太平の世が訪れると、
 人びとの興味を集めるのは……

「ぶんかッ!」
「がるーる!」(←訳:スポーツ!)

 読本、浮世絵、俳句など、
 趣味人たちの熱は高まるばかり。

 その一方で、
 ”身体を動かして楽しむ”ことも、
 た~くさんの老若男女さんに
 広まったようです。

「ねんだいィ、とわずゥ!」
「ぐるがるるる!」(←訳:人気出ました!)

 江戸時代にスポーツなんてあったの?
 と、疑う方々もおられましょうが、
 いやーあるんです♪

  機敏に身をかわす『鬼ごっこ』。

  歩け歩け!の『行楽』。

  もっと歩こうぜ!の『伊勢詣(いせもうで)』。

  ウィンタースポーツの基本『雪打ち(雪遊び)』。

  時代劇でもお馴染みの『楊弓(ようきゅう)』。

「おすもうゥ!」
「がるる!」(←訳:魚釣り!)

 著者・谷釜さんはこういった《スポーツ》を、
 
 第Ⅰ部『全身を使う』
 第Ⅱ部『用具を使う』
 第Ⅲ部『力と技と頭を使う』

 と3部から成る構成で
 紹介&解説してゆきます。

 読んでいて、ついニヤリとしてしまうのは、
 『雪打ち』――
 つまり『雪合戦』。

 ええ、たしかに
 《スポーツ》ですよねえ♫

 そして、
 想像の斜め上をゆく
 ヨーロピアンでモダンな《スポーツ》も?

「ぽろォ?」
「ぐるるっる?」(←訳:クリケット?)

 平安時代から続く『蹴鞠(けまり)』は
 江戸時代でも人気の《スポーツ》。

 『蹴鞠』と同じように毬(まり)を使う
 『打毬(だきゅう)』は、
 ほとんどポロ?

 木槌(きづち)で毬を打ち返す
 『毬杖(ぎっちょう)』は、
 ほぼクリケット?

 解説文には図版が添えられていますが、
 実際にはどんな競技だったのかしら?

「みてみたいィ~!」
「がるるーる!」(←訳:謎スポーツ!)

 囲碁や将棋といった
 ボードゲームまでも含む
 バラエティー豊かな
 江戸の《スポーツ》。

 歴史好きな方々も、
 スポーツ好きな方々も、
 ぜひ、時代を超える《スポーツ》の世界を
 覗いてみてくださいね~♪