佐藤真言氏の[震災保障詐欺でっちあげ事件] でまた一人石山宏樹というトンデモ検察官が誕生した!
「日々担々」 より
昨日、CNMの「インタビュー&トーク」ということで
佐藤真言氏を招いてお話をうかがった。
この[震災保障詐欺でっちあげ事件] でまた一人
「トンデモ検察官」が誕生した。
この本を著者の石塚氏が懇意にしている検察幹部に贈呈してから連絡がきて、てっきりお叱りだとおもったら「よく書いてくれた」というお褒めをいただいた、ということだ。
まあ、ヘタレ検察の中にも改革派は確実にいることは確かだろう。
しかし、現場派で改革派と思われた笠間前検事総長は、結局、改革など何もできず虚偽の報告書を作成しても罪にはならないという身内に大甘な前例をつくり、既定路線どおりに赤レンガ派の法務官僚行政にどっぷりつかった現場を知らない小津新検事総長にかわった。
この佐藤氏が貶められた事件を[震災補償詐欺でっちあげ事件]と勝手に名付けさせていただいたが、この事件でも郵便不正事件でのFD改ざんをした前田恒彦検事や陸山会事件で鮮烈デビューを果たし人前に出られなくなったという民野健司検事をはじめ、
はじめ、谷川恒太、大鶴基成、佐久間達哉、斎藤隆博、田代政弘、岩村修二などなど、あげればきりが無い各トンデモ検察官たちに一人仲間が加わった。
>参照:本ブログ2010/2/18エントリー
≪週刊ポストに因んで「独断!赤っ恥ランキング」ー検察編ー≫
それがこの「震災補償詐欺でっち上げ事件」を主導し、自分達の作ったシナリオが間違っていても改めず、事実のほうを捻じ曲げて無理やりシナリオに合わせて強引に有罪へと持ち込んだ主任検事が石山宏樹である。
石山宏樹(いしやま・ひろき)
1992年 東京大学法学部卒業
1992年 司法修習生
1994年 東京地方検察庁検事
1995年 金沢地方検察庁検事
1998年 東京地方検察庁検事(刑事部)
1999年 横浜地方検察庁検事(刑事部)
2000年 法務省大臣官房司法法制部付
2002年 法務省派遣による在外研究員として仏国で在外研究
2002年 法務省刑事局付
2005年 大阪地方検察庁検事(刑事部,特別捜査部)
2008年 日本司法支援センター(法テラス)本部総務課長
2010年 東京地方検察庁検事(特別捜査部)
2012年 東京大学大学院法学政治学研究科教授
(参照)
今は教授ということだが、こういう検事に教えられる検事の
卵がいたら想像するだけでも恐ろしい。
この事件を大きく見せアピールするために「震災詐欺」というマスコミ受けするシナリオを書き、佐藤氏が全くリベートをもらわず質素な生活をしていて事件にはならないことがわかりきった後も、上庁にあげる報告書を誤魔化してまで、最後まででっち上げ冤罪を製造した罪は重い。
東大法学部でもあり経歴からしてエリートコースであるこあとは間違いない。
こういう輩ほど出世していくのが今のゆがんだ社会の実相である。
以下、佐藤氏のインタビューで印象的だったことをあげてみる
まず『
四〇〇万企業が哭いている ドキュメント検察が会社を踏み潰した日』が出版された経緯を聞いた。
著者の前著『
特捜崩壊 (講談社文庫)』を読んで、著者の石塚健司氏に連絡をとったとのこと。
自分の身にいったい何が起きているのかを推測してほしいという手紙を書いた。
「特捜検事からはマスコミには一切いうな」と、「言ったら佐藤さんにいいようにならないよ」と言われていたので、
産経新聞の記者である石塚氏に会った時に、名刺を出していいか迷ったとのこと。
「産経新聞にリークされると困る」と言うと、石塚氏が「大丈夫、私の名前は逆に検察に見せたほうがいいよ」といわれ名刺交換したとのこと。
石塚氏も著書の中で、手紙をもらったけど自己紹介も何もなく怪しかったが「特捜が動いている」ことが引っかかり会うことにしたとのこと。
そして、弁護士も特捜部を良く知る人ということで、ダメもとで電話をしたのが、元東京地検特捜部長で名古屋高検検事長で退官した宗像紀夫氏で、宗像氏は当初は事務所の弁護士にやらせるつもりだったようだが、自分で佐藤氏の弁護人を引き受けている。
それから、著者の石塚氏が本の出版前に講談社の知人と一緒に飲むというので誘われ、お金が無いと断ったら出してくれるというので行き、その場で講談社で本を出すことが決まったという。
そしてその本を郷原信郎氏が読んで、彼の弁護人に加わっている。
「彼は何かを持っている」という話をこのインタビューが終わり佐藤氏は用事でこられなかったが、参加者と懇親会で話す中ででてきた。
ただ、彼は積極的に自分から進んで開拓していっている部分も見逃せない。
また、印象的だったのは、「粉飾決算」というやってはならないことを、目の前にそれをやらなければ会社が潰れ、路頭に迷う多くの従業員とその家族を背負って踏ん張っている中小企業経営者を見捨てることはできなかった、と佐藤氏はいう。
昔の銀行ならば「なにわ節」が通じて、少し大変で赤字だとしても社長の人となりや今まで付き合いの中で貸さないということはなかったというが、竹中平蔵氏により作られた数字中心の格付けシステムで、人よりも数字を重視したことにより「貸し渋り」や「貸しはがし」が横行し、窮地に陥る中小企業を簡単に見捨ててしまう今の金融システムを変えない限り粉飾決算は無くならないという。
本の中でも共に逮捕されたアパレル会社社長の朝倉氏が、検事に言ったという次の言葉が重い。
≪「検事さん、あなたは、今やってること、好きですか?なにかをプラスにしている仕事なんですか?その仕事で何かがプラスにならなくてもいいんですか?いつも、どういう気持ちですごしてるんですか?」≫
そして著者に言ったという。
≪「・・・人間じゃないですよね、あんなこと・・・。これが社会なんですか。私はずっと好きなものを触って仕事してきました。その品物を喜んできてくれる人たちがいた。彼ら(検事)は何が目的で生きているんですか、教えてください」(251P)≫
石塚氏は「あとがき」で次のように書いている。
≪特捜部は捜査の筋書きと現実との乖離に直面しても、引き返そうとはしませんでした。
彼らが筋書きのほころびをどのように取り繕い、力づくで事実を捻じ曲げていくのかというプロセスを、これほどまざまざ見せられたのも今回の取材で初めてでした。
彼らはなぜ引き返せなかったのでしょう。応えは簡単で、世間にはわからないからです。
彼らの目的は有罪判決を勝ち取ることだけで、捜査の過程にどのような欺瞞があろうと、その部分は世間の目に触れません。
この捜査の内実を知るのは検察組織内部の限られた人たちだけで、私達に知る機会は普通、ありません。
そして特捜検事たちはつつがなく有罪判決の勲章をまた一つ旨にぶら下げて、つぎの仕事に取り掛かる。
こうして特捜検事の歴史はこれまでつむがれてきたのだろうと思います。
そうはさせてなるものか――と、それが私の今回の執筆動機でした。
平成二十三年の抜本的改革を経て日本の特捜検察はいや応なく生まれ変わったと多くの人が考えているはずです。
私にとって今回のレポートは、二十三年の改革を経た特捜検察の最初の症例報告――そんなつもりでもおります。(276P)≫
バカな国民が見ていないところではどうにでもなる。
検察審査会や捜査報告書、検察が不利になる証拠などは国民に見せなければどうでも取り繕えると思っているのだろう。
最後に山崎康彦氏がブログ『
杉並からの情報発信です』で論評しているので貼っておく。
昨日午後3時よりCNM(市民ネットメデイア)グループの企画でインタビュー&トークが開催されました。
インタビューのお相手は、今年の9月に講談社から出版されたばかりの産経新聞記者石塚健司氏が書かれた本「400万企業が哭いている。
ドキュメント検察が会社を潰した日」で描かれている 二人の
主人公の一人の企業コンサルタント佐藤まことさんです。
佐藤さんお話を聞いて私が理解した「重要ポイント」は以下の通りです。
1)中小零細企業の資金繰りを助けるために銀行を辞めて企業コンサルタントとなった佐藤さんが初めて知った事実はほとんどの中小零細企業が銀行からの融資を得るために粉飾決算をせざるを得ないほど「資金繰り」に苦しんで いることだった。
2)圧倒的に有利な立場の銀行は中小零細企業にたいして「貸し渋り」「貸しはがし」を平気で行い倒産や経営者の自殺を引き起こしていた。
3)佐藤さんとコンサルタント契約を結んでいたアパレル会社朝倉社長と別の会社の社長の3人を「粉飾詐欺事件」で逮捕・起訴した背景には、2009年の「郵便不正事件」で証拠のフロッピーを担当検事が改ざんした事件など一連の不祥事が発覚し地検特捜部の信頼が地に落ち存亡の 危機に立たされていたことがあった。
東京地検特捜部は「巨悪を摘発する特捜」としての信頼を一気に回復するために「粉飾詐欺事件」をでっち上げた。
4)検察は「東日本大震災復興支援制度」を悪用して粉飾詐欺で銀行から一億円をだましとった黒幕は企業コンサルタントの佐藤まことである、とするストーリーを捜査以前 から作成し台本通りの供述を無理やり取ろうとした。
5)今回の東京地検特捜部による「でっち上げ粉飾詐欺事件」で真に糾弾されるべきは、「粉飾決算」した会社経営者でもなく企業コンサルタントでもなく、以下の3つの権力なのだ。
すなわち金融権力の銀行であり行政権力の検察であり司法権力である裁判所なのだ。
① 「貸し渋り」「貸しはがし」で会社をいつぶし経営者を自殺に追い込む銀行:
国家から唯一許された「信用創造特権」を使って「無から金を作り全国民を借金漬けにする」現在の腐敗した銀行制度は解体すべし
② 自らの延命のためにどうでもよい経済事件を膨らませて「経済大事件」にでっち上げた東京地検特捜部は一度完全に解体すべし!
③ 検察と一体となって重罰を科す裁判官:
どうでもよい経済事件を「経済大事件」にでっち上げた東京地検特捜部の検事と一体とな検察の起訴状をコピペして判決文を書き実刑判決の重罰を科し た東京地裁裁判官。
詳しくは以下の映像をご覧ください。
① No1 http://twitcasting.tv/chateaux1000/movie/6888988
② No2 http://twitcasting.tv/chateaux1000/movie/6889484
③ No3 http://twitcasting.tv/chateaux1000/movie/6889748
http://twitcasting.tv/hibi_tantan24/show/
最後までお読みいただきありがとうございます