明日を信じられる時代になって欲しい。日常の活動日記

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郵便不正事件、 村木厚子さん公判傍聴記 

2010年02月18日 21時37分24秒 | Weblog
郵便不正事件、村木厚子さん公判傍聴記 (ナミねぇ)より

第5回公判を傍聴し、一日が過ぎたが、塩田元部長の証言を思い出すたびに、驚きあきれると同時に、怒りがふつふつと込み上げる。

厚子さんの不当逮捕・長期勾留というだけでも許せない思いでいっぱいだが、「虚偽の証拠によって、証言を誘導する」などという異常な取調べを検察が行うなど、許せないばかりか、背筋が寒くなるような恐怖を感じる出来事だ。

昨日の公判での証人出廷まで、塩田元部長については「厚子さんを罪に陥れ、自分は安全圏に隠れている」と、多くの人が思っていた。卑怯だ、許せない、出て来い、塩田元部長! という声が多数あった。
そんな声に対して、厚子さんがいつも静かに「人は弱いものだから・・・」と話されることに、歯がゆい思いを抱いた者もいたくらいだ。

でも、吹っ切れた態度で法廷に現れた塩田氏は「密室の取調室で検事から、私が石井議員に証明書が発行されたことを報告する4分数十秒の電話交信記録がある」と言われ、「それならばきっと、記憶には無いが、最初の依頼も自分が石井議員から受け、村木さんに対応をお願いしたのだろう・・・と思い込んでしまった。」

「何度も何度も、交信記録があるのは本当か?本当なら見せて欲しいと頼んだが『有る』というだけで検事は最後まで見せてくれなかった。
私は、お互いにプロの行政官であるという信頼感があるので『それが嘘だ』と思って聞いたのではない。
自分が石井議員に報告した交信記録の内容を、正確に知る必要を感じたからだ。」

しかし「嘘」だった。
「交信記録は無い」のだと、裁判が始まってから、他の検事から聞かされた時のショックは、とても言葉では表せないくらいだ! 
今ではこの事件は「壮大な虚構だと思っている」と、怒りを込めて証言し、そして何度も塩田氏は「村木さんに、本当に申し訳ないことをした。」と、証人席で繰り返した。

そんな塩田氏に裁判長が「では、あなたにとって事実といえることは何ですか?」と問うと「事情聴取を受けたことと、今ここに座っていること。
それだけです。」と言って、唇を噛み締めた。

つまり事件の「出口」に自分が確実に関わっているなら、石井議員から電話を受けたという「入り口」にも、議員対応が仕事であった自分が関わったに違いない・・・いや、きっとそうだ・・・と、塩田氏に思い込ませる悪魔のような手口を使った林谷検事。
そして取調べを担当する林谷検事に「そこまですることを命じた(!?)」大坪弘道特捜部長。
取調べに関する検察側のメモがすべて廃棄されて存在しない、という事実も含め「まさに日本の特捜検察の力量と倫理観は、地に堕ちた。」と言わざるを得ない。

虚偽の証拠によって誘導した供述調書と、虚構のストーリーを目の当たりにしながら公判に臨まねばならないS検事、E検事はじめ、公判担当検事の皆さんに、同情を覚えるほどである。

とはいうものの、裁判はどうやら、予定通り粛々と23回にわたり開催されるようである。
もしかしたら検察側の必殺技が繰り出されるのかもしれない。
厚子さんの完全な名誉回復までの道のりは、裁判の全てが終わり、無実が確定されてはじめて、その一歩が始まるのだから、気を緩めることなく見守り、支援し続けて行こうと思う。

<文責:ナミねぇ>  
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コメント

密室で権力を不当に行使して事件をねつ造し、
総選挙前に民主党の支持率を下げ、
政権交代を邪魔しようとした極悪人は
林谷検事と大坪弘道特捜部長ですね。

よくわかりました!



審議拒否までちらつかせ…内情はガタガタ、すでに崩壊前夜の様相

2010年02月18日 17時50分03秒 | Weblog
審議拒否までちらつかせ…内情はガタガタ、すでに崩壊前夜の様相 (日刊ゲンダイ)より

ジリ貧自民が、最後の悪あがきを見せている。国会で鳩山首相、小沢幹事長、小林千代美議員の政治資金問題をネチネチと攻め続けていく構えだ。17日の党首討論でも、確定申告開始に絡めて、谷垣総裁が鳩山の税金問題などを追及。もっとも、威勢のいいのは表向きだけ。一向に回復しない党支持率に、党内には執行部への不満がくすぶっている。

「ターゲットは鳩山に絞った。本当は小沢の首を取るのがベストだが。3月末までに鳩山の首を取る」
自民党の国対幹部がこう息巻いているという。16日の会見で大島幹事長(顔が悪代官)はこう宣戦布告した。

「鳩山首相の脱税も含めた疑惑、小沢幹事長の資金問題疑惑、北海道教組の疑惑と3大疑惑が出てきた。証人喚問や議員辞職勧告決議案などにしっかりした取り組みをしなければならない」

別の幹部は「国会で寝るのは長崎知事選(21日投開票)に勝ってからにしようと思う。何でも好きなことを言えるようになるから」と、審議拒否までちらつかせている。 だが、こうした強気発言の裏側で、一向に回復の兆しを見せない党支持率の低迷に、党内の苛立ちは強まるばかりだ。

「2月に入ってからの世論調査で鳩山内閣の支持率が3割台まで下がり、不支持が上回った。ところが、自民党支持率は10%台に低迷したままでまったく回復の兆しがみられない。党内の議員たちは手詰まり感を抱いています。ある議員は地元後援会から“政治とカネばかりじゃなく、景気対策を打ち出せ”と突き上げられたとコボしていました」(政治ジャーナリスト・鈴木哲夫氏)

何とかの一つ覚えみたいに疑惑追及に血道を上げる自民だが、有権者の支持はサッパリ。

さらに党内ではこんな声まで出ている。
「大島はダメだ。幹事長は若くて攻めるやつを使わないと。川崎国対委員長も弱腰で困る。野党なんだからガンガン攻めればいいのに、“自民の追及で鳩山が辞めて、菅とか岡田が総理になって参院選前にV字回復したら困る”と言っている。これじゃあダメだ」

総裁の谷垣は迫力不足。幹事長も国対委員長もダメの烙印を押されているようでは、「首を取る」なんて絵に描いた餅でしかない。

離党の動きも止まらない。16日には、吉村剛太郎参院議員が国民新党入りを表明した。鳩山邦夫元総務相や舛添前厚労相らの新党構想も浮上。鳩山政権を追い詰めるどころか、足元はガタガタ。カラ威張りとは裏腹に、内情は崩壊前夜である。

今日の党首討論でも「政治とカネ」の問題ばかりの谷垣総裁。民主支持でなくてもさすがにウンザリのよう…。
潮目が変わってきたようです。
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自民は、ばかげた誹謗中傷を国会の場に繰り出して、通常予算の成立を遅らせようと、見苦しくあがいている。彼らの繰り出す誹謗中傷は何倍もの量と悪質さとなって、自分達にすぐさま戻されるNET言論の時代である。一つの例として、上杉隆さんのブログから一部を貼り付けます。

11年前、党首討論で鳩山首相と対決した小渕首相の政治資金管理団体は、小渕氏の死後、その後、衆議院議員に当選した次女の小渕優子氏に無税で引き継がれている。筆者が調べただけで政治団体を迂回させる方法で、約1億2千万円もの資金が無税で相続されたのだ。

その後の森元首相も同様だ。石川県議の長男に対して、自民党石川県連を通じて、特別扱いともいえる資金提供を行っている。

小泉純一郎元首相も例外ではない。次男の進次郎衆議院議員に自らの政治資金管理団体を名義を変更するだけで、実質上はそのまま受け渡している。

安倍晋三元首相はもっと悪質だ。父・晋太郎外務大臣が死去した際に残した約6億円の遺産について、相続税・贈与税を払った形跡はない。派閥に残ったカネのすべてとは言わないが、現在に至るまでそのほとんどの使途と存在について沈黙を続けている。

福田元首相も同様だ。父・福田赳夫首相が選挙区を譲るとき、不動産も含めた資産を政治団体経由で長男である康夫氏に渡している。

例外は麻生太郎元首相くらいのものであろう。資産家として、また企業家としての立場から、そうした政治的な無税相続は行っていない。

つまり、日本で党首討論が始まってからの首相はみな、多かれ少なかれ「脱税王」なのである。
見える「脱税」を追及することはもちろん大切だ。だが、それ以上に、見えない「完全脱税」を追及する視点もまた欠かしてはいけないのではないだろうか

またぞろ検察が騒ぎ出した北海道の小林議員関係も、手繰ってゆくと町村議員とその親に行き着く。父親の履歴を調べてみると良い。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%94%BA%E6%9D%91%E9%87%91%E4%BA%94
1943年 4月 内務省警保局長(特高警察の元締)
1945年 4月 警視総監⇒戦後に公職追放
1959年 4月 北海道知事(~1971年4月)
北海道では、数十年にわたって今息のかかってきた連中が蠢いていると、理解できる。

連合政権は、恣意的捜査や冤罪を防止する法と行政の整備に最早躊躇している場合でない。
民主党議員の半数以上がしり込みしているという。なにゆえ、不当な弾圧を弾圧と認識しないのか?

国際連合人権規約委員会による日本政府への数回の是正勧告にある検察の捜査や裁判に関する勧告が、自公によって、ことごとく是正を拒否されてきた。

[国際連合人権規約委員会による日本政府への勧告]
2008年勧告 http://mizuhofukushima.blog83.fc2.com/blog-entry-1071.html
1998年勧告 http://homepage2.nifty.com/jinkenken/kiyaku.htm
1998--32.裁判官・検察官・行政官に対する人権教育実施
1998--25.自白偏重判決の是正
2008--19.(1)取調時間の厳格な制限
2008--19.(2)取調べの全過程における録画機器の組織的な利用保障
2008--19.(3)取調べ中に弁護人が立ち会う権利の保障
2008--19.(4)これらに従わない取調官に対する制裁措置を規定する法律の制定

社民党と民主党の社会派弁護士出身議員に何もしていない理由を聞きたい。
 
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コメント

どう言う訳か?予算委員会の質問者が悪業自民の権化がズラリ。
脛に傷のある奴が『俺が俺が』で頓珍漢な演説ばっかりで気の利いた質問もなし。
ど~した自民! 此のまま沈没してしまうのか? まぁ其れでも良いけどね。

「民主党議員の半数以上がしり込みしているという。」・・・なんで?何が不都合なのか。
週刊朝日さん 調査票送って理由を聞いてくれ。結果を発表してくれ。また買うから。
いい加減な返事しかできない議員は、次回落選を覚悟して下さい。

民主党議員なら辞職どころか刑務所行きになる自民党議員が多すぎ



USダウ続騰。東証3蓮騰。 USダウ先物、時間外、 売り優勢から様子見へ。

2010年02月18日 15時41分23秒 | Weblog
日経平均は10,335円の28円高。東証1部市場の値上がり銘柄数は789、値下り銘柄数は735。出来高は16億5,804万株。

日本企業の決算発表も終わり、株価を刺激するニュースも少なくなっていることや、持ち合い解消の売りも警戒されているため、上値も重く、相場は値動きの乏しい状態でした。

ただ、オイルマネーの買いが入っているという噂や、東証1部市場の騰落レシオは75%台まで低下しているので、売り込みにくいといった見方から、相場は下にも行きにくい状態でした。

ギリシャは財政再建策の行程表を3月16日までに提出するので、それまでの間は小康状態となることが期待されていますが、財政赤字の隠匿が他の国にもあるのではないかといった噂で昨日はユーロが売られ、ユーロ安円高が、対ドルで円安に向かうことを阻みました。

中国は今週いっぱい春節(旧正月)で、中国株の値上がりといった刺激材料もないことや、米国では1月26日~27日に開催されたFOMC(連邦公開市場委員会)の議事要旨が昨日発表されましたが、2兆ドル超に膨らんだFRBのバランスシートの縮小の方策を議論していたことで米国長期金利も上昇しました。
 
米国では3月期限の住宅ローン債権担保証券の買い切りの打切りや、財政悪化を受けて来年の増税は厳しくなることも漠とした不安となっています。

日本では国際会計基準の適用で、2011年3月期から上場企業に「包括利益」の開示が義務付けられるので、今までのように本業の不振を株式の含み益で補填することが不能となることから、事業会社では株式持ち合いを解消する売りが増えているのではないかと警戒されています。

東京株式市場では手掛かり材料難から、主力株の値動きも鈍く、揉み合いとなる銘柄が多い状態で、昨日賑わった東芝や日本製鋼所や木村化工機などの原発関連も本日は一服となりました。
 
反面、市場エネルギーの乏しさから、低位株が嗜好され、ツガミやクラリオン、鬼怒川ゴム、井関農機やパイオニアなどが値上がりしました。

クラリオン(6796)はブラジルなど中南米市場向けカーナビシステムの生産を8月からメキシコで始めると発表しました。これまで中国のメーカーに生産委託していましたが、メキシコで自社生産するとブラジルで関税がゼロになるそうです。
 
鬼怒川ゴム(5196)は東証が信用取引の規制を16日から解除したことで買われ、井関農機は世界最大の農業機械メーカーの米国のディーア社が好決算を発表し、連想買いが入りました。

日経ジャスダック平均は1,200円の1円高。

ザインエレクトロニクス(6769)は電子書籍などに使う電子ペーパー向けの大規模集積回路(LSI)を6月にも発売すると日経産業新聞で報じられ、値上がりしました。

フォーサイド・ドット・コム(2330)はe-book事業の収益成長で、2010年12月期の営業利益計画は前期比15.2倍の7億円と発表されたことが注目されました。

自民党政治家からマスコミ関係者への、事実上の「裏金」作りの支援

2010年02月18日 13時26分08秒 | Weblog
自民党政治家からマスコミ関係者への、事実上の「裏金」作りの支援(オルナタティブ通信)より

自民党議員がマスゴミを手なずける方法

日本の国会議員達、とりわけ長年、政権与党に居た自民党議員が、地方に講演会、演説に出かけると、それに随伴して行動するマスコミ関係者も、地方へ「出張」する形になる。

長年、政権与党に居り、財界からの政治資金提供が「豊富な自民党議員」達は、マスコミ関係者に遊説先の宿泊施設等を手配し、政治家の「活動費用」で、マスコミ関係者のホテル代金を支払って来た。ホテル・旅館宿泊の際に行われるマスコミ関係者の、「大宴会」の飲食費用も自民党議員「持ち」になって来た。

新聞社・TV局の政治部長クラスになると、時に、自民党議員の「費用」で、ホテルの個室に「売春婦がセット」で提供される。

マスコミ関係者に遊説先で、政治家が、お弁当、お茶を「差し入れ」する事も「常識」である。

これは自民党政治家が出す、自民党に対し「好意的な記事を書いてもらう」ためのワイロである。

新幹線で移動する政治家に密着するマスコミの電車費用、車での移動には時間が、かかる地域でのローカル線での移動費用は、マスコミの分まで自民党議員が出す。

そして遊説が終わる頃、ホテル、弁当代=飲食した店舗、使った電車のJR等、それぞれの会社の「領収書」を「白紙のまま」用意し、自民党政治家がマスコミ関係者に渡す。

マスコミ関係者が白紙の領収書に、「自由に金額を書き込み」、会社に対し「必要経費」を請求し、それを「自分の、コヅカイ」として使えるように、と言う「自民党政治家の思いやり」である。

こうした自民党政治家からマスコミ関係者への、事実上の「裏金」作りの支援、ワイロは、政治家の海外訪問となると、巨額な費用のマスコミへの「ワイロ」になる。

この「ワイロ」を貯蓄し、家を一軒買った記者も居る。

もしもマスコミが、その政治家に対し批判記事を書けば、この、マスコミ関係者の「不正な出張費用の会社への請求」は、自民党議員によって警察に密告され、それは当然、会社に対する「サギ行為」として、マスコミ関係者が警察に逮捕される刑事事件になる。

この白紙領収書によって自民党・政治家達は、マスコミに「本質的部分、核心部分の」批判記事を書かせない、「脅迫の材料を手に入れる」。

長年、自民党によって「接待の大判振る舞いを受けて来た」マスコミが、「民主党タタキ、小沢一郎タタキ」を、利権集団=検察と共に、必死に行う理由は、ここに、ある。財界=自民党=マスコミの「三位一体」の利権構造を、「事業仕分け」されないための決死の攻撃である。

二番煎じしか攻め手がなかった谷垣総裁

2010年02月18日 10時48分25秒 | Weblog
二番煎じしか攻め手がなかった谷垣総裁 (永田町異聞)より

せっかくの見せ場だというのに、自民党の谷垣総裁は二番煎じから党首討論をスタートした。

「昨日いわゆる確定申告も始まりました。いろんな方の反応がでております。今朝の産経新聞ですが『納税がバカバカしい』、こういうご反応もありました。(中略)平成の脱税王という言い方もあるんです」

前日の衆院予算委。同じ自民党の山本幸三の発言はこうだ。

「きょうから確定申告がはじまった。各地の税務署長は困惑している。政権のナンバーワンとツーに脱税疑惑がある。総理については平成の脱税王と揶揄されている。納税者に色々言われ、税務署員は困っている」

与謝野馨命名の「平成の脱税王」が、どうやら自民党内で受けているようだ。このフレーズで鳩山首相を攻めるよう、論戦マニュアルに加えられたのかも知れない。それにしても、連日、「確定申告」がらみの話を攻撃材料にするのはどうしたことか。

よほど、各地の税務署で、「平成の脱税王」批判の声が渦巻いているのかと思い、知り合いの税務署員に確認したが、「そんなの聞いたことない」ということだった。

それでは、産経の記事をしっかり読んでみよう。

(産経の記事引用)
「国のトップが何億円もの税金を払っていなかったのに、私らみたいな年金生活者が税金を納めるのは正直、ばかばかしいですよ」

こう口を開いたのは東京都港区の品川税務署で確定申告を済ませた品川区の内山美栄子さん(74)。贈与税逃れの疑惑について“平成の脱税王”とまで揶揄(やゆ)された鳩山首相への一納税者としての怒りを隠さない。ただ、「怒ったところで税金を払わずに済ませることはできない。どうせ税務署から催促が来ますから…」と無力感をにじませた。

ワイン倉庫でパートとして働いているという近くの男性(74)も「自分だけが怒ってもしようがないし、そのぶつける先もない」と力なく漏らす。
(引用終わり)

何が起きているのかと思ったら、これだけのことである。記者の質問に納税者が答えているシーンが目に浮かぶ。税務署員に食ってかかっているわけではない。どうして、税務署長が困惑するのだろうか。

ご丁寧に「無力感」「力なく」という表情描写まで付けるから、かえってウソっぽくなる。旧態依然の「作文」だ。

ちょっと意地悪なお遊びになるが、昔の経験から取材の模様を想像してみたい。

「おい、確定申告の談話とってくれ」。多分、都内のサツまわりをしている若手記者に社会部の遊軍キャップあたりから指令が出たのだろう。

ふつう、年中行事である確定申告の記事くらいで、一般市民の談話は要らない。タレントが申告している写真を撮って、適当に書けばそれで済む。

ところが、うまい具合に今年は引っ掛けるネタがある。「平成の脱税王」だ。記者はピンと来て税務署へ。

ちょうど話しかけやすい優しそうなお年寄りがいた。「どうも、〇〇新聞です。鳩山首相はお母さんから大金をもらい、何億円もの税金を払っていなかったようですが・・・」

そう話を向ければ、相手の答えはおのずと決まる。わざわざ名前や年齢を書いているのは、ちゃんと取材しましたよというアリバイのようなものだ。

これに、電話取材で融通の利く識者からとったコメントを加え、この見出しを付ければ、OKだ。「確定申告初日『納税ばかばかしい』首相、小沢氏に怒りとため息」

読者はこれを見て、各地の税務署で納税者の怒りの声が噴出しているような印象を持つことだろう。しかし、それほどの現象が起きているだろうか。

不景気なこの時代、それぞれに不満はあっても、日本人は大人しい。

谷垣総裁は本来、政策に通じ、心優しく、品性のある政治家の一人であろう。それだけに野党の党首らしい攻撃性を求めるのは酷というものだ。

独自の追及材料にこと欠いて新聞の見出しを持ち出し、「政治とカネ」問題で大半の時間を費やしたのは彼の本意ではなかったに違いない。

正攻法で政策重視の党首討論を心がけたほうが、参院選にプラスの効果があるのではないだろうか。

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コメント

確定申告で税務署にいきましたが、だれも鳩山や小沢の話題を言っている人はいませんよ。
産経新聞の作り話と思いますよ。


17日、USダウ続伸、ダウ平均40ドル高 4週ぶり高値 住宅着工増など支え

2010年02月18日 07時43分31秒 | Weblog
17日の米株式相場は続伸し、ダウ工業株30種平均は前日比40ドル43セント高の1万0309ドル24セントで終えた。

ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は4日続伸で、終値は12.10ポイント高の2226.29。ダウ平均、ナスダック指数とも1月下旬以来約4週間ぶりの高値で終えた。

1月の米住宅着工件数や鉱工業生産指数が改善したため、米景気の回復期待が出て株を買う動きが活発になった。

建機・農機大手のディアなど予想を上回る四半期決算の発表が目立ったことも支援材料になった。

ただ前日にダウ平均は昨年11月以来の上昇幅を記録しており、値上がり益を確保するための売りが出やすくダウ平均の上昇幅はそれほど大きくならなかった。

米連邦準備理事会(FRB)が午後に発表した1月開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨で、委員が米景気が下ぶれする可能性が後退していると考えていることが分かった。

FRBの明るい景気認識が相場を支えたという見方がある一方、FRBによる早期金融引き締めの可能性が意識されマイナスになったとの声もあった。

CME日経225先物 10390円

平成22年度予算案 年度内成立にめどがついた

2010年02月18日 01時30分40秒 | Weblog
 平成22年度予算案 年度内成立にめどがついた

衆院予算委員会は17日、平成22年度予算案採決の前提となる中央公聴会の24日開催を与党の賛成多数で決めた。

予算案の衆院通過は、与党が目指した2月中から3月初旬にずれ込む見通しとなったが、年度内成立にはめどがついた。

民主党は17日の予算委理事会で24日に中央公聴会、22、26両日に集中審議を行う日程案を野党側に提示した。

3月1日に予算案を採決し衆院通過を図る。

その場合、予算案は憲法の規定で参院送付後30日で自然成立するため、年度内成立が決まる。

野党の自民党は鹿野道彦委員長(民主)の解任決議案を提出し抵抗をしているが否決される。