明日を信じられる時代になって欲しい。日常の活動日記

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普天間先送りに米政府が理解を示すワケ

2009年12月16日 18時04分39秒 | Weblog
普天間先送りに米政府が理解を示すワケ(永田町異聞)より

鳩山首相が昨夜、米国のルース大使に、普天間基地の移設先を当面決めないことを伝えた。

これに対する、ワシントンのクローリー米国務次官補のコメントは予想通りだった。

「われわれは移設が日本にとり複雑な問題だと分かっている」。

一定の理解を示したと、時事通信は伝えている。

急に米政府が物分りが良くなった印象だが、とくに日米関係が良くなったわけでも悪くなったわけでもない。日本のメディアが勝手に「日米同盟の危機だ」と騒いでいるだけである。

これまでにも何度か書いたように、米国としては沖縄海兵隊のグアム移転予算が差し迫った問題だった。

国防総省が要求していた3億ドルあまりのグアム移転予算について、米下院はそのまま通したが、上院では11月17日の本会議で、予算額の70%を削って可決していた。

グアム移転については日本政府が移転コストの60%を負担することになっている。防衛省は来年度概算要求に、その単年度分を盛り込んだが、日本の新政権がそれを認めるかどうかを見極める必要が米国側にあった。

週刊朝日の12月25日号に、11月13日の日米首脳会談における鳩山首相とオバマ大統領のやりとりが具体的に書かれている。

オバマ大統領 「米国議会は、鳩山政権が前政権が合意したとおり総額100億ドルの移転経費の6割を負担するのか、新政権の方針が見えないと言っている。合意した負担割合は守られるのか?」

鳩山首相 「トラスト・ミー」(私を信頼してください)

「トラスト・ミー」の真意は、辺野古への移設ではなく、グアム移転経費の負担について「信頼してください」とオバマに約束したものだった。

そして、12月6日、岡田外相はルース大使に「県外移設を検討したい」と伝え、ルース大使はこれを了承した。

ところが、その直前に防衛省から「グアム移転経費がゼロ査定になった」と聞いていたルース大使は、「トラスト・ミーと首相は言ったじゃないか」とまくしたてたという。

しかし、岡田首相が確認すると、鳩山首相は次のように語った。

「米議会の対応が見えないので復活折衝で私が決めるという整理にしてもらいました。安心してくださいと大使に伝えてください」(週刊朝日)

12月8日、この鳩山首相の言葉が伝わった米国議会では、大きな動きが起きていた。両院協議会 で、沖縄海兵隊のグアム移転予算が3億1000万ドル、すなわちほぼ満額で復活することが認められたのである。

こういう経緯があるからこそ、鳩山内閣はあるていど安心して普天間問題の先送りを決めることができたといえる。

米国政府の柔軟なコメントの理由も納得できるはずだ。

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コメント

マスゴミが鳩山首相の「トラスト ミー」をとらえて、普天間問題の決着先送りはオバマ大統領に対する約束違反であり「日米同盟の危機」と喧伝している。

事実関係を精査すればまさに本稿指摘の通りで、メディアの批判は的外れだろう。

万事について何らかの魂胆があるのであろうが、メディア各社は猛省しなければ自滅することになりかねないと思う。



USダウ反落。東証は反発。 USダウ先物、時間外、寄り天状態から売り、取引閑散

2009年12月16日 15時40分13秒 | Weblog
日経平均は10,177円の93円高。東証1部の値上がり銘柄数は1,170、値下り銘柄数は393。出来高は27億1,603万株。

日米欧の金融監督当局で構成するバーゼル銀行監督委員会が大手銀行への新自己資本規制の導入を実質的に延期することで大筋合意したと日経新聞で報じられ、自己資本比率引き上げのために巨額増資を実施しなくて済むという期待から三井住友フィナンシャルグループ(8316)やみずほフィナンシャルグループなどの銀行株が買われ、貸渋りも緩和するという期待で不動産株も値上がりしました。

埼玉や鳥取などで男性が不審な状態で死亡していたことが相次いでいることから、警察庁では現在、各都道府県の科学捜査研究所にしか設置していない血液中の薬物検査ができる遠心分離機を、小型の製品ながら全国約1,200全ての警察署に配備することを決めたとNHKが報じたため、遠心分離機を生産している日立工機(6581)が買われました。

日経ジャスダック平均は1,154円の0.11円安。

新興市場では楽天やミクシィやサイバーエージェントなどの主力株は軟調な銘柄が多い状態でしたが、製造業派遣を原則禁止で製造業請負企業は恩恵を受けるという見方からアウトソーシング(2427)はストップ高となりました。

八ッ場にまつわる最近のびっくりした話

2009年12月16日 11時57分48秒 | Weblog
八ッ場にまつわる最近のびっくりした話 (大野ひろみ)より

12月13日(日)高崎市で開かれた八ッ場ダム緊急集会に参加。

「八ッ場のこれからを考える ~ダムなし生活再建への道~」

ところが、翌月曜日は健康福祉常任委員会の予定。
例によって準備が間に合わない。時間がない。知恵もない!!!

このところ毎日朝から晩まで、体が3つあっても足りない忙しさだった。前日の土曜日も東京の表参道で開かれた「化学物質セミナー」にパネリストとして参加。Tウォッチの中地さんと環境省の早水さんに挟まれて、冷や汗ダクダクの半日を過ごしたばかり。

結局日曜日は、午前中いっぱい常任委員会の質問準備に追われ、家を出たのが午後2時。上野から新幹線に飛び乗り、高崎に着いたのが午後4時。

会場に飛び込むと、既に集会は最終コーナーに差し掛かっており、川内博史衆議院議員の秘書の方が会場から発言していた。川内議員は国土交通委員会の委員長。重要人物である。発言の内容は「有識者会議のメンバーが推進派に偏りすぎなど、皆さんはご心配だろうが、前原大臣はちゃんと嶋津さんにも発言の機会を与えますから、どうか安心してください」というようなもの。

前原さん、約束ゲンマンですぞ!

このあと、会場からビックリ発言が相次いだ。

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その① (群馬県草津町の町議から)
「八ッ場ダムはあくまでも推進すべき」という署名が5万4000筆以上集まったというが、草津町では町主導で、税金を使って署名が集められた。町民の多くは、役場から来たものだから、ということで中味もよく分からないまま署名させられたという。他の町でも大方同じような事情で、これで、多くの民意が集まったということには全然ならない。

その②(同じ町議から)
品木ダムに流れ込んでくる白砂川の水は、強酸性の湯川の水を草津の中和工場で石灰を投入して中和したあとの水だが、草津温泉での排水も全て入ってきている。そのため、品木ダムの湖面に鼻を近づけると「加齢臭」のようなイヤ~な悪臭がする。
色も白っぽいグリーンという異様な水。こんな水をその下の八ッ場ダムに溜めると、観光客も逃げてしまうだろう。

その③(埼玉県大利根町の町議から)
大利根町はカスリーン台風のとき、堤防が決壊し大きな被害をこうむった土地。しかし、利根川の改修工事は遅々として進んでいない。 千葉県関宿から埼玉県羽生市までの区間は、この10年間で工事の進捗率はわずか6%。

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八ッ場ダムを作るのにお金をかけるより、利根川の堤防改修に金と力をかけるほうが、実際の洪水には何倍も役に立つ。というより、目の前の堤防の強化をなおざりにして、「八ッ場ダムが洪水を防ぐのだ!」と叫ぶ輩の理性を疑ってしまう。先日の県議会でも、私たち反対派のことを「現実を全く理解しない無責任な話であり、洪水に対するダムの効果は絶大なものである」などと非難した県議がいるが、堤防強化をほっといて、ダムだ、ダムだとは、これいかに。現実を全く理解していないのはあなた方のほうではないですかね。

最後に1都5県議員の会の代表、関口茂群馬県議より閉会のあいさつがあり、集会は盛況のうちに終った。いつもながらの渡辺洋子さんの見事なコーディネーターぶりに敬服。心技一体とは彼女のことだ。

中曽根元首相が特例会見に関与?

2009年12月16日 11時33分33秒 | Weblog
中曽根元首相が特例会見に関与? (永田町異聞)より

天皇陛下と中国の習近平副主席の特例会見を鳩山首相に要請したのは、どうやら中曽根康弘元首相だったらしい。

中曽根氏は2007年6月に、200人の訪中団の最高顧問として上海を訪ね、習近平副主席(当時は書記)と会談している。

不思議なものだ。過去の政権における、天皇の政治利用の一例として、昨日の記事で名を出したその人が当事者として浮上してきた。

定例会見で前原国交相が元首相の関与を明らかにし、その名については、前原自身も他の閣僚も、官邸サイドも口をつぐんでいる。

中曽根元総理の仰せに従ったとは受けとめられたくないからだろう。

むろん、小沢幹事長もこの件で動いたと考えるほうが自然だ。

胡錦濤直系の李克強第一副首相とポスト胡錦濤の座を争う習近平氏が、自身のステータスをアピールしたい一心で、中曽根、小沢の両ルートを通じて、天皇との会見を働きかけた可能性はある。

この件については、後日、詳細な情報が入れば続報を書くことにする。

いわゆる普天間移設問題について、あまりにメディアの報道が真相とかけ離れているので、急ぎそちらのほうに筆を移したい。



15日、USダウ反落49ドル安。 利益確定売り優勢、金融株が安い

2009年12月16日 07時32分17秒 | Weblog
15日の米株式市場でダウ工業株30種平均は5営業日ぶりに反落。

前日比49ドル05セント安の1万0452ドル00セントで終えた。

前日まで4日続伸し1年2カ月ぶりの高値を付けたことから、利益確定目的の売りが優勢だった。

与信コストの増加懸念などから金融株が売られたことも、相場を下押しした。

12月のニューヨーク連銀景気指数が市場予想に反して前月比で大幅に低下したことも相場の重荷になった。

ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は反落し、11.05ポイント安の2201.05で終えた。

高値警戒感に加え、米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果判明を16日に控えて積極的な買いは見送られた。

11月の米鉱工業生産指数や卸売物価指数が前月比で市場予想以上に上昇したが、ニューヨーク連銀指数が低下したことから株式相場への影響は目立たなかった。

 S&P500種株価指数は5営業日ぶりに反落。前日比6.18ポイント安の1107.93で終えた。業種別S&P500種指数では「エネルギー」を除く9業種が下落。「金融」が下落率首位となったほか、「通信サービス」「素材」も安かった。売買高はニューヨーク証券取引所(NYSE)が約11億8000万株(速報値)、ナスダック市場が約19億1000万株(同)だった。

 前日に大手銀シティグループとウェルズ・ファーゴが公的資金の返済計画を発表。新株発行に伴う株主価値の希薄化が嫌気され、金融株が売られた。クレジットカード大手キャピタル・ワン・ファイナンシャルが提出した資料で、11月の貸倒償却率が上昇したことも売りを誘った。シティは3%超下げ、キャピタルワンも安い。ダウ平均採用銘柄ではバンク・オブ・アメリカが下落率首位、JPモルガン・チェースが同2位となった。

 最新鋭中型機「ドリームライナー」の初飛行テストを実施した航空機大手ボーイングは小幅安。朝方発表した四半期決算で2009年12月~10年2月期の利益率が低下する見通しを示した家電量販店大手のベスト・バイは8%超の急落。2010年の収益見通しなどを発表したゼネラル・エレクトリック(GE)も小幅ながら下げた。

 一方、アナリストが目標株価を引き上げたウェルズ・ファーゴは小幅高。アラブ首長国連邦(UAE)アブダビ首長国のアブダビ投資庁が株式を保有していることがわかったハイアット・ホテルズも上昇した。ダウ平均採用銘柄では映画・娯楽大手ウォルト・ディズニーや化学大手スリーエムが上昇した。

CME日経225先物 10170円