日経平均は10,494円の42円安。東証1部の値上がり銘柄数は568、値下り銘柄数は946。出来高は12億4,428万株。
海外投資家がクリスマス休暇で東京株式市場への参加も乏しく、小幅安となる銘柄も多い状態でした。
携帯電話機向けにタッチパネルの搭載が増えると恩恵を受けるという期待で年初来高値を更新していた日本写真印刷も本日は利益確保の売りに押され、中古車の小売り販売の拡大が続いているガリバーインターナショナルや、平均販売単価は戸建てで2,654万円、マンションで2,032万円と他社に比べて安いパワービルダーのアーネストワンも値下りしました。
ディー・エヌ・エー(2432)は自社製ソーシャルゲームを投入したことで10月以降の「モバゲータウン」のページビューが拡大し、広告収入の増加期待から買われました。
チタン工業(4098)は東芝の新型リチウムイオン電池の負極材にチタン酸リチウムを供給することが期待され、値上がりしました。
エンプラス(6961)は薄型テレビのバックライトに使う発光ダイオード(LED)数を大幅に減らせるレンズを開発していることが有望視されています。LEDモジュール(複合部品)にかぶせると光が拡散して広い範囲を照らせるため、LEDモジュールの数を8割以上削減でき、LEDとレンズを合わせたコストは4割減らせるそうです。薄型テレビの中位機種以下向けとして売り込み、来年度中に月産1億個を目指すと11月20日に日経産業新聞で報じられました。
アコーディア・ゴルフ(2131)が年初来高値を更新しましたが、金融機関からの融資枠の契約に地銀を中心に新規で11行が加わり、74億5千万円→130億円に増額されたため、ゴルフ場の買収が機動的に行える状況になったと期待されています。
レナウン(3606)は子会社のレリアンの株式の一部を伊藤忠商事に譲渡し、有利子負債の返済などの財務体質の改善と投資資金の確保を図ることが好感され、値上がりしました。
日経ジャスダック平均は1,168円の1円高。
医療機器メーカーのグッドマン(7535)は撮影時間を2秒と従来の30秒近く、から10分の1に短縮した血管診断装置を2011年秋に国内発売し、米国でも承認を申請していると日経産業新聞で報じられ、ストップ高となりました。
反面、直近新規公開株の美容機器メーカーのヤーマンは値下りし、田中化学研究所やジュピターテレコムやプライムも値下りしました。