明日を信じられる時代になって欲しい。日常の活動日記

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普天間報道の大嘘

2009年12月05日 21時50分48秒 | Weblog
普天間報道の大嘘 (天木直人)より

普天間問題の決着が越年したという。

この事に関する報道がきょう12月4日の各紙の紙面を一斉に賑わせている。

それらを丹念に読み込んでみた。

どうやらマスコミは大きな誤報をする事になりそうだ。

マスコミが意図的に嘘をついているわけではない。

そこに書かれている事は、今の段階では決して嘘ではないだろう。

しかしマスコミは結果的に大嘘を突く事になるの。私はそう考えている。

 一つの大嘘は、普天間基地が越年したことで米国が怒りだす、日米関係が危うくなる、
という嘘だ。

米国は最終的的にはグアム移転を飲むことになる。

その見返りに、日本はさらなる巨額の財政支援と「テロとの戦い」への協力を約束させられる事になる。

もう一つの大嘘は、社民党の抵抗が鳩山首相に越年決定を迫った、という大嘘だ。

今の社民党に連立離脱の覚悟も力もない。

そして連立解消の決定権は小沢幹事長が握っている。

それを端的に示す例が、小沢幹事長が推し進める国会法改革案反対をめぐって見せた社民党の腰砕けぶりだ。

官僚答弁禁止にあれほど反対していた社民党が、小沢幹事長の怒りを見たとたん、震え上がってたちどころに了承に転じた(12月4日各紙)。

小沢幹事長が社民党に「そんなに反対するなら出て行ってもらっていい」と言うだけで、社民党は黙ってしまうのだ。

だから普天間基地決着の越年を決めたのは小沢幹事長なのだ。

小沢幹事長の了解の下に、社民党が国民の前で凄んで見せたパフォーマンスだ。

小沢幹事長の意向を知った上で、鳩山首相もまた「連立維持を大切にしたい」と、あたかもそれが本当に理由であるかのように国民の前で語ったのだ。

福島瑞穂にとってみれば、小沢幹事長了承の下で、党首選を直前に控えたパフォーマンスをさせてもらったということだ。

今後の日本の政治、日米関係はどうなっていくのか。

三党連立を確かなものにして参院選の臨む小沢・鳩山民主党は再び大勝利する。

自民党は崩壊し、社民党、国民新党は民主党に吸収される。

かくて一大国民的政党が出来あがり、その後小沢幹事長悲願の保守二大政党に向けて政界再編が動き出す。

日本の政治から日米同盟に反対する政党がなくなり(共産党をのぞいて)、憲法9条が残されたまま、その憲法9条を完全に否定する日米軍事同盟が並存する奇妙な日本が定着する。

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コメント
民主党が普天間基地の県外・国外移転を目指していることは、もともとアメリカも承知のことである。

日本国民がその民主党を選んだ時点で、アメリカは日本国民の感情や意思がどこにあるかを考え直さなければならない。

それもまた同盟国としてのあるべき姿勢ではないか。

アメリカの独善的なデモクラシーを、一方的に押しつけようとしても、その国の国民感情に配慮することをしないやり方では、世界中どこに行ってもうまくいくはずがない。

わたしたちは、いつまでも終戦直後のウブでおとなしいままの国民ではないのだよ。

鳩山首相に求められる捨身の覚悟

2009年12月05日 17時41分07秒 | Weblog
鳩山首相に求められる捨身の覚悟 (永田町異聞)より

そろそろ、鳩山首相も、捨て身の心境になる必要がありそうだ。宰相の座の孤独に耐えているだけが能じゃない。

国のために大切だと思うことをやる。それだけを考えて頭をすっきりさせることだ。

あちらにもこちらにも、気を遣って何もできないというのでは、それこそ国民に愛想をつかされる。

10兆円の二次補正予算を主張していた亀井静香に気圧されたのか、渋る財務省を説得して7.1兆円規模にこぎつけたと思ったら、まだ足りない、「8兆円だ」と亀井は言って譲らない。

7.1兆円と8兆円でどう効果が違うのか知らないが、亀井静香があたかも総理大臣のように威張っている姿を、喜んでみている人は少数だろう。国民は国民新党政権を選んだのではない。

来年の参院選まで国民新党、社民党との連立政権をもたせるなんて、まことに小さな考えである。

連立が崩れると、参院で過半数を確保できなくなり、法案が立ち往生して、政権運営は、ままならないではないかという。それはそうだが、国民新、社民に連立離脱する根性があるなら、やってみるがいい。

かりに連立が壊れ、参院で民主党が過半数を確保できず、国民に必要な法案が通らないことがあれば、反対する政党が参院選で国民から制裁を受けるだけのことだ。

まずは、国民に必要不可欠な政策を信念をもって進めることだ。

亀井がなんと言おうと、来週早々には7.1兆円の二次補正を閣議決定することが肝要だろう。首相のひと言で決まりである。あくまで拒否するなら大臣を罷免すればいい。

今日の朝日新聞に、亀井のふるまいに対する民主党内の怒りが噴出しているとある。

小泉郵政改革への亀井の私怨につきあって、日本郵政社長を西川善文からかつてのミスター大蔵省、斎藤次郎に交替させ、郵政株式凍結法案を会期延長までして通したというのに、まだ飽き足らずに、亀井は二次補正増額を要求している。

そういう思いなのだろう。菅直人は「さじを投げた」と言ったらしい。

一筋縄ではいかぬ手練手管の男に、菅直人の直球勝負では分が悪い。平野官房長官も期待したほど腹芸に長けた狸ではない。

ならば、参院の5議席を武器に政権内で暴れまくる亀井を抑えられるのは小沢一郎しかいないが、いまのところ静観の構えを崩していない。ただ、それは小沢が冷酷だからというわけではあるまい。

鳩山に向ける小沢のどことなく冷たい視線に、ポスト鳩山を模索し始めたのではと、取りざたするメディアも多いが、小沢は外見のイメージより義理堅く、礼節を重んじる男である。

西松献金事件で小沢をかばった鳩山が、自らの偽装献金疑惑で苦しみ、米軍基地問題や補正予算をめぐって、連立を組む他党閣僚との意見の違いに悩んでいる。

そういうとき、小沢が下手に内閣のすることに首を突っ込めば、闇将軍のレッテルを貼りたがるメディアの餌食となるのは必定だ。

つまり、鳩山は小沢を頼りにしたり、小沢の意向を忖度する局面ではないということだ。

総理たるもの、国のために身を捨てる覚悟が必要だ。結果を恐れず、自ら信じるところに従うべきである。



普天間移設を急ぐ人たち

2009年12月05日 14時28分29秒 | Weblog
普天間移設を急ぐ人たち(きっこの日記、12.5)より

【沖縄はマスゴミもぐるになった自民党政権時代の利権の巣窟】

昨日の朝、テレビ朝日の「やじうまプラス」を見てたら、コメンテーターの三田園さんが、沖縄の普天間基地の問題で、「社民党の福島さんは、辺野古への移設に反対するなら反対するで、ちゃんと対案を出すべきだ」的なことをノタマッてた。相変わらず、舌に油を塗ったみたいな凄まじい早口でしゃべってたから、あとは何言ってんだかほとんど聞き取れなかったけど、この聞き取れた部分だけにツッコミを入れさせてもらうと、みずほたんは、ちゃんと「硫黄島かグアムへ移転すべき」っていう対案を出してるよ。三田園さん、一応、テレビ朝日を代表してコメントしてんだろうから、もうちょっとキチンと調べてから発言して欲しいと思った。それから、あまりにも早口でいつも何言ってんだか半分くらいは聞き取れないから、もうちょっと落ち着いてしゃべったほうがいいと思った。

それから、普天間基地をすべてグアムに移転するっていう1つの案が出てることに対して、ゲストの長島一茂が、「そんなに遠くに移転しても日本を守る上で大丈夫なのか」的なことをノタマッてた。この人って、サスガ、コイズミのバカ息子の野球バージョンだけのことはあって、野球以外のことは話さなきゃいいのに、何かしゃべるたびに知能の低さを露呈しちゃうよね。だけど、「漢方薬が保険から除外される!」とかって大騒ぎしてる人たちみたいに、長島一茂並みの知能の人たちは他にもいそうだから、何度も繰り返して書いて来たことをもう一度書いとくけど、沖縄の普天間基地の海兵隊ってのは、ニポンが他国から攻められた時にあたしたちを守ってくれる部隊じゃないんだよ。アメリカ軍の海兵隊ってのは、ベトナムしかり、イラクしかり、アフガンしかり、他国を侵略するための部隊であって、指令系統がぜんぜん違うんだよ。

さらに言えば、アメリカ軍の海兵隊が沖縄にいるのは、ニポンを守るためじゃなくて、テメエの国の石油を確保するために、いつでも中東へ殴り込みに行けるように準備してんのがメインの目的なんだよ。だから、このまま沖縄にいようが、関西空港へ行こうが、グアムへ行こうが、どこに行ったって、ニポンにとっては何も変わらないんだよ。こんなことも知らないで、「ニポンにアメリカの軍隊があれば助けてくれる」なんて考えてる単細胞は、一度、頭蓋骨をパカッと開けて、小ぶりでシワの少ないツルツルの脳みそを環境にやさしい「やしのみ洗剤」でよく洗ってみたほうがいいと思う今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?

‥‥そんなワケで、今日は、普天間基地の問題について、三田園さんや長島一茂をはじめとした多くの人たちがまったく知らない重要事項をご紹介しようと思う。だから、バカマスコミの垂れ流す偏向報道なんか無視して、普天間基地の問題について語りたい人は、まずは、今日の「きっこの日記」を最後まで読むことをオススメする。で、最初に言っとくけど、これからあたしが書くことは、すべて自民党政権時代に国会の場で公開されたことなのに、自民党から内閣機密費をもらってたマスコミのコシギンチャクどもが、自民党の指示通りにいっさい国民に報じないで来たことばかりだ。そこんとこを踏まえた上で、シッカリと読んでもらいたい。

で、まずは、「普天間基地問題の基礎知識」ってことで、これまでのニポン側の流れを1000文字以内にマトメてみるけど、普天間飛行場の名護市辺野古への移設が日米間で合意されたのは、13年前の1996年の「SACO合意」だ。だけど、名護市の住民投票で移設に反対する住民が大多数を占めたり、反対運動や座り込みが続いてた上に、この間も、軍用ヘリが大学に墜落したり、アメリカ兵による凶悪犯罪があとを絶たなかったりで、沖縄の人たちの苦悩は続いてた。ニポン政府は、こうした事件が起こるたびに「綱紀粛正(こうきしゅくせい)につとめる」っていうお決まりのセリフを繰り返すだけで、日米地位協定の抜本的見直しを求める沖縄の人たちの願いは、自国の政府によって踏みにじられ続けて来た。

もともと、普天間基地の移設の話が持ち上がったのも、1995年に、沖縄のキャンプハンセンに駐留してた3人の米海兵隊員が12才の小学生の女の子を拉致して、顔と手足を粘着テープでグルグル巻きにして、海岸でレイプしたことが発端だった。これほど酷い鬼畜のような犯罪を犯していながら、アメリカ側は日米地位協定を盾にして、3人の犯人の身柄引き渡しを拒否したのだ。日米地位協定を悪用して、やりたい放題の米兵たちと、いつまでも弱腰なニポン政府。これに激怒した沖縄の人たちは、連日、基地を取り囲むなどしてアメリカに抗議した。そして、沖縄の怒りは全島へと広がり、いよいよ収拾がつかなくなった日米政府が県民たちを鎮めるために提案したのが、この「普天間基地の返還」だった。

でも、こうした経緯で持ち上がった基地移設計画なのにも関わらず、計画から9年が過ぎても、ニポン側の「普天間飛行場の辺野古への移設計画」はまったく進まない。そりゃそうだ。だって、この計画は、当時、名護市への説明が何もないまま、ニポンの政府とアメリカの政府だけで勝手に決めちゃったことなんだもん。さらには、当初、アメリカ側は、長さ45メートルのヘリパッドだけを要求してたのに、どうせ移設するなら巨大な滑走路を造って大儲けしようと考えた自民党、防衛省(当時は防衛庁)、軍需専門商社、土建屋なんかが、アメリカ側の要求の何十倍もの計画に膨らませちゃった。これが、総工費5000億円とも言われてる現在の巨大滑走路の計画なのだ。

‥‥そんなワケで、ここまでのことは、今まで何度も書いて来たし、一応は報道もされてることだから、知ってる人のほうが遥かに多いと思うけど、今回のテレビや新聞の扇動報道で、初めてこの問題に興味を持った人たちのために、ザックリとマトメてみたワケだ。で、ここからは、ニポンのマスコミがワザと報道して来なかったことを書いてくけど、何よりも重要なことは、日米の一部の右寄りのアホ新聞が垂れ流してる「アメリカ政府が普天間飛行場の名護市辺野古への移設を望んでる」っていう報道が、まったくの大ウソだってことだ。

さっきも書いたように、普天間飛行場の名護市辺野古への移設が日米間で合意されたのは、13年前の1996年の「SACO合意」で、この時から2005年までは、確かに、その合意の内容がそのまま堅持されてて、両国の政府は合意の通リに計画を遂行してた。だけど、これまたさっきも書いたように、ニポン側の計画だけが、多くの沖縄の人たちの反対によって、ぜんぜん進んでなかった。それで、9年経ってもぜんぜん進まない上に、その間にニポンの総理大臣は、橋本龍太郎、小渕恵三、モリヨシロー、コイズミと、4人も交代したもんだから、そのたびに引継ぎ、引継ぎ、引継ぎで、まったく先が見えない。

こんな状態だったから、アメリカ側は業を煮やして、1996年の「SACO合意」の内容を一部変更して、独自の計画を立て始めた。それが、2006年5月にアメリカ側が発表した「再編実施のための日米ロードマップ」で、この中には、当時の総理大臣のコイズミの強い要望から、辺野古の海を埋め立てて巨大なV字型滑走路を建設するって計画だけは残されたけど、アメリカ側としては、沖縄に残す約束になってた他の部隊のほとんどをグアムに移転することに変更してて、その中には「海兵隊ヘリ部隊」も含まれてたのだ。もともと、辺野古の海を埋め立てて造る滑走路は、この「海兵隊ヘリ部隊」のためのものだから、アメリカ側が「海兵隊ヘリ部隊」もグアムに移転することにした以上、この2006年5月の時点で、辺野古に限らず、すでにニポンには必要のない滑走路になったってワケだ。

だけど、当時の自民党政権としては、5000億円もの利権がからんだ巨大な公共事業を簡単には手放したくない。それで、ブッシュと蜜月だったコイズミが、何とか辺野古の埋め立て計画を推し進めるために密談して決めたのが、「演習用の滑走路」っていう大義名分だった。つまり、「海兵隊ヘリ部隊はグアムへ移転しちゃうけど、ヘリ部隊がタマにニポンに立ち寄った時に演習で使う滑走路ってことにしとけばいいじゃん」てワケだ。これは、今年の5月21日の「外交防衛委員会」に参考人召致された拓殖大学の海外事情研究所で日米安保を専門にしてる川上高司教授も、以下のように述べてる。

「31MEUは、最大四隻の強襲揚陸艦で出動し、歩兵大隊、砲兵大隊混成の航空部隊及びサポートグループなどのエレメントで構成されるわけですが、各エレメントは平時は一つの駐屯地に集結しているわけではなく、緊急時になりましたら一つの部隊として集結し出動いたします。したがいまして、それぞれのエレメントが離れた場合、集結するまでに時間が掛かり、即応性が低下してしまいます。また、特にヘリ部隊の役割が大きく、歩兵とヘリを分散化することは困難になるわけであります。」

ものすごくマニアックで、石破ちゃんみたいな軍事ヲタクじゃないとチンプンカンプンだと思うけど、「MEU」ってのは「海兵隊遠征隊」のことで、フランク・ザッパに言えば、1つの部隊を構成してる各チームは、有事の際にはすぐに集合できるような場所に配置してなきゃダメで、特にヘリ部隊と歩兵は近くにいないと対応できなくなる‥‥ってことだ。でも、今のニポン側が公表してる計画は、ヘリ部隊だけを沖縄の辺野古へ移設して、他の部隊を岩国だとか別の基地へ移動させて、司令部だけをグアムへ移転させるっていうトンチンカンなものなのだ。つまり、これまで自民党が公表して来た計画ってのは、アメリカの兵力を分断しちゃう大バカ計画なのだ。

一方、アメリカ側はと言えば、3年半も前の2006年5月に発表した「再編実施のための日米ロードマップ」の中で、すでにほとんどの部隊をグアムに移転するって明言してる上に、翌2007年9月に米太平洋軍司令部が発表した「グアム統合軍事開発計画」には、以下のように明記してあるのだ。

「海兵隊航空部隊とともに移転してくる最大67機の回転翼機と9機の特別作戦機CV-22航空機用格納庫の建設、ヘリコプターのランプスペースと離着陸用パッドの建設」

これは、辺野古に計画されてる施設そのものであり、つまり、米政府および米軍は、2007年9月の時点で、すでに辺野古に移設するハズだったヘリ部隊用の滑走路や施設をぜんぶグアムへ移設することに計画変更してたのだ。実際、グアムのアンダーセン空軍基地の副司令官、ジョエル・ウエスタ大佐は、この「グアム統合軍事開発計画」が公表される2ヶ月前の2007年7月の時点で、軍司令部から「海兵隊の航空機(ヘリ)が65機から70機、こちらに来ることになる」って通達されてたってハッキリと証言してる上に、「沖縄からのすべての海兵隊がグアムへ移転して来てくれれば、アジアに対する軍事的抑止力が強化する」って喜んでるんだよね。そして、ウエスタ大佐は、この通達に対して、「海兵隊の来る場所はすでに整備してある。ヘリ部隊でも航空部隊でも、どんな機能でも受け入れ可能だ」って対応してるのだ。

また、アプラ海軍基地のロバート・リー大佐も、「海兵隊のヘリ部隊がグアムに来ることになると聞いている」って証言してるし、さらには、グアムのカマチョ州知事もクルツ副知事も、「日本から海兵隊が移転して来ることは大歓迎だ。われわれはすでに海兵隊が移転して来た時のためのマスタープランを作成中だ」って言ってる。つまり、普天間基地のヘリ部隊も含めた海兵隊がグアムへ移転するって話は、軍の中だけの極秘事項とかじゃなくて、州知事とかにまで話が行ってる「公然の事実」だったってことだ。

2年も前の時点で、こんな具合だったんだよ。そして、この事実を裏づけるのが、去年の2008年9月15日に、アメリカ海軍長官からアメリカ下院軍事委員会議長へ「国防総省グアム軍事計画報告書」として提出された「グアムにおける米軍計画の現状」だ。この中には、沖縄からグアムへ移転する部隊名がすべて記されてるんだけど、ここには、沖縄のほとんどの海兵隊実戦部隊と、辺野古へ行くハズのヘリ部隊を含めた普天間基地のほとんどの部隊名が明記されてる。それも、この時の報告だけじゃなくて、このあとも同様の内容の報告書が何度も提出されてて、そのすべてに「海兵隊ヘリ部隊」の名前が明記されてるのだ。

‥‥そんなワケで、ここまで読めば分かったと思うけど、つまり、未だに辺野古へ移設だの嘉手納基地に統合だのって騒いでるのはニポンの中だけの話で、アメリカ側は、2年も前から「海兵隊はヘリ部隊も含めてすべてグアムへ移転する」って決めて動いてたのだ。そして、ニポンはと言えば、グアムへ移転しちゃうヘリ部隊のために、5000億円もの税金をドブに捨てて「無用の長物」の滑走路を造ろうとしてるワケで、すべては、この巨大公共事業の利権に群がってる自民党の議員や防衛省の官僚や軍需専門商社や土建屋なんかが、意地でも建設しようとしてるってだけの話なのだ。

そして、日米の一部の右寄りのアホ新聞が垂れ流してる「アメリカ政府が普天間飛行場の名護市辺野古への移設を望んでる」っていう大ウソ報道とは正反対に、アメリカの「グアム移転計画」はチャクチャクと進んで来たワケだけど、今まで13年間も延ばし延ばしにしてたニポン側が、ここに来て何で急にあわて始めたのかって言うと、先月の11月20日に、これまでアメリカが進めて来た計画に沿って「沖縄からグアムおよび北マリアナ・テニアンへの海兵隊移転の環境影響評価/海外環境影響評価書ドラフト」を公開したからだ。これまた長い名前の報告書だけど、名前だけじゃなくて中身も長くて、ナナナナナント!全9巻で8000ページ以上もある。

もちろん、ぜんぶ英語で書いてある上に、軍事に関する専門用語が満載だから、サスガのあたしもオイソレとは読破できないけど、これをちゃんと読んでくれた人によると、第2巻の「グアムへの海兵隊移転」と第3巻の「テニアンへの海兵隊訓練移転」の中に、普天間基地からグアムへ移転することが決定してる部隊名がすべて明記してあって、その中には、やっぱり「海兵隊ヘリ部隊」の名前がハッキリと書かれてるそうだ。そして、「海兵隊ヘリ部隊」だけじゃなくて、沖縄に残るハズの「地上戦闘部隊」や「迫撃砲部隊」や「補給部隊」までもがグアムに移転する部隊として明記されてるのだ。

これは、「2014年までのグアム移転計画を2010年に前倒ししたい」っていうアメリカ側の意向によるもので、つまりは、アメリカは海兵隊をぜんぶ引き連れて、トットとグアムに移転して、自分たちが理想としてる兵力配備を実現させたいってワケだ。だから、ニポンでの代替え滑走路の利権にからんでるヤツラは、このままだと自分たちのモクロミがパーになっちゃうから、急にアセリマクリスティーになっちゃって、「年内には!」とかノタマイ始めちゃったってワケだ。だいたいからして、今まで何十年も苦しんで来て、移設計画が持ち上がってからも13年も苦しんで来た普天間基地の周辺の人たちに対して、これまで「普天間」の「ふ」の字も口にしなかった政治家とかが、今になって、突然、「世界で最も危険な普天間基地」とかって言い出して、「年内には!」とか「1日も早く!」とか騒ぎ出したのって、どう見てもおかしいよね。

基地の周辺の人たちは、もう何十年もガマンして来たんだから、ここで1ヶ月や2ヶ月を急いで中途半端な代替え案なんかで決着されるよりも、半年先でも1年先でも、完全に沖縄から普天間基地がなくなってくれたほうが遥かに喜ぶハズだ。こんなこと、長島一茂でも分かる理屈だろう。ようするに、「年内には!」とか「1日も早く!」とかって騒いでる政治家は、与野党問わずに利権にからんでるヤツラだってことで、逆に言えば、「年を越してもジックリと」って姿勢でいる政治家は、この利権とは無関係で、ホントに沖縄の人たちのことを考えてる政治家だってことだ。なんて分かりやすいんだろう。

‥‥そんなワケで、これほど懇切丁寧に説明して来ても、それでも「漢方薬が保険から除外される!」とかって大騒ぎしちゃうようなタイプの人たち、簡単にオレオレ詐欺に引っかかっちゃうようなタイプの人たちには、まだよく理解できないかもしれないので、最後に、今日の日記を書くにあたって参考にさせていただいた「原典」を紹介しとく。普天間基地に苦しんで来た宜野湾市の伊波洋一市長が、11月26日付で発表した「普天間基地のグァム移転の可能性について」っていうレポートと、それを分かりやすく図解や写真入りでマトメたレジュメやプレゼンテーション資料だ。もちろん、こうしたレポートや資料を参考にして、それを分かりやすく簡単に書いたのが「きっこの日記」だから、これらの「原典」は、今日の日記よりも長くて難しい。だから、もっともっと手抜きしたい人は、「反戦な家づくり」の明月さんが、すべての結論をわずか数行にマトメてくれてるので、こちらのエントリー(http://sensouhantai.blog25.fc2.com/blog-entry-803.html)を読んでみて欲しいと思う今日この頃なのだ。

紅葉だより

2009年12月05日 08時16分07秒 | Weblog
紅葉だより

京都の名所 色づき状況 更新日
洛北
貴船神社  落葉 11/20
三千院   落葉 11/27
寂光院   落葉 12/4
宝泉院   落葉近し 12/4
実相院   落葉近し 12/1
蓮華寺   落葉近し 12/4
曼殊院   落葉近し 11/27
詩仙堂   落葉近し 11/27
圓光寺   落葉近し 11/27
源光庵   落葉 12/4
高桐院   落葉近し 11/27
叡山電車  落葉近し 11/19
赤山禅院  落葉 12/1
洛中
糺の森   紅葉見ごろ 11/26
北野天満宮 紅葉見ごろ 12/2
京都御苑  落葉近し 12/4
妙覚寺   落葉近し 11/27
洛東
真如堂   落葉近し 12/1
法然院   落葉近し 11/26
永観堂   落葉近し 11/26
南禅寺   落葉近し 11/26
高台寺   落葉近し 12/2
清水寺   落葉近し 12/2
毘沙門堂  落葉近し 11/26
金戒光明寺 落葉近し 12/1
知恩院   落葉近し 12/2
勧修寺   落葉 12/4
青蓮院門跡 落葉近し 12/2
洛西
神護寺   落葉 11/26
常寂光寺  落葉 12/4
天龍寺   落葉近し 12/4
祇王寺   落葉近し 12/4
嵐山・渡月橋 落葉近し 12/4
光明寺   落葉近し 12/3
善峯寺   落葉近し 11/25
退蔵院   紅葉見ごろ 11/30
法金剛院  落葉近し 12/3
二尊院   落葉 12/4
化野念仏寺 落葉 12/4
清滝    落葉 11/18
宝厳院   落葉近し 12/4
地蔵院   紅葉見ごろ 12/3
大原野神社 落葉近し 12/3
鹿王院   落葉近し 12/4
嵯峨野トロッコ列車 落葉 12/4
洛南
東福寺   落葉近し 12/4
光明院   紅葉見ごろ 12/4
泉涌寺   落葉近し 12/4
興聖寺   落葉近し 12/4
醍醐寺   落葉近し 11/27

4日、USウ3日ぶり小反発 22ドル高。 雇用統計好感、資源株は安い

2009年12月05日 08時06分29秒 | Weblog
4日の米株式市場でダウ工業株30種平均は3営業日ぶりに小反発。

前日比22ドル75セント高の1万0388ドル90セントで終えた。

11月の米雇用統計で雇用の減少幅が市場予想を下回り、失業率も低下。

米雇用持ち直しへの期待が広がり買いが入った。

ハイテク比率が高いナスダック総合株価指数は反発で、21.21ポイント高の2194.35で終えた。

11月の米雇用統計で、非農業部門の雇用者数の前月と比べた減少幅は1万1000人と市場予想(12万5000人減)より大幅に少なかった。

失業率は10.0%と、前月実績や市場予想(ともに10.2%)を下回った。

ダウ平均は一時150ドル超高い1万0516ドルに上昇し、取引時間中の今年の最高値を上回った。

ただ、雇用統計を受けて外為市場でドルが買われたため、ドルの下落を背景に上昇していた金など商品先物相場が下げ、資源株が下落した。

労働市場の持ち直しで米利上げが予想より早まるとの見方が出て、相場の上値を抑えたとの見方もあった。

CME日経225先物 10225円