Butzmetz LingerieZ Blog

Butzmetz社長による徒然音楽日記。

音楽ネタその214:Paul McCartney

2008-02-12 22:42:27 | Weblog
稀代のメロディ・メーカー、Paul McCartneyが、イギリスでも史上最高額となりそうな離婚訴訟に巻き込まれているらしい。ここ数日中に妥結しそうだとのことだが、金額はなんと 115億円。離婚に伴う慰謝料の金額としてもギネスに載りそうだな。彼の総資産は推定で約1700億円らしいので、そんなに痛くないのかもしらんけど(ビ ル・ゲイツなどと比べて意外に少ないと思うのは私だけ?)。

ここ数回の音楽ネタは、偶然ブリティッシュ・ロックを支えたジャイアントのご登場が多いが、今回は、たまたま見たニュースもあり、ポール・マッカートニーにいってみよう。ご存知、ジョン・レノンと並びビートルズの中心メンバーであり、ビートルズ解散後も精力的に音楽活動を行い、それこそ「20世 紀において最も成功したロック・ミュージシャン」、「最も稼いだロック・ミュージシャン」としてギネスに載ったことがあるはず。

私は、といえば、別にこの人から大きな影響を受けたというわけではないものの、ビートルズ時代からウィングス、ソロ活動などなど、一通りは聞いて きたつもりだ。やっぱり素直で聞きやすい、それでいてさりげなく凝ったメロディラインとハーモニーが魅力的な楽曲を数多く書いている、卓越した作曲家・プレイヤーだと思う。

映像はウィングス時代のヒット曲の一つ、"Silly Love Song". 前妻の故・リンダ・マッカートニーの姿も映っている。現在の奥方であるヘザー・ミルズには、この曲で歌われているような愚直なまでの素直な愛の物語を聞かせたことはなかったのかな?(うーん、我ながら決まった^^ナイス・コメント!?)それはともかく、彼の本業である音楽であまり目立ったニュースが最近聞こえてこないのが少し残念。天才作曲家も既に65歳。この騒動をパロディにしてなんか曲でも書くくらいのジョークが欲しいところだと思うが如何か?(笑)

P・マッカートニー離婚協議大詰めへ、慰謝料100億円を超える可能性も
http://www.afpbb.com/article/entertainment/news-entertainment/2349707/2631037

http://www.youtube.com/watch?v=LZ4811Y5kCI

(Butzmetz社長)

音楽ネタその213:Jimi Hendrix (part2)

2008-02-12 01:03:18 | Weblog
今宵もまた思いつき。天才Jimi Hendrixにいってみよう。

まあ、あんまごちゃごちゃ書くのはやめよう(笑)。映像は彼がExperienceというトリオと共にイギリスのBBCに出演したときのもの。曲は彼の代表作の一つ、"Voodoo Chile". とにかくジミヘンが目立ちがちだが、他の2人もなかなかのテクニシャンである。歯でギターを弾く姿も映っており、なかなかクールだ。恍惚とした表情でギターを弾く姿に妖しさも感じる。

http://www.youtube.com/watch?v=22eubaCUNJU

お次はご愛嬌だが、彼がギターを燃やしてぶち壊すシーン。やっぱ衝撃的だね。こんな発想のショーなんて当時はなかっただろうし、今見ても「すげー」って感じだな。

http://www.youtube.com/watch?v=nFUS7FlYE_g

最後はモントレーのライブから"Killing Floor". ジミヘンのファンキーなコード・カッティングで始まる曲調が非常にクール。とにかく歯で弾くとかギターを燃やすとか、「魅せる」要素が引き合いに出されがちな人だが、こういうファンキーな要素こそ、彼の一流ギタリストとしての評価を確固たるものにしているようにも思うね。

http://www.youtube.com/watch?v=QA38TWQ0d-s

いやぁ、思いつきの割には結構マジメに書いちゃったな(笑)。彼が亡くなってから既に40年ほど経っているが、未だにRolling Stone誌で「史上最高のロック・ギタリスト」に選出されているのは驚異的だ。もう二度と現れないであろう天才に合掌。

(Butzmetz社長)

音楽ネタその212:Allman Brothers Band

2008-02-11 14:25:38 | Weblog
今日のネタはSouthern Rockの代表格、Allman Brothers Bandにいってみよう。

このバンド、歴史は非常に長く、1960年代に結成され、主要メンバーの事故死という不幸に見舞われつつ、2度ほど解散しながらも、まだ形を変えて継続している。初期の中心メンバーだったDuanne & Gregというオールマン兄弟からバンド名が取られているわけだが、弟のグレッグがまだ健在で(アニキのデュアンはわずか24歳という若さでオートバイ事故死)、かろうじてバンドのブランドが残っている、てな感じだね。

サザン・ロックてのはある種独特なジャンルであり、恐らく大多数(特に南部)のアメリカ人の心に素直に入ってくる音楽であろうカントリー&ウェスタンがベースにあるせいか、根強い人気があるように思う。なかなか日本人など、アメリカから見た外国人には理解しにくい感覚なんだろな。

最初の映像は、彼らの初期の大名盤、"At Fillmore East"というライブに収められた"Statesboro Blues". エリック・クラプトンにも多大な影響を与えたスライド・ギターの名手、デュアン・オールマンの気合の入ったソロが良い。

http://www.youtube.com/watch?v=jfZdwCtrKWI

お次は比較的最近のヒット曲で"Jessica". 彼らのもう一つの特徴であるツイン・ギター・サウンドが堪能できる一曲。カウボーイ・ハットなどが「いかにも」だし、アレンジ的にはちと「くさい」感じもあるが(笑)、多分南部アメリカ人はこういうサウンドが好物なんだと思う。合わせてご堪能あれ。

http://www.youtube.com/watch?v=WfM6nRVBvGs

(Butzmetz社長)

音楽ネタその211:Stanley Jordan

2008-02-10 00:55:57 | Weblog
どうもこう寒いと筆が進まざるを得ない(笑)。家に閉じこもってギター三昧だ。というわけで、タッピング・ギターの魔術師、Stanley Jordanにいってみよう。

普通、ギターという楽器は利き腕が右手の場合、左手で弦を押さえて右手で爪弾くか、ピックと呼ばれる小さな板で弦を弾く。これが基本的な弾き方になるのだが、この人は両方の手で弦を指板上で「叩く」ことにより音を出す。さながらピアノのような要領だ。両手が完全に自由になるので、通常の弾き方では到底できないような広がりが出る。ちょっと大道芸的な感じも否定できないが、このスタイルをマスターしている人は世の中でもごくわずかだろう。

映像は完全なソロとコンボ・スタイルから。ソロの方はビートルズの名曲"Eleanor Rigby".コンボの方はジャズ・スタンダード中最もポピュラーな曲「枯葉」。驚異的なテクニックだが、すごく美しい音楽的な演奏だと思う。まとめてご堪能あれ。

ところでこの人、小島よしおに似てると思うが如何か?(爆)

http://www.youtube.com/watch?v=OHZTyfKseZE&NR=1

http://www.youtube.com/watch?v=baDM3_6w8-E&NR=1

(Butzmetz社長)

音楽ネタその210:Steely Dan (part2)

2008-02-09 23:36:49 | Weblog
今宵のネタはSteely Danにいってみよう。つい数年前の再結成ライブの映像だ。

難解でシニカルな歌詞と、知的でジャジーな曲が魅力。でも決して冷たい感じではないのは、根底にブルース・フィーリングがあるからだと思う。当代きっての売れっ子スタジオ・ミュージシャンを贅沢に使って作られたレコードも魅力。彼らのヒット曲はたくさんあるが、その中でも代表的な一曲、"Babylon Sisters"にいってみよう。レゲエのリズムに乗った複雑なコード進行がおしゃれ。トロンボーンがソロをとっているのも意外で良い。

http://www.youtube.com/watch?v=uiy09DIsZFU

(Butzmetz社長)

いよいよ来週!Butzmetz Live!

2008-02-09 22:42:46 | Weblog
いよいよ来週!天気が気になるところですがお暇な方は是非!Cyber Punk Jazz Bandこと、私が率いる"Butzmetz LingerieZ"の次回ライブのお知らせです。

2008年2月16日@吉祥寺Silver Elephant
(http://www.silver-elephant.com/)

出演:

Butzmetz Global Edition
Ts 片山広明
(渋さ知らズ、忌野清志郎・Blueday Hornsなどなどで大活躍中の大御所テナーサックス!)
Pan Flute ウォルティ・ブヘリ
(渋さ知らズ他で大活躍中のパンフルート奏者!)
Gt 米山 興
Ba 塩入信之
Ds 遠藤 亘
Per KENGO

BARAKA
b.vo.依知川伸一
g.高見一生
dr.平石正樹 charge:前売り2500円、当日2700円
open 18:00 start 18:30
前売り予約開始日:12月16日 15:00~
TEL:0422-22-3331
絶賛前売券発売中!!ご希望の方は店にご連絡いただくか私まで!
BARAKAはシルエレでもお馴染みの素晴らしいプログレッシブ・ハードロックバンドです(http://www.barakarock.com/japan.htm)。今回も新曲含め盛りだくさんでお送りします。なお私たちは2番目の出演、19:45頃になりそうです。乞うご期待!

(Butzmetz社長)

音楽ネタその209:Frank Sinatra (part2)

2008-02-08 23:39:53 | Weblog
今宵は往年の大スター、Frank Sinatraにいってみよう。さながら日本でいえば石原裕次郎みたいなもんか?(笑)

まあ、日本でシナトラといえば、おっさん上司がカラオケで調子にのって歌う"My Way"くらいしかメジャーじゃないかもしれんが(もちろん、あれはあれで良い曲なんだけれども)、私が大好きな彼の作品の一つに、Quincy Jonesがプロデュースした"L.A. is my lady"というアルバムがある。

今宵お送りするのはそのタイトル・チューン。YouTubeにはライブバージョンもあるのだが、あえてプロモーション・ビデオを選んだのは、登場人物がヴァラエティに富んでいるから。まずはDave Lee RothとEddie Van Halenの二人によるジョークたっぷりの曲紹介に始まり、ビデオ中に結構セレブが登場する(Donna SummerやQuincy Jonesなどなど)。肝心のご本人は、フレッド・アステアなどと出演していた白黒映画の映像のみ、という、いかにもMTVっぽいおもしろい構成だ。

実を言うとこのアルバム、さすがクインシー・プロデュースだけあって、かなり贅沢なメンバーがバックを勤めている。それこそ、歌の合間を縫うように流れるギターはジョージ・ベンソン(!)だし、ホーンセクションの一員にブレッカー・ブラザーズ(!!)、ベースは大御所、故レイ・ブラウンやマーカス・ミラー(!!!)などなどが参加している。

さすが音の魔術師、クインシーだ。シナトラのNY系のゴージャスな雰囲気に西海岸の爽やかなテイストを加えた力量はため息ものだ。

シナトラは晩年が不幸でしたな。不世出の大スターだろうね。あいにくここには登場しないけど(笑)、ご堪能あれ。

http://www.youtube.com/watch?v=XAo0DThgc9Q

(Butzmetz社長)

音楽ネタその208:Kenny Burrell (part2)

2008-02-08 00:08:26 | Weblog
またもや思いつきネタで、ジャズギターの巨匠Kenny Burrell。御年70を越えた大ベテランだ。数多くのジャズ・ジャイアンツが鬼籍に入る中、まだ健在なのは嬉しい限りだ。

以前にも書いたが、この人はライブを是非見るべし。レコードは今ひとつ(笑)。オーソドックスながらも、アンサンブルに使えるフレーズがてんこ盛りだ。今宵は、これまたオルガンの巨匠であるJimmy Smithとの競演をお送りしよう。さりげにランディ・ブレッカーが映っているのがしぶい(笑)。

ゴキゲンだねぇ(笑)。

http://www.youtube.com/watch?v=H9C3Yq8lEs4

(Butzmetz社長)

音楽ネタその207:Eric Clapton (part2)

2008-02-05 23:08:22 | Weblog
前回たまたま聞きたくなったJeff Beckつながりで、今回は「ギターの神様」ことEric Claptonにいってみよう。

「ギターの神様」なんていわれるくらいだから、もう彼に弾けないフレーズなんてないのではないか、と思われるかもしれないが、決してそんなことはない(笑)。もちろん、クラプトンは巧い。オーソドックスながらツボを押さえたギターを弾く人だ。若い頃、クラプトンが"Slow Hand"と呼ばれた由縁は、あまり手が動いていないように見えるのに、やたらとたくさん音が詰め込まれたフレーズが聞こえてくる彼のギタープレイに対する尊敬と驚異を表明したニックネームなのだ。

だが、それ以上に彼を魅力的にしているのは、人間臭さなのだ。名曲"Layla"は、大親友であったジョージ・ハリソンの元奥方と道ならぬ恋に落ちてしまった際の苦しい思いを歌にしたものとされている。結局、ジョージ・ハリソンからの略奪愛に成功して結婚したものの、その彼女とも別れたりしているので、最終的にはwin-winならぬlost-lostてな感じが痛いが(悲)。ちなみに、"Layla"を含む2枚組のアルバムは、今でこそロック史上に残る名盤として誉れ高い存在になっているが、発売当初は酷評され、それに失望したクラプトンは麻薬におぼれ、一時期は廃人寸前にまで追い込まれる。しかし、彼の才能を惜しむミュージシャンたちがボランティアで開いたレインボー・コンサートの収益で見事にリハビリに成功し、再びシーンに戻ることができたわけだ。そこまで周りに愛され励まされたってのは、やっぱ人徳なんだろね。

サイケデリック・ロック・ムーブメント全盛期にクラプトンが組んでいた伝説のバンド、Creamというトリオがあるのだが、クラプトンは当時全く無名だったミュージシャンの作品である"I'm so glad"という楽曲を取り上げ、ヒットに導いている。その曲のチャートインに合わせて作曲者の不慮の死が伝えられるなど、クラプトンのヒューマニティあふれる逸話は事欠かない。

今宵取り上げる楽曲は、有名な"Unplagged"というライブから"Circus"という悲しい曲。彼の4歳の息子が不慮の事故で死んでしまい、失意から復帰したばかりに発表された小曲だ。同時期に発表された"Tears in Heaven"と相通じるコンセプトの曲。あいにく動くクラプトンではないが、ご愛嬌。ついでにCream時代のトンがったクラプトンの姿、正に "Slow Hand Clapton"の姿も載せておこう。

合わせてご堪能あれ。

http://www.youtube.com/watch?v=3XXLonuN0L0

http://www.youtube.com/watch?v=rkm9OiYvmPc

(Butzmetz社長)