今日気ままにドライブに行った最中、つけていたラジオから、季節柄もあるのだろうか、Milesの"My Funny Valentine"がかかっていた。いわゆる同題のアルバムのヴァージョンではなく、"In Tokyo"と呼ばれるライブのヴァージョンだった。
おお、久しぶりに聞いたな。やっぱ最高だ。これは日記に書かねばならんだろう。
その前にトリビア。ここでいう"My Funny Valentine"のヴァレンタインはヴァレンタインデーの聖ヴァレンタインとは何等関係がない。約70年ほど前のミュージカルの中のヴァレンタインという女の子の役どころだ。
話は戻ってMiles。この日記だけでは書ききれないと思うので、また数回に分けて書こうと思うが、せっかく耳にしたネタである"In Tokyo"ヴァージョンの"My Funny Valentine"に絡めて書き始めようか。
この曲は昔から多くのジャズメンに取り上げられている。例えばチェット・ベーカーや、ビル・エヴァンス&ジム・ホールのデュオなどの名演があるが、個人的にはこの"In Tokyo"における"My Funny Valentine"が一番大好きだ。
マイルスのソロで始まるのだが、これがすごく「泣いている」。そこからハービー・ハンコック、ロン・カーター、そしてトニー・ウィリアムスの3人が静かに絡んでくる瞬間がなんともいえずぞくぞくする。この頃の3人のリズム隊は正に脂が乗り切った状態で、単なるセッションに終わらず、楽曲を瞬間瞬間で演出できる非常に高度なコミュニケーション能力を有していたアンサンブルだったように感じる(特にトニーのドラムだ)。
トランペットという楽器は非常に難しい楽器で、ヴァイオリンなどと同じく、まともな音が出るまでに時間がかかる。
それはともかく、このマイルスという人は、その演奏技術もさることながら、自分を一番効果的に見せるための環境作りが抜群だと思う。
わがButzmetz LingerieZのメンバーは全員マイルスのファンだ。ただそれぞれ好きなポイントは微妙に異なるようだが。いずれにせよ、マイルスのアンサンブルは目標としているところなのである。
(Butzmetz社長)
おお、久しぶりに聞いたな。やっぱ最高だ。これは日記に書かねばならんだろう。
その前にトリビア。ここでいう"My Funny Valentine"のヴァレンタインはヴァレンタインデーの聖ヴァレンタインとは何等関係がない。約70年ほど前のミュージカルの中のヴァレンタインという女の子の役どころだ。
話は戻ってMiles。この日記だけでは書ききれないと思うので、また数回に分けて書こうと思うが、せっかく耳にしたネタである"In Tokyo"ヴァージョンの"My Funny Valentine"に絡めて書き始めようか。
この曲は昔から多くのジャズメンに取り上げられている。例えばチェット・ベーカーや、ビル・エヴァンス&ジム・ホールのデュオなどの名演があるが、個人的にはこの"In Tokyo"における"My Funny Valentine"が一番大好きだ。
マイルスのソロで始まるのだが、これがすごく「泣いている」。そこからハービー・ハンコック、ロン・カーター、そしてトニー・ウィリアムスの3人が静かに絡んでくる瞬間がなんともいえずぞくぞくする。この頃の3人のリズム隊は正に脂が乗り切った状態で、単なるセッションに終わらず、楽曲を瞬間瞬間で演出できる非常に高度なコミュニケーション能力を有していたアンサンブルだったように感じる(特にトニーのドラムだ)。
トランペットという楽器は非常に難しい楽器で、ヴァイオリンなどと同じく、まともな音が出るまでに時間がかかる。
それはともかく、このマイルスという人は、その演奏技術もさることながら、自分を一番効果的に見せるための環境作りが抜群だと思う。
わがButzmetz LingerieZのメンバーは全員マイルスのファンだ。ただそれぞれ好きなポイントは微妙に異なるようだが。いずれにせよ、マイルスのアンサンブルは目標としているところなのである。
(Butzmetz社長)