Butzmetz LingerieZ Blog

Butzmetz社長による徒然音楽日記。

音楽ネタその35:Trilok Gurtu

2007-02-03 23:55:01 | Weblog
しばらくギタリストが続いたので、別の楽器にいってみよう。インド系のパーカッショニスト、Trilok Gurtuだ。

あまり解説しない方がいいかもしれない。とにかく、一度映像なりで見た方がいいだろう。

すごいのだ。

とりあえず彼を有名にしたのは、ジョン・マクラフリンのトリオだろう。マクラフリンはそもそもマハビシュヌ・オーケストラなどにおいてインド音楽への造詣が深い人なのだが、このトリロクの演奏は完全にマクラフリンを食っている。

トリロクはタブラを含めていくつかの打楽器を自分の周りにおいているのだが、いわゆる普通のドラムセットとは全然違う。バスドラもないのだが、演奏を聴いているとバスドラと同じような低音を担当する打楽器の音も聞こえてくる。大体、叩いている格好も、立てひざついて足は全然使わないのだ。

また、ソロパートになると、声を打楽器にしてしまう。

「ヤタタタ!タータララタタ!…」のようにけたたましく叫びながら打楽器も休みなく叩いている。

まあ、一度機会があれば是非聞いてみて欲しい。この人、バケモノである(爆)。
(Butzmetz社長)

音楽ネタその34:Eddie Van Halen

2007-02-03 11:57:38 | Weblog
昨日打合せで外出し、帰り道に立ち寄った喫茶店の有線で、Van Halenの"Jump"が流れていた。

おお、懐かしい。

この曲は、ちょうど私が大学受験に悪戦苦闘していた頃に流行っていた曲だ。

今回は私の青春の思い出でもあるEddie Van Halenについて少し書いてみよう。

彼のギターを初めて聞いたのは、中学生の頃だ。彼らのデビューアルバムである。未だに彼らの最高傑作ではないかと思っている。とにかく衝撃的な作品だった。当時停滞気味にあったハードロックシーンを活性化させるに十分なインパクトがあったと思う。なんといっても、エディーのタッピングテクニック(当時は「ライトハンド奏法」なんていわれてましたな)はロック以外にもジャズやフュージョン方面のギタリストにも影響を与え、多くのフォロワーを生んだのは疑いのないところだろう。

しかも、テクニカルなギターを全面に打ち出しているにもかかわらず、楽曲がポップで明るい。ライブパフォーマンスも、さながら運動会みたいで(笑)、メンバーがステージ狭しと暴れまくりで、特にアメリカでは絶大な人気を誇ったのではないかと思う(これはアメリカ人の友人に聞けば一目瞭然で、皆口をそろえて彼らのことを褒めちぎる)。

私が彼の演奏で惹かれるのは、もちろんタッピングによる高速トリルなどもあるのだが、なんといっても彼はハーモニクス(フラジオレット)の使い方が絶妙なのだ。ハーモニクスとはギターの弦を押させたところからブリッジまでの距離の2分の1のポイントなどを軽く押さえることで得られる倍音のことで、実音に比べて金属的で伸びやかな音が得られるものだ。ジャコ・パストリアスもこのハーモニクスの名手で、弦楽器の特徴の一つでもある。

最近はあまり目立った活動も聞かれなくなった。どうやらバンドは事実上の解散状態にあるらしい。もう彼も50歳近いオジサンになっているはずだが、是非再び「大股広げジャンプ」をステージで見せて欲しいものだ。
(Butzmetz社長)