新型コロナウイルスのせいで、開店休業状態になっている。
仕事がお隣中国との業務にほぼ限定しており、その上湖北省だ、武漢市だ、というところに仕事相手が大勢いるので大変だ。
大騒ぎになる直前、1月の日本の正月明け直後に北京から武漢に日帰りして仕事をしてきたが、その時はまだ市内も普通でマスク姿も我々だけかな?というような感じだった。
とは言え、現地の知り合いの医者から「楽観視しないでできるだけ滞在時間を短くした方がいいよ」と言われて、さっさと日帰りしたおかげで何事もなかった。
春節休み中もあの地域の友人、仕事相手とはSNS経由でやり取りしていたので、少なくとも友人たちの安否や周辺の規制情報などは入手出来ている。
武漢が封鎖されると聞いた時には、あんな巨大都市本当にそんなことができるのかと思ったが、WeChat(SNS)で漢口駅の封鎖をLIVEで中継されて、驚くとともに大変な決意でいることを実感した。
東北地方や福建省、安徽省の友人たちからも、湖北省や武漢から帰省中の人が感染して町や村が封鎖されている、みんなお正月でも外へ行かないで(行けないで)家の中にこもっているという知らせを続々と貰う。
例年であれば、春節の前後にはSNSでおめでとう!みたいなやり取りが大量に届くのだが今年は、みんな 中国ガンバレ!武漢ガンバレ!だった。
本来ならば今週位から仕事に戻ってくるはずが、まだみんな帰省したまま、もしくは北京や上海などにとどまったまま会社は休みが続いている。
休みだからと言って、どこかへ出かけるでもなく、何か楽しいことがあるわけでもなく、皆ただ家にこもっている。みんなすることもないのでSNSで連絡すると5分もしないうちに返事が来る。
会社の中で中国人扱いされている私だが、やはり気持ち的にそっちに近いのでTVなんかでバイキンマン扱いされていたりすると腹が立つ。
同時にあの膨大な数の観光客が一斉に来なくなってしまっている観光地の人々は本当に大変だろうと心が痛い。
京都や奈良のような有名どころも確かに大変だろうが、暖冬で雪がないスキー場なんかは本当に踏んだり蹴ったり状態で、我々が少しでも行ってお金落とさないと世の中が回らないんだろうなと自分が裕福なわけでもないが心配をしている。
横浜の街中や中華街も人が少ない。インバウンドの人が減っている以上に日本人でも人混みに行って感染したら嫌だという気持ちなんだろうと思う。
それでなくてもマスク好きの日本社会がほぼマスクで覆われていて理解はするが気持ち悪い。
友人に送ろうとN95のマスクを1月初めに密林に発注したが、ほぼ一か月たってもまだ全量は届いていない。コンビニやドラッグストアにもマスクの姿はほぼない。
これから花粉の時期を迎えて花粉症の方々は、嫌な気持ちになっているのでしょうね。
昨日病院に行ったら、マスクして入ってくださいと指定されたが、持っていなかったので聞いてみるとちゃんと自動販売機があった。
2個100円、普段マスクなんか買わないので「さすがに病院にはあるんだね~」と気にしていなかったが、みんなから「高いよね~」「なんで持っていかなかったの?」とご指摘を受ける。
通勤も自転車通勤がメインなので、一番の人混みが会社、という位の生活だと世間様から大きくズレるんですね。
電車乗る機会って、出張するときか宴会あって酒飲むから自転車乗れない、時くらいしかないので次に電車乗る時もほぼ間違いなくマスクは持っていないと思う。
きっとすごい目で睨まれるんだろうなぁ。。。
そんな時に限って、ゴホン!と咳が出てみたり、中国の友人から電話かかってきたりするんだろうな、ゴホン、とニイハオのゴールデンコンビ出たら、電車から降ろされそうですね。