中国単身赴任生活 東京浦島太郎編

10数年住んだ中国を離れて東京のサラリーマン。浦島太郎です。
今は、自転車、写真、ジュリエッタなどのブログです。

複数の自転車に乗ると言うこと

2017-03-06 | 自転車
今、ロードバイク3台、ミニベロロード1台、折りたたみブロンプトン1台、という5台体制で日々の自転車生活を送っています。

ものすごく贅沢で、これ以上無い自転車生活だと、家族に感謝しています。



通常の自転車通勤は、ミニベロロード B-antのベンチュラ。

フレームのキレイさと、ニッケルメッキの色合いに惚れて衝動買いしました。

ドロハンですし、10速ですが105仕様なので、勿論長距離も走れますが、ほぼ通勤とご近所周りに限定使用です。

タイヤを、当初の1.5インチ幅から1インチにしてしまったのと、やはり小径故の不安定さ(あくまでも700Cロードと比べて、と言うことですが)から荒れた道路や高速域では気を遣います。

今のタイヤがもう4000kmなので、そろそろ交換時期。 当初の1.5インチあたりへ戻して安定性の確保をしたいと感じています。

リアキャリア装着して、荷物も運べますよ仕様にしていますが、やはりカゴの導入がお買い物自転車としては、必要でしょうね。

ただ、ドロハンロードとしてのスタイルは、カゴで崩壊すると思いますので、なかなかいい方法を見いだせておりません。

STIからのアウターケーブルをどう取り扱うのか、というのも結構大きな問題です。

一気にフラットバーにしてしまうという解決方法もありますね。



折りたたみのブロンプトンは、ポタリングにほぼ専用化しています。

電車や車で出かけるれど、走り回る事よりも、移動手段として自転車があった方がいいという場合に活躍します。

なんと言ってもスピード出して遊ぶ自転車では無く、ゆっくりといろいろなものを眺めながら、その地を楽しむのに最適です。

その気になれば結構早くも走れますが、そんなことするならロード持って行く方が、楽だし楽しいです。

北海道へ持って行ったときに、小樽観光の坂対策として、フロントチェーンリングも小さくしてありますので、ゆっくりではありますが、まずかなりな激坂まで対処可能です。

子供達も独立しつつあるので、今後はカミさんと出かける時用に、カミさん号をもう一台、とするのか、ミニベロを輪行するのかで、対処して行きたいと思っています。

普段住んでいる街でも、こいつでウロウロ走り回るのは、新しい発見、車や散歩での移動とは、また違ったものが見えて、楽しいです。

長距離を速く走るばかりが自転車では無いよ、という事を再認識させてくれる楽しい自転車です。


ロードの3台は、全部個性派。



我が家へ来た順番から行くと、イタリアンクロモリのCHESINI。 

サイクルモードのショーモデルとして輸入された車体そのものを購入させて貰ったので、アルミリムのミドルハイト、キラキラのホイール履いています。

自転車雑誌で見て、キレイだなぁと思っていたのをしばらくして店頭で発見、そこから3年かかって購入しました。

大きいフレームだったのと、日本ではあまり知られていないブランドなので私のことを待っていてくれたと思っています。

ロードに乗るのって、こんなにも楽しいんですよ、と思える自転車。

のんびりも勿論ですが、走ろうね、と声をかければ、一緒にグングン走ります。

自転車そのものとしての性能が高いのでしょうね。

カーボンフレームよりも当然重いですが、そんなの関係ありません。

クルクル回してもいいし、重いギアにトルクかけて走ってもいいし、後はエンジン次第です。

春や秋の季節に景色眺めながら、目的地周辺ではのんびりしたい、がっつり走るよりも走ることそのものを味わいながら過ごしたい、と言うような日には、CHESINIです。


買ってから、バーテープの交換以外、全く何も変わっていないという、私の自転車にしては極めて異例の存在です。

ホイールも一時期は、カンパのZONDA履いたりしましたが、美しさ優先で元のホイールに戻しています。

キラキラしてて美しいのですが、引き替えにかなり重いのと、メンテが大変そうなホイールなのです。

でも、元々ショーモデル。ハンドル回りもリア部分にも、出来れば何もつけないでそのままの姿で走りたい、美しさです。




2台目は、パナソニッククロモリロードのフレームに変速機をつけないで、固定ギアにした固定ロード。

CHESINI買ったお店のご主人が、面白いよ~ とおっしゃるので、いつの間にかとりつかれて組んで貰いました。

最初は、こんな恐ろしい自転車、と思ったのも事実で、固定ギアですので、車輪が回るとペダルも回ります。

正確に言うと、自転車が動いている限り、ペダル回りますので、上り坂であろうが平地であろうが、下り坂であろうが、どんなときでも足を動かしていないといけません。

それが原因で、最初は乗り降りにも気を遣う世界。

無意識に足を止めるというのが、どれだけ身体に染みついているか、に気がつきます。

有り難いことに、購入後まだ一度も転倒、落車が無いので、(というよりもロードに乗りだしてから一度も経験ありません)身をもって、その怖さを実感するには至っておりませんし、今後も経験したくはありません。

この固定ロード、慣れてくると最高の自転車です。

回した分だけ走る、というダイレクトな感じ、坂を登るときにでも感じられる、後ろから車輪、自転車全体が前へ進もうというアシストをしてくれている感覚は、フリーのある自転車では全く味わえない楽しい感覚です。

また、無駄な力をペダルにかけない、自転車と協調して、必要十分な力を加え続ければ、自転車は前に進むこと、ペダルは上から踏むものでは無く、クランクの回転にあわせて円運動をすること、等が身体で理解できます。

縦にペダル踏んでも走りますが、早くないし、ものすごく疲れます。

急激に力かけても、力の行き場が無いので、自分の身体にダメージとして返ってくるだけです。


慌てて回そうとしても、車輪は急に回りませんので、ゆっくりというか丁寧に力を入れてあげる必要があります。

というような事を書いても、言われても理解できませんが、ゆっくりでもいいのでそれなりの距離を乗って行けば、身体と筋肉がわかってくれます。

この冬の間、なにやら忙しくて、出張ばかりしていましたが、空いた時間にはこの固定ギアに乗っていました。

足を回し続けることになれて、速度を維持するためには、加速するためには、どの位のトルクをペダルにかけるのか、と言う感覚が面白くて乗っていて飽きません。

加速するのでも、ギアを落として急激にクルクル回して、というのが出来ませんから、ジワッと力を入れながら回転をあげてゆく、というのが楽しいです。

ダンシングして加速したり坂を上がったりするのでも、以前はどう力を入れていいのか、よくわからなかったのが、固定のおかげで力のかけ方、身体の使い方、少しわかってきたような気がします。

こんなに楽しくて面白い自転車は、他に無いかもしれないですね。

フレームのしなり、というか、フレームとこちらのリズムが合うと、弾むようにして加速してゆくというのも少し感じられるようになってきました。




で、最後はホリゾンタルに近いフォルムのCannondale Super Six EVO HMです。

形と色にほぼ一目惚れして、自分で組んだ自転車ですが、軽快 という一言が似合う自転車です。

走るのも回すのも、軽いです。 加減速するのが楽しい、ヒラヒラハンドリングするのが楽しい、優等生。

癖がなさ過ぎて、いいのかなぁ、と感じるほどです。

この自転車で、固定で少しずつ学んできたことを試してみると、自分が思っていること、感じてきたことが正解なのか、まだまだなのか、がよくわかります。

正解だった場合は、バビューンと加速しますし、グングン前へ行きます。

基本的には、高ケイデンスでの乗り方があっていると思うフレームですが、トルクかけていってもきっちり反応してくれます。

ただし、過大なトルクかけると自分が死にます。ここはガチガチだったFOCUSと同じですね。



生まれて初めて買ったカーボンフレームが、このFOCUSでした。

今は、自転車仲間の若者のところへドナドナして、元気いっぱいの力を受け止めています。


どの自転車も、味が違っていて、毎日どれで出かけようかなと嬉しい悩みを抱えています。

最初はダイエットであったし、交通機関としての自転車でしたが、ここまで楽しみになるとは本当に思ってもみませんでした。

あっちこっちへ行くのも勿論好きですが、ただ同じような道を毎日走っていても、季節の変化、乗っている自転車で全く違ううれしさがあります。

今は手元に無くなってしまったクロスバイク、BASSOのクロモリ、FOCUSもそれぞれ違う人が楽しんで乗ってくれているようです。

全部置いておくわけにはいかないので、手放しましたが、どれも最高の相棒でした。

今一緒にいる5台の自転車達は、このまま私と一緒に年取っていってくれるのだろうと思っています。


病気や怪我、事故で乗れなくなったりしないように、安全と健康に注意しなくてはいけませんね。



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