ぶちょうほうの画(え)日記(一語一画(え))

亭主「ぶちょうほう」の身の周りのいろいろな風物を「画(え)日記」ふうに綴っています。

10/26日 雨生山(うぶさん)その4(最終記事):雨生山の山頂から富士山が見えた! これは初めて知ったことでした。

2017-11-03 07:06:09 | 草花
雨生山には何度も来ていますが、山頂から富士山が見えるとは思っていませんでした。
今回の山行で、県境稜線上ですれ違った男性に、花のことについて尋ねたところ・・・、「花はなかったが山頂から富士山が見えた。」・・・・ということでした。

これには驚きました。何度もこの山に来ていて、手前の山に邪魔されてそんなことはあり得ないと思っていたからですが、彼が言うにはこの前に来た時にも見ているとのことでしたので、半信半疑で山頂まで来て、そこで木の枝の妨げに悩まされながら、見渡しますがやはり見えていないようです。

そこでくだんの彼のところまで全速力で歩いて追い付き、撮った写真を覗かせてもらいました。
相当な高倍率で撮られている写真で撮られたものは、雲のようにも見えました。
この時点ではそれが富士山のようには思えなくて、その場は小生の中では疑問符付きでそのままになりましたが、家に帰ってそちら方面に向けて撮った画像を拡大してみると、ナントナント・・・富士山がちゃんと写っていました。
雲のように見えたのは最近の二度目の冠雪のためのようでした。

カシミールで描画して確認しましたが、間違いありません。

さっそく、山で出会ったその方のところに、疑ってしまったお詫びをメールした次第です。

吉祥山と本宮山 ↓

左が吉祥山で、右が一等三角点のある本宮山です。



田園地帯 ↓

今度は田園地帯を主目的にして撮ります。



サルトリイバラ ↓

実物を以下三つ続けます。


カマツカ ↓




ネズミサシ ↓




センブリ ↓



葉を一枚ちぎり、口に入れて噛みますと、強烈な苦みが来ました。


サワシロギク ↓

花の始めは名前通りの”白菊”ですが、末期になるとこのような色に変わります。
これは絶滅危惧種のシブカワシロギクの可能性もあります。


ズミ ↓

実を一粒頂きました。噛むとやや酸味があります。


センボンヤリ ↓

何処で出会うかと思いながら歩いていましたが、稜線上の日当たりの良い場所でやっと出会いました。


雨生山山頂 ↓

山頂は木立と笹に囲まれた狭い場所です。この付近で富士山の見えそうな場所を探します。




浜名湖 ↓

富士山探しの前に、否応なしに、眼下の浜名湖が目に入ります。



富士山が見えた! ↓

木々の間から覗き見しますが、富士山が見えないままに、証拠写真的にそちら方面に写真を撮って帰りました。
その写真を拡大していくと、これはびっくり!富士山がちゃんと写っているではありませんか。
これならばもっとしっかりと、ズームアップして撮っておけばよかったのに・・・・と今更悔やんでいます。
 
カシミールで確認 ↓




リンドウ ↓

リンドウも探していた花でしたが、まだ早かったのか、みな蕾でした。この花は最終場面になってやっと開いたものに出逢え、貴重な姿を撮らせてもらいました。



沢蟹 ↓

綺麗な赤い色を見せて、林道の上を横切っていました。



ホザキミミカキグサ ↓

小さな流れ筋にて、これまた小さな花を見つけます。


アイナエ ↓

車を置いた場所まで戻って来て、付近の田んぼのあぜ道でやっと探し出しました。
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

10/26日 雨生山(うぶさん)その3:雨生山の展望丘につき、そこから眺める山岳景観を楽しむ。

2017-11-02 07:11:15 | 草花
赤ハゲ地を後にして県境稜線を雨生山目指して西進します。
途中で林道から登ってくる道と合流しますが、真っ直ぐに進むと、小さい登りを経て、展望丘に着きます。

ここからは、稜線北側の眼下に、麗しい田園風景が広がり、左側には、浜名湖を見下ろすことが出来ます。
また北の方角には恵那山や、奥三河の山並みが見え、はるか彼方には南アルプスの峰々が見えます。
その眺めこそは、今回ここを目指した主目的なのです。

ミカワマツムシソウ ↓

金山から雨生山を目指して、県境稜線上を歩いて来ましたが、雨生山に近づくと、蛇紋岩地になり、次第にミカワマツムシソウの出現頻度が多くなってきます。


ソヨゴ ↓

今年の秋に、初めて見たソヨゴの実です。


サルトリイバラ ↓

ここのものは、赤い色が深くなっています。



展望丘のケルン ↓

ケルンの積まれた場所に着きました。勝手に名前を付けていますが、ここを「展望丘」としています。
ここで腰を落ち着けて、山岳展望を楽しむことにします。
ケルンのすぐ背後右側は、雨生山のピークです。


恵那山・大川入山 ↓

今日はきっちりと見えています。

カシミールで山名確認 ↓




鞍掛山から宇連山 ↓

奥三河の山並みも、スッキリと見えます。

山名確認(カシバードで)↓




三ツ瀬明神山と常寒(とこさぶ)山 ↓

三ツ瀬明神山には、今年中に、もう一度行きたいと思っています。

山名確認(カシバードで)↓




南アルプス中南部の重鎮 ↓

南アルプスの塩見岳より南が見えています。聖岳にはまだ雪が見えていませんでした。
山名確認(カシバードで)↓




重鎮たちと光岳 ↓

雪を頂く荒川・赤石と比べると、雪の見えない聖岳以南は、見え方にやや迫力が出ませんね。

山名確認(カシバードで) ↓




金山の反射板 ↓

先ほどまで居た金山山頂の反射板を、こちらから眺めます。


この山の反射板 ↓

雨生山にも、展望丘の下に反射板があります。



宇連山と鳳来寺山 ↓

宇連山の手前に、その山体に飲み込まれたようにして、鳳来寺山も見えています。

山名確認(カシバードで)↓
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

10/26日 金山・雨生山(うぶさん)その2:東屋から金山山頂を経て、県境尾根を赤ハゲ地まで歩く

2017-11-01 10:35:42 | 草花
まだ東屋周辺で、花を探してウロウロしています。
このあたりは、山の中腹にあり、眺めも良くて、まことに良い場所に休憩施設を作ったものと感心します。
歩き始めに、露を含んだ笹やススキをかき分けたお陰で、既にズボンや靴はびっしょり濡れてしまいました。
中でも、靴は、普通の運動靴でしたので、中にまで水が入り、足が気持ち悪くなっています。
一旦脱いで、靴下を絞ろうかとも思いましたが、面倒なのでそれも思いとどまりました。

オミナエシ ↓

花の時季には遅れていますが、やや乾き気味で待っていてくれました。



オカトラノオ ↓

夏の初めころに、花の穂は曲がって垂れ下がった状態で、穂の根元から咲き始め逐次穂の先端に咲きあがってきて、同時に咲くところが最上部になるように姿勢を正していきます。
そのために最後の花が咲く時には穂は立ち上がった感じになっていますが、そのままの状態で種をつけているようです。



夏枯草 ↓

ここでも草の中にウツボグサの枯れ姿を見ます。



オケラ ↓

オケラの花はここで見ただけで、ほかのものは皆、くすんだような状態でした。
それが花後のものなのか、一種の病気なのか判断がつきません。


東屋から続く山道を使って、金山の山頂目指して歩いて行きます。また草の葉を搔きき分ける道になり、ズボンや靴の濡れが”上書き”されてしまいます。


シュロソウ ↓

シュロソウは花には遅すぎました。



ヤマハッカ ↓

花を疎らに付けた、やや貧相なヤマハッカを見ます、。



イヌヨモギ ↓

イヌヨモギの地味な姿ですが、どういう訳か小生的には目の”好物”です。



ウメバチソウ ↓

今回はいくつかの場所で、ウメバチソウを見ていますが、いつもイメージしているような、端正な花姿ではありませんでした。



アキノキリンソウ ↓

秋の野山でよく見かける花なのですが、満足に良い姿に撮れないのが残念です。



ミヤマシキミ ↓

実の赤さはともかくとして葉の色が浅すぎますね。日当たりが良すぎたのでしょうか。



林道と交差 ↓

山道は林道と交差します。



ここからは山頂まで一気に…↓

林道を横切り、ここからやや傾斜を増す山道を歩きます。時刻は午前8時47分。
山頂までは、あと15分ほどの場所にあります。



金山山頂 ↓

この途中で、キッコハグマの群生地があるはずでしたが、それを通り過ぎてしまったようです、
花を見つけられずに金山の山頂についてしまいました。
あたりは木々に囲まれていて眺望は得られません。



本宮山 ↓

山頂の北側に反射板があるので、金網フェンス沿いに反射板の下まで行って見ると、新城方面が開けています。本宮山の眺めは麓からすっかり見えていて秀麗です。



反射板 ↓

金網フェンスに守られている反射板を振り返って撮ります。


この後、山頂を辞して、雨生山に向かって県境稜線を南西方向へ進みます。


シモバシラ ↓

シモバシラは花が終わり、実を作っています。冬の寒さ厳しい時に、茎の根元に着く氷柱を見るのを楽しみにしておきます。



赤ハゲ地 ↓

蛇紋岩の風化した裸地に来ました。地面の色は赤み掛った茶色になっていて、以前はここから南アルプスの連嶺が見えたものでしたが、あたりの木が伸びてきて、心もとなくなりました。



ヤナギノギク ↓

赤ハゲ地では周囲にヤナギノギクが点在しています。ほかにはミカワマツムシソウやムラサキセンブリも見られ、以前はその他にセンボンヤリやウメバチソウも見られましたが、今回は見つけられませんでした。

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする