ぶちょうほうの画(え)日記(一語一画(え))

亭主「ぶちょうほう」の身の周りのいろいろな風物を「画(え)日記」ふうに綴っています。

10/26日 金山・雨生山(うぶさん)その2:東屋から金山山頂を経て、県境尾根を赤ハゲ地まで歩く

2017-11-01 10:35:42 | 草花
まだ東屋周辺で、花を探してウロウロしています。
このあたりは、山の中腹にあり、眺めも良くて、まことに良い場所に休憩施設を作ったものと感心します。
歩き始めに、露を含んだ笹やススキをかき分けたお陰で、既にズボンや靴はびっしょり濡れてしまいました。
中でも、靴は、普通の運動靴でしたので、中にまで水が入り、足が気持ち悪くなっています。
一旦脱いで、靴下を絞ろうかとも思いましたが、面倒なのでそれも思いとどまりました。

オミナエシ ↓

花の時季には遅れていますが、やや乾き気味で待っていてくれました。



オカトラノオ ↓

夏の初めころに、花の穂は曲がって垂れ下がった状態で、穂の根元から咲き始め逐次穂の先端に咲きあがってきて、同時に咲くところが最上部になるように姿勢を正していきます。
そのために最後の花が咲く時には穂は立ち上がった感じになっていますが、そのままの状態で種をつけているようです。



夏枯草 ↓

ここでも草の中にウツボグサの枯れ姿を見ます。



オケラ ↓

オケラの花はここで見ただけで、ほかのものは皆、くすんだような状態でした。
それが花後のものなのか、一種の病気なのか判断がつきません。


東屋から続く山道を使って、金山の山頂目指して歩いて行きます。また草の葉を搔きき分ける道になり、ズボンや靴の濡れが”上書き”されてしまいます。


シュロソウ ↓

シュロソウは花には遅すぎました。



ヤマハッカ ↓

花を疎らに付けた、やや貧相なヤマハッカを見ます、。



イヌヨモギ ↓

イヌヨモギの地味な姿ですが、どういう訳か小生的には目の”好物”です。



ウメバチソウ ↓

今回はいくつかの場所で、ウメバチソウを見ていますが、いつもイメージしているような、端正な花姿ではありませんでした。



アキノキリンソウ ↓

秋の野山でよく見かける花なのですが、満足に良い姿に撮れないのが残念です。



ミヤマシキミ ↓

実の赤さはともかくとして葉の色が浅すぎますね。日当たりが良すぎたのでしょうか。



林道と交差 ↓

山道は林道と交差します。



ここからは山頂まで一気に…↓

林道を横切り、ここからやや傾斜を増す山道を歩きます。時刻は午前8時47分。
山頂までは、あと15分ほどの場所にあります。



金山山頂 ↓

この途中で、キッコハグマの群生地があるはずでしたが、それを通り過ぎてしまったようです、
花を見つけられずに金山の山頂についてしまいました。
あたりは木々に囲まれていて眺望は得られません。



本宮山 ↓

山頂の北側に反射板があるので、金網フェンス沿いに反射板の下まで行って見ると、新城方面が開けています。本宮山の眺めは麓からすっかり見えていて秀麗です。



反射板 ↓

金網フェンスに守られている反射板を振り返って撮ります。


この後、山頂を辞して、雨生山に向かって県境稜線を南西方向へ進みます。


シモバシラ ↓

シモバシラは花が終わり、実を作っています。冬の寒さ厳しい時に、茎の根元に着く氷柱を見るのを楽しみにしておきます。



赤ハゲ地 ↓

蛇紋岩の風化した裸地に来ました。地面の色は赤み掛った茶色になっていて、以前はここから南アルプスの連嶺が見えたものでしたが、あたりの木が伸びてきて、心もとなくなりました。



ヤナギノギク ↓

赤ハゲ地では周囲にヤナギノギクが点在しています。ほかにはミカワマツムシソウやムラサキセンブリも見られ、以前はその他にセンボンヤリやウメバチソウも見られましたが、今回は見つけられませんでした。

コメント (4)
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