ぶちょうほうの画(え)日記(一語一画(え))

亭主「ぶちょうほう」の身の周りのいろいろな風物を「画(え)日記」ふうに綴っています。

10/13日 籾糠(もみぬか)山と天生(あもう)湿原の秋景色 その3:湿原周辺の景色

2013-10-17 08:33:20 | 草花
矢張りこの世に神様・仏様は居ないのではないか・・・・・
そんなことを再確認させられたような気がします。

今度の台風で伊豆大島に大災害をもたらしたのは局所的な大雨でした。
多数の人たちが災害に遭われて、人命も失われました。未だに行方知れずの人たちが居て痛切の極みです。
それに対して我が地の水がめにはほんの僅かしか雨がもたらされず、ダムの貯水率は36%にまでしか回復していません。

一方では大雨によって人命まで失われるほどの大暴れをしておいて、他方では水不足に喘いでいるところには僅かしか雨を落さない・・・・・・これは神様や仏様は何処にもいないということなのではないでしょうか。

もしも神仏が居るならば、こんな慈悲のないことをやるはずがないではありませんか。
気まぐれでこんな事をするのなら、もういい加減にしておいて欲しいものです。
天を仰いで思わず愚痴ってしまいました。

この記事では天生(あもう)湿原に着き、その周辺を回遊する部分のレポートを致します。
カニコウモリ ↓

花の時期は終わり、種の穂綿を飛ばしています。



ササユリか? ↓

これは三河でも見かけるササユリでしょうか。



リンドウ ↓ 

殆どの場所でリンドウはこんな姿でした。



リンドウ ↓

その中で一輪だけ花の蕾んだ姿を見つけました。



マイヅルソウ ↓

この赤い実はマイヅルソウのものでしょうね。



ウメバチソウ ↓

湿原には当然ウメバチソウが咲きますね。その可憐な花を見られると期待していましたが、花は終わっていました。



アキノキリンソウ ↓

道の脇にアキノキリンソウが咲き残っていました。流石にキク科の花です。



ナナカマド ↓

紅葉する事で知られているナナカマドもここでは紅葉をする前に葉を落としていました。
でも赤い実は立派についています。



湿原 ↓

この時期の湿原はこんな景色になっています。



ブナの実 ↓

この季節はたくさんブナの実が落ちていて、それを目当てにした熊がこの付近に度々姿を現すようです。



ミヤマシキミ ↓

この低木の赤い実はこの時期の定番ですね。



ヤマアジサイ ↓

ヤマアジサイももう花は終わっていて、その名残りの花ガラが残っています。



サイハイラン ↓

サイハイイランは恐らく日本海側が主たる生育地なのでしょうね。ここでは群生を何度か見かけています。
湿原をあとにして山の稜線に近づいていきます。
コメント (6)
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10/13日 籾糠(もみぬか)山と天生(あもう)湿原の秋景色 その2:天生峠から歩き始める

2013-10-15 16:46:17 | 草花
台風26号が近付いています。恐らく今夜中にはその影響圏内に入ることでしょうが、雨の少ない三河地方には穏やかに長く降って欲しいものですが、そう上手い具合に問屋が卸してくれるでしょうか。
被害の出ないような通り過ぎ方をしてもらいたいものです。

今回の天生湿原レポートは地理的な案内に始まり、峠路から歩き始める部分から入ります。


天生峠・天生湿原の位置 ↓

天生峠は国道360号にある峠路です。国道とは言っても、冬の間は雪に閉ざされて通行を遮断されてしまい、それが5月の末頃まで続く、厳しい道であります。
位置的には岐阜といっても北部で、富山との県境に近い所にあります。
合掌造りで有名な白川郷からそう遠い場所ではありません。
西南に位置する加賀の白山までの距離は20kmほどのところにあります。



行程図 ↓

今回は峠から湿原を歩いて、籾糠山まで往復することになりました。
当初は同行する山の神様の体調を考えて、湿原のみを周回することになりそうだと思っていましたが、彼女の頑張りが意外に利いたので、山頂まで足を延ばせてしまいました。


断面図 ↓

断面図で見ますと、山頂部分が特に急傾斜で高度差の80メートルほどを一気に登りきります。



天生峠の駐車場 ↓

家を出たのは朝の4時40分頃で、伊勢湾岸道、東海環状道、東海北陸道を白川郷ICで降りて一般国道360号を走り、この峠路には、3時間後の7時40分頃に到着しました。



天生(あもう)峠 ↓

>・・・・・・すると、段々また山が両方からせまつて来て、肩につかへさうな狭いことになつた、直ぐにのぼり。
 さあ、これからが名代の天生峠と心得えたから、こツちもその気になつて、何しろ暑いので、喘へぎながら、先づ草鞋の紐を締め直した。・・・・
>
泉鏡花の「高野聖」の第六(章)に出てくる一節です。
読んだことがない小説ですので、この「高野聖」について、以下にwikiの記述を引用します。
・・・・・(引用開始)
高野山の旅僧が旅の途中に道連れとなった若者に、自分がかつて体験した不思議な怪奇譚を聞かせる物語。蛇と山蛭の山路を切り抜け、妖艶な美女の住む孤家にたどり着いた僧侶の体験した非現実的な幽玄世界が、豊かな語彙と独特の旋律の文体で綴られている。

泉鏡花は、本作に登場する女妖怪を、支那小説『三娘子』からヒントを得、さらに鏡花の友人が、物語の場所である飛騨天生峠の孤家に宿った体験談を合せて、空想をふくらませていったという。・・・・・(引用終了)

現実の天生峠路は明るくて、訪問者の沢山の車で混んでいて、俄か仕立ての天幕売店もあったりして「幽玄世界」ではありませんでした。



ツルニンジン ↓
登山路の入口で”入山協力金”一人当たり500円を支払い、山道に取り付きます。このツルニンジンは協力金徴収所の天幕の隣に生えていました。
山道を勝手に”歩きやすいように”立ち木の伐採整備して、ゾロゾロパトロール人員を揃え、余計なお世話の人為の限りを尽くして、そのための経費として500円の協力費を入山者に願うのは地元の甘えとエゴだと思いますね。
こんな愚行がそこら中の山岳地帯に蔓延ってしまったら・・・・と思うと哀しくなります。
貴重な自然を(売り物ではなくて)”食い物”にしているのは地元の人たちのような気がしてなりません。



歩き始めは広い道 ↓

登山路は、小型トラックが通れそうな広さから始まります。



オオカメノキの実 ↓

オオカメノキは綺麗に紅葉しますが、ここでは、まだ紅葉未満で、実の赤さが目立ちます。



ツルアリドオシ ↓

ツルアリドオシに実が着いていました。この場所で頻繁にこの姿を目にしましたが、それ以外では見かけることが少なくなります。



ツルリンドウ ↓

次にツルリンドウが実を付けた姿も見ましたが、実が細くて、僅かに赤い部分が見えるだけです。



道にかぶさる黄葉 ↓

このあたりは日本海側の気候のようで、冬場の積雪も深そうですね。その所為かどうか、潅木は雪に抑えられるのでしょう。
幹を曲げていて、道に覆いかぶさるようになっています。それらの葉が黄葉していて、今山行ではこのあたりの染まり具合が一番進んでいるような気がしました。



ナナカマド ↓

紅葉といえばナナカマドですね。しかし、ここのナナカマドは本格的な紅葉には程遠いものでした。僅かに赤い実が見えたりする程度でしたね。




ハウチワカエデの仲間は紅葉 ↓

ハウチワカエデの仲間は時折見事な紅葉ぶりを見せてくれました。
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10/13日 籾糠(もみぬか)山 1744.3m の秋景色 その1:北アルプスの景観

2013-10-14 21:25:51 | 草花
三連休の中日の昨(10/13)日、山の神様と岐阜県北部の籾糠山を歩いて来ました。
交通渋滞を予測して、いつものように早起きして出かけました。
そのために往きは渋滞はなくて、3時間ほどで登山口に着きましたが、復路はいたるところで渋滞に遭遇してしまい、結局5時間くらい掛けて家にたどり着きました。

現地では季節は花から疾うに離れていて、秋景色となってはいましたが、今年の暑さの所為なのでしょうか、本格的な全山紅葉を見るにはいたりませんでした。

そんな中、行程の途中で、霞んだ先に僅かに北アルプスの峰が茫洋として見えていましたので、そのあたりから手始めにレポートしていきます。
逆光線の北アルプス ↓

歩き始めてすぐにこの景色に逢いました。時間的に逆光線になります。



剣岳・立山連峰方面と薬師岳 ↓

同じ場所で帰途に撮ったもので、残念ながら剣・立山方面は山の頂上部分が雲に隠されています。



薬師岳 ↓

帰りに撮ったものですが、一瞬だけ雲が取れました。



裏銀座の山々 ↓




水晶岳から槍ヶ岳まで ↓

これだけ離れますと、北アルプスの個性的な峰々もなだらかに見えてしまいます。



槍から穂高まで ↓

槍から穂高まで、飛騨山脈の有数な岩稜地帯が見えていますので、望遠で寄せて撮ります。



槍ヶ岳を中心にして ↓

この位置からですと、手前にある笠ヶ岳が、まるで槍ヶ岳の峰の連なりであるかの如くに写りこんできますので、不思議なな景色に思えます。



穂高連峰 ↓

遠くからでもこの岩稜の迫力が減じられることは有りません。



山頂から乗鞍岳 ↓

こちらでは籾糠山の山頂からの眺望です。
乗鞍岳と木曽御嶽が見えるはずですが、乗鞍岳は頂上部分が雲に閉ざされて裾野部分だけが見えています。



同じく木曾御嶽も雲の中 ↓

木曾御嶽も同じことでした。こうなると、「もう一度来て・・・・」リベンジしたくなります。



曖昧な紅葉 ↓

期待して山頂に来ましたが、見下ろす紅葉の出来具合はこんな曖昧なものでしかありませんでした。
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10月11日 この頃の花たち

2013-10-11 09:35:46 | 草花
その昔に購入したSPやLPのレコード盤、音楽テープ、昔撮り貯めたVHSの録画、そしてそう遠くない昔に山で撮った8ミリビデオやデジタルビデオ映像など・・・・・・音や映像記憶媒体がどんどん変化してきて、それらを再生する器械さえも見つけるのが困難になって来ました。

そこで今までの沈殿期間中にそれらの溜まっていたものをDVDに移してしまおうと、取り組んでいましたが、古いVHS録画作品はカビの付着でしょうか、あらかた再生不能になっていました。

音楽テープが未だ処理してありませんが、これも再生不能のものが混じっている可能性がありますね。 おいおい移して行くつもりですが、この作業をしながら、「DVDでさえも近い将来必ず時代遅れになるに違いない」・・・・・とうすうす感づいてしまいました。

しかし、DVDの再生器械が古くて使えなくなったそのときには恐らく、小生はこの世からオサラバしていることでしょう。
あと7年後の東京オリンピックは見ていられるでしょうけれども、リニア新幹線に乗ることはないのでしょうね。
この月のうちに「古稀」となります。

この地方は昨日も真夏日となりました。身近な草花も混乱しているようで時ならぬ咲き方を見せています。

カンラン ↓

玄関で、「ふっ」と良い香りを感じました。見回すとこれが咲いていました。山の神様が愛培しているものですが、毎年年末に咲いていたのがもう咲いています。



柿 ↓

今年は消毒を怠りましたので、いまは実がボトボトと落ちています。京都嵯峨野の「落柿舎」の場合は、江戸時代向井去来が居住の頃でしょうか、屋敷周りに40本ほど柿の木があり、その柿を売る契約をしたのちに、柿がすべて台風で落ちてしまったためこう呼ばれているそうですが、小生のところはただの不精で実を落としているのです。




アサガオ ↓

南側の部屋の日よけに植えてある朝顔ですが、ここに来て又小さな花を咲かせ始めています。



ゴーヤー ↓

同じく日よけでアサガオのお友達です。今年はここからは実を収穫しませんでした。



ウマノスズクサ ↓

4-5月に壮んに花をつけていましたが、ここに来て又花を付け出しました。



ヤマラッキョウ ↓

この日照りの夏にもめげずに、生き延びて、蕾を膨らませてきました。



ツメレンゲ ↓

これもまだ蕾ですが今年はこのほかの場所でもたくさんこんな姿を見せてきました。霜の降りるころよりもずっと早くに咲いてきそうです。
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近くの花巡り 日没ショー体験 保育園の運動会見物など近況

2013-10-06 11:18:50 | 草花
10月に入って6日目になります。
遠出をしないで日が過ぎていますが、明日はインフルエンザの予防接種が控えています。
毎年これをやると冬を迎える心構えが出来上がるような気がします。
そして、冬が来る前に紅葉の山々をゆっくりと見て歩きたい気持ちがあります。
近々出かけることになりそうです。

このところは近場を自転車でまわったり、素敵な日没を見たいと思って追っかけをしたりしています。
そんな中で昨日は孫の保育園運動会がありました。そこに出かけて、幼い園児たちの元気な姿や若いパパ・ママを見て、頼もしく思ったことでした。

皆様にはネットのお付き合いが疎遠になり失礼していますが、近況報告のような感じで、写真を並べてみます。
ホテイアオイ ↓

付近の民家の畑の、道路に面したところでこれを見ました。



ヘラオモダカ ↓

これは大雨の時の集水所になる場所で、湿地の中に咲いていました。



ミズキンバイ ↓

これも同じ場所です。いつも田んぼで見るアメリカミズキンバイとは違ってやや地味目です。



ジュズダマ ↓

風に揺れて、ややぼやけました。



入り日 一 ↓

入り日を見るために田んぼのひろがるところに来ました。今回も太陽が明るすぎます。



入り日 二 ↓

山の端と雲の上端に入ってきます。



夕空 ↓

日没直後の空です。雲が美しく染まりますね。



保育園の運動会 ↓

昨日は曇りでしたが、日光直射がなくて、しかも肌寒くはなく、適当な運動会日和のようでした。



保育園の運動会 ↓

グランドの中に入って園児たちの元気な姿を見ます。これは組み体操でしょうか、年長組の演目のようです。
我が下の孫は未だ年少組で、ここには写っていませんが、元気に参加していました。

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