ぶちょうほうの画(え)日記(一語一画(え))

亭主「ぶちょうほう」の身の周りのいろいろな風物を「画(え)日記」ふうに綴っています。

10/04日 東三河の里山歩き その7:宇利峠から国道歩きをして、山裾に下ってくる。

2015-10-14 07:19:14 | 草花
宇利峠からは国道301号を歩いて下って行きます。
今はこの道を歩いている人を全く見かけませんでしたが、道沿いは広くて、風通しも、日当たりもよいので、植物の種類が多くみられる場所でもあります。
今回はどんなものに出会えるか・・・・と、そんなことを期待しながら歩いております。

山を下りてから、かなりの道のりを好んで歩くようになったのは、いつ頃からそうなったのかは、はっきり覚えてはいませんが、自分の中で、明治、大正、昭和期に奥秩父の山を世に紹介した、英文学者、登山家の田部重治さんの山行スタイルを真似ている部分があるのかもしれません。

あるいは、山麓まで車で入り込んで、山をさっさと歩いて、車でとっとと帰るというごくごく”効率的な”スタイルからは一歩身を引いておきたいという考えがどこかにあるのかもしれません。

※田部 重治:(たなべ じゅうじ、1884年(明治17年)8月4日 - 1972年(昭和47年)9月22日)は、日本の英文学者・登山家である。
東京帝国大学英文科卒。在学中に木暮理太郎と知り合い、山への関心を深める。
大学卒業後、海軍経理学校、東洋大学、法政大学などで講義をする。
研究対象は19世紀の英文学で、ウォルター・ペイター、ウィリアム・ワーズワースなどを研究した。
登山家として日本アルプス、秩父山地を歩き、1919年(大正8年)に『日本アルプスと秩父巡礼』を刊行、1930年(昭和5年)に『山と渓谷』として出版される。
日本アルプスを偉大な山として、秩父山地を緑の渓谷美としてその魅力を表現した。
(※以下ここまでの出典はwikiからです。)

キヅタ ↓

国道歩きが始まるや、さっそく道端にキヅタが出てきました、まだ花ではなくてつぼみの姿です。



イタドリ ↓

イタドリはガードレールから身を乗り出して咲いています。



クサギ ↓

クサギも花を咲かせて出迎えてくれます。こういう風に感じることができるのは、歩いていればこそですね。



ヨモギ ↓

ヨモギもこの季節の姿になっています。



コシロノセンダングサ ↓

ひっつき虫になる前の姿を見せてくれます。



ジョロウグモ ↓

ややうるさく糸を張るのはジョロウグモですね。



ニラ ↓

おや!? こんなところにニラの花が咲いています。人家はありませんが・・・・・



ヤクシソウ ↓

今年初めてヤクシソウの花を国道沿いで見てしまいました。



センニンソウ ↓

いつもはボタンヅルばかりを見ていますが、センニンソウはこんなところで見てしまいました。



イボタノキ ↓

イボタノキには実がなっています。



ガマズミ ↓

国道沿いで、排気ガスで汚れていそうでしたので、さすがにこの実を試食しませんでした。



フジの莢 ↓

フジの実も垂れ下がっています。



ミツバアケビ ↓

今度は三つ葉アケビの実です。実を一つ頂き、試食しますが、まだ少し早いような気がしました。


開いた実には手が届きません。



ツルウメモドキ ↓

これは赤くはじけ始めたツルウメモドキですね。



ユリ ↓

今どきユリの花が咲いています。国道沿いは花の宝庫でありました。



雨生山 ↓

先ほどまでそこにいた、山頂方面を望みます。



道沿いのカキ ↓

もちろん渋柿に決まっていますが、お付き合いで齧ってみます。 「やはり・・」



国道とお別れ ↓

トンネルの上は東名高速道路です。これをくぐって国道から離れて、農道に入っていきます。



栽培柿 ↓

農地に入ると、初めに視界に飛び込んできたのは、柿栽培の畑でした。
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2 コメント

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敬愛するふるさとの偉人 (かなこ)
2015-10-14 10:09:03
ぶちょうほうさん今日は。
ふるさとに立派な方がいらして導かれたの山登りは一生続いたようで素晴らしいと思いました。

私にはそう言う偉人が身近になくって ぼんやり生きてきました。
強いて言えば子供の頃から遊びでしていた卓球を今も遊びでしていることですかしらね。

キズタは未だこれからだったのですね。
小鳥のプレゼントで木下に芽生え困りますが・・。

アケビはあの割れた実が甘かったでしょうね。
子供の頃思い出します。

今咲くユリはタカサゴユリでしょうね。
我が家も咲いています。

良いお天気でしたね。
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かなこ様へ (ぶちょうほう)
2015-10-14 14:32:26
かなこ様 こんにちは コメントを頂きましてありがとうございます。
田部重治さんは、今では忘れられた存在でしょうが、奥秩父という山地を登山対象として世に広めた功労者ですね。
奥秩父というジャンルを認めることによって登山の奥行きはずいぶん深まったのではないでしょうか。
彼は日本山岳会の創設メンバーの一人だったと記憶しています。
学者であり、教育者であって、文筆家もやり、登山もこなすマルチな人だったようですが、決して頑健な体つきではなくて、ひ弱といったほうが近いものだったようですね。
彼の街道歩きの文章はなかなか鄙びの風情に満ちていて、小生の平地歩きのバイブルみたいになっています。
じっさい、山は登る前のアプローチも、下りてきた後も山裾歩きに時間をかけるほどに趣は倍増するように思います。

卓球も身近で、歳を召しても楽しめるとても、優れたスポーツだと思います。
楽しんでやれるところが、長続きの秘訣ではないでしょうか。

キヅタは風采の上がらない花ですが、これも季節のものとして、仲間入りさせました。
アケビは今回、おいしいものには出会いませんでした。
今年はハズレ年かもしれません。

ユリは高砂でしたか、確証がないので、ただ”ユリ”と表記し直しました。

これからもう一仕事、用水路沿いの花を見ていきます。
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