ぶちょうほうの画(え)日記(一語一画(え))

亭主「ぶちょうほう」の身の周りのいろいろな風物を「画(え)日記」ふうに綴っています。

ヒナノキンチャク(雛の巾着)の可憐な花を見てきました。

2015-08-28 07:19:34 | 草花
ヒナノキンチャクは、ヒメハギ科ヒメハギ属の一年草で、環境省のレッドデータでは、絶滅危惧ⅠB類(EN)とされている植物です。

この花が大変可憐な姿であり、そのことが記憶に残っていて、いつかは生の姿を見ておきたい、と願っていました。
そんなときに、名古屋在住のネットのお友達が、ご自身の記事の中で、この花を紹介されたので、是非に・・・と言う気持ちで花の在り処を訊ねたところ、快く教えて下さいました。
これは今から10年位前のことです。

早速その場所に行き、花に対面できました。
そのときの感動は相当深いものが有り、今でもそのときの記憶がよみがえってきます。

以来、隔年ですが、そこに出かけて花と対面するのが、小生の花行脚の予定行動の一つになっています。

ヒナノキンチャク ↓


















ヒナノキンチャクは、福島県以西、四国・九州の日当たりの良い原野や、崩壊地、石灰岩地に生えます。

草丈は10センチ内外で、花の長さは2ミリほどです。
果実は一方向に偏って付き、直径は3ミリほど。

名前は、この果実の様子が、巾着(布や革などで作った、口をひもで締める小さな袋。昔はこれに金銭・薬などを入れた)のように見えるとしたものです。

今年、この生育地では、個体数が少し増えたように思いました。
これまでは約1メートル四方の場所に、面として点在していたものが、その場所から飛び出して、横方向に線分のような広がりを見せていたようでした。
これは種をこぼして世代を繋いで行く、一年草の普通の姿なのでしょうね。
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8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんにちは (多摩NTの住人)
2015-08-28 07:43:16
なるほど、これは可愛い花ですね。もちろん当地では見られません。ヒメハギの仲間なんですね。
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多摩NTの住人様へ (ぶちょうほう)
2015-08-28 08:58:21
多摩NTの住人様 こんにちは コメントを頂きましてありがとうございます。
花とその下に付く巾着袋の姿が、珍妙で可愛いですね。
花と巾着袋が対になってこそのヒナノキンチャクでしょうね。
そのどちらが欠けても、バランスが悪くなるように思いました。

ヒメハギ科と言うことが、なかなかピンときませんね。
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ヒナノキンチャク (かなこ)
2015-08-28 10:08:03
ぶちょうほうさん今日は。
ヒナノキンチャク初めて見た気がします。
色も素敵ですが姿がかわいいですね。
ランのお花を連想しました。

絶滅危惧種でしょうね。
ブログで見たことが無いですから。
増えている様子に拍手喝采。
その確認が出来たのも良かったですね。

珍しいお花を有難うございました。
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かなこ様へ (ぶちょうほう)
2015-08-28 16:06:38
かなこ様 こんにちは コメントを頂きましてありがとうございます。
ヒナノキンチャクは、まず花のサイズが小さくて、近づいて眺めると、色も絶妙な配色で、そして花よりも幾分大きな”巾着袋”が下で鎮座している姿もなかなか面白いと思います。
この二つの配置バランスが絶妙ですね。

そういわれるとランの花で、ヨウラクランも似たような小さな花であり、姿も似ているかもしれませんね。

絶滅が危惧されている種類になっていますが、周辺環境を整備して上げさえすれば、増えて行く種類かもしれませんね。
でも小さい草ですから、周りに雑草が攻め込んでくると、それらに負けてしまうのでしょうね。

拍手を頂きましてありがとうございます。
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ヒナノキンチャク (山ちゃん)
2015-08-28 19:54:05
ぶちょうほうさん、今晩は!
いつ見ても可憐な花ですね。
遠目では雑草に花が咲いているとしか見えませんが、近寄っていくと、その有り様は目を疑いたくなる可憐な姿をして、何度でも逢いたくなりますね。

貴殿に教えて頂いたのが4年前で、その当時は20株ほどでしたから、年々増え続けているようで嬉しい限りです。
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山ちゃん様へ (ぶちょうほう)
2015-08-28 21:22:04
山ちゃん様 こんにちは コメントを頂きましてありがとうございます。
今年見に行ったのは、二年ぶりのことでした。
2013年に見たのは同じ8月27日でしたので、そのことに驚きました。
現地では花数が増えているように感じましたが、その分だけ、分散したようにも感じました。
山ちゃん様もこの花がお気に入りしてくれましたか。
今後、この地の環境整理をするようにしたら、個体数はグーンとアップするでしょうね。
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ヒナノキンチャク (keitann)
2015-08-28 22:40:54
ぶちょうほう様、こんばんは。

去年までは画像で見せて頂くだけの花だったヒナノキンチャクでしたが、今年はこの前にも申しましたように、いろいろと事情があって、見てみたいと思っていました。
そのせいなのかどうか、高知でも自生地で見ることができましたし、今回もぶちょうほう様の撮影された画像を拝見することができました。

来年からもこの花をたとえ画像であろうとも、見るたびに、2015年の夏をいろいろと思い出すことになるのだろうと思っています。
生きていると、花にまつわる思い出も多くなるものですね。

綺麗な画像をたくさん、ありがとうございます。
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keitann様へ (ぶちょうほう)
2015-08-29 00:16:44
keitann様 こんにちは コメントを頂きましてありがとうございます。
御ブログで、ヒナノキンチャクの写真を見てから、この記事の写真を見比べると、とても見劣りが感じられました。
花に罪はないのですが、小生のものは、あまり近寄れずに小さい花が、強調されてしまいました。

レンズを近接撮影用のものを持っていきましたが、それでも未だ足りなかったようです。
手持ちのもので、昔の銀鉛カメラにつけていた、レンズですと、手動ピントで、絞りは直感で決めるものになりますので、最近は持ち歩いていません。
でも、やはりもう少し大きく撮りたいと思ってしまいました。

この撮影に関しては、花と”巾着”を同一画面に納めようと欲張った経緯も有ります。
しかし、近接撮影で、その割には、お互いに離れたもの同士を撮ることになり、やはり、ピント合わせが難しいものとなりました。

この花を四国でも見られるとなりますと、わざわざ伊吹山までも遠征する必要が有りませんね。
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