ぶちょうほうの画(え)日記(一語一画(え))

亭主「ぶちょうほう」の身の周りのいろいろな風物を「画(え)日記」ふうに綴っています。

昨晩もなんとか・・・・ 三晩続けて丸い月を見ることが出来ました。

2020-09-04 11:27:34 | 草花
本(9/4)日は朝から雨が降っています。昨日までは雨が降らなくて、地面はカリカリに固まり、熱を持ち、草花は青息吐息の毎日でしたが、昨日あたりから、台風の影響でしょうか、雨粒が多少は落ちてきていました。
一夜明けて今日は、朝から雨が降っていて、これは確実に草木にとっての恵みの雨になっていると思います。
傘を差して、センボンヤリの株を見に行きましたところ、いつもだと干からびて葉がカリカリになって萎れているのですが、今日ばかりは雨の中で、葉はイキイキ艶々としていました。

昨日は曇りがちの空でしたが、夕刻からは気まぐれに雨が落ちてきました。
十六夜の月見は駄目かと諦めていましたが、夜の11時頃に外に出てみると、雨は上がっていて、月が見えていました。
そんな空ですので、たくさん出ている雲に遮られながらも、月が何とか見えます。
台風の影響なのでしょうか。雲の流れは意外と早くて、月を遮る雲はどんどん流れていきます。
この月は月齢15ということで、まん丸く見えています。これで三晩連続のお月見となりました。
22時59分 ↓




雲に邪魔されて 23時00分 ↓




再び雲から離れた 23時02分 ↓


いずれの画も手持ちでカメラを構え、300ミリの望遠で撮りました。

今月(9月)中の満月はこれで終わり、次の満月は10月2日となりますが、この月はもう一度月末の31日にも満月を迎えます。

よく、中秋の名月という言葉を聞きますが、「芋名月」とも言われますね。
今年は10月1日がそれにあたるようで、満月の10月2日よりも一日早くなります。
これは中秋の名月は旧暦の8月15日の晩の月を差しますので、ズレはやむを得ないことですね。


元気の戻ったセンボンヤリ ↓




物干し竿 ↓

雫の下がった様子は久しぶりに見るものです。



芋の露 ↓

里芋の葉に乗った露です。

♪芋の露連山影を正しうす♪ 
飯田蛇笏の句を思い出します。
この句に詠まれた”連山”ですが、蛇笏さんは山梨県(現)笛吹市境川町小黒坂の自宅で句作しているようです。
そこで地図上でその地を探して、カシバードで描画してみました。

そこから眺めた”連山”とはやはり南アルプスのようです。
カシバードで描画 ↓

蛇笏さんは毎日、こんな豪華な山岳景観を眺めていたのでしょうね。
里芋の葉に乗った露越しに見る南アルプスの伸びやかな眺め・・・・・遠近法の世界ですね。
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4 コメント

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十六夜 (keitann)
2020-09-04 22:06:18
ぶちょうほう様、こんばんは。

昨夜は十六夜でしたか。
深夜、庭に出てみましたが、おぼろ月でした。
おぼろ月は春の季語だそうで、秋にぼんやりと雲の向こうで見える月は何というのでしょうね。
バラの名前にも十六夜というのがあります。

今日は夕方に1時間ほど雨が降り、願ってもないお湿りでしたが、今、庭に出るときれいな月が出て,浩々と輝いています。

今度来る大型台風はどうなるんでしょうね。
そういえば、来週初めに最後の入院をして最後の手術を受けます。また少し体力が落ちるので、一からやり直しですが、年内には低山ぐらいは登れるようになりたいです。

飯田蛇笏は山梨の人でしたか。
笛吹市は訪れたことはありませんが、確かにあの辺りなら南アルプスが良く見えそうですね。
高速中央道を走るたびに、山を見るためにあちこちのPAで停まっていたのを思い出します。
返信する
keitann様へ (ぶちょうほう)
2020-09-04 23:17:58
keitann様 こんにちは コメントを頂きましてありがとうございます。
昨日は御地でも雲のかかった空だったようですね。
おぼろの月もそれなりに風情があるものでしょうが、やはり見るからにはちゃんとした姿を見たくなりますね。
おぼろに見える月は季節を問わずに出現しそうですが、「おぼろ月」となると春専用の季語でしたか。
秋に幽かに見える月は何となるのか・・・・・ネット上でヒントを得ました。
それは「幽月」でどうかということでしたが、残念ながら季語にはない言葉のようです。
薔薇の花にも十六夜という種類がありましたか、それを海外に出すときにはどういう英語名になるのでしょうね。

降った雨を「良いお湿り」というと、台風接近中の地方からお叱りを受けそうで、いろいろ気を遣ってしまいますね。でも、草木からしたら間違いなく恵みの雨であり、良いお湿りのはずなんですが・・・・。
それにしても今度の10号台風はただ事ではなさそうですね。

最後の手術が終わって、体力回復され、また山歩きの復活する日が早く来ると良いのですが、その前に気長に挑むリハビリが肝心ですね。
どうか焦らずにじっくりとこなされてくださいね。
山ものんびりとkeitann様の来るのを待っていることでしょうから。

飯田蛇笏は名前からして気骨のありそうな名前ですね。
小生は姓が飯田ですので長野県で信南の飯田市の方とばかりに思っていました。
でも山梨県の同じくアルプスの眺めの良さそうな場所で生まれ育ち、6年ほど都会での生活も経験したようですね。(早稲田大学英文科中退)

中央高速道路からの山岳景観は素晴らしいものがありますね。
小生は甲府以東の中央自動車道はほとんど走ってはいないのですが・・・・・。
中京圏から恵那山トンネル-飯田-駒ヶ根-伊那-塩尻までの高速道路ばかりを使っていました。
この道は南アルプスと中央アルプス、恵那山の眺めが良いですね。
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ブチョウホウ天文台 (縄文人)
2020-09-05 06:08:46

~あまり、まん丸い月をバッチリ撮りUPすので…・・
頭の片隅にコビリついていた○○が息を吹き返した。

  ・月々に月みる月は多けれど
      月見る月はこの月の月

思い出しました。失礼しました。

返信する
縄文人様へ (ぶちょうほう)
2020-09-05 11:50:16
縄文人様 こんにちは コメントを頂きましてありがとうございます。
暑さのせいで外を出歩かないので、涼しい夜に見える星空が最近の題材になりがちです。
でも、早寝早起きの縄文人様とは別の世界のことになりそうですね。

月々に月見る月は多けれど月見る月はこの月の月

頂いたこの歌はいつの時代のものなんでしょうか。
小生の推測ではこれだけ洒脱な表現は江戸時代のものに違いないと思っていますが如何でしょうか。
作者については不詳とありますので、これはもう調べる術がないのかもしれませんね。

♪月見れば千々にものこそ悲しけれわが身ひとつの秋にはあらねど♪

これは百人一首のものでしたね。昔の人たちは「月」に思いを寄せて、いろいろ風流な催し物などもやっていたようですね。

小生はと言いますと、やはり、東海林太郎の「名月赤城山」ですね。
♪男心に男が惚れて・・・・・澄んだ夜空のまん丸月に・・・♪
「赤城の子守唄」の中にも「月」は一度だけ出て来ますね。
赤城の山には月が似合ったのでしょうか。
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