ぶちょうほうの画(え)日記(一語一画(え))

亭主「ぶちょうほう」の身の周りのいろいろな風物を「画(え)日記」ふうに綴っています。

2/7日 知立市の弘法様(遍照院)にお参り。

2020-02-08 10:00:28 | 草花
団地の高楼から下りて、家に帰らずに、知立市まで足を延ばして弘法様(遍照院)にお参りすることにしました。
このお寺さんの縁起をネット上より、下にコピペしておきます。

弘法山遍照院の縁起:(ペースト開始)
弘仁年間(810年代)に、弘法大師が関東地方に御巡錫の途中、当地へ約1ヶ月の間御逗留になり、布教に勤め衆生済度を実践され、佛道の社会的実践の場として当山を建立され、出立の際には庭前の赤芽樫(カナメモチ)の木をもってご自身の座像を三体刻まれ、当山のご本尊とされたのであります。
この三体の座像の中、一番根本で刻まれた大きな御像が別れを惜しんで、やや右を向いて振り返っておられる御姿であるということから、見返弘法大師と申し上げているのであります。
この御本尊様は、秘佛となっておりまして、お大師様の御命日である旧暦3月21日の御祥当に特別御開帳を致しまして、善の綱をもって善男善女にお手引き(お渡し)しております。
いつの頃からかこの三体の御座像を三弘法さんと称しそれぞれ奉安されたのですが、当山では、お大師様が自身で建立された因縁により、1200年の法燈を厳然として守り続け今日に至っており、毎月の御命日には、生活雑貨を始め食料品、骨董品等の露店が数百も連なり知立駅より寺院境内まで並びます。
このように、毎月旧暦21日は老若男女がお大師様を詣でます。それがお大師さまのお寺、知立の弘法山といわれる由縁であります。(ペースト終了)

上に述べられているように、(昭和40年代までは)旧暦の21日は大変な賑わいでありました。
特急電車は増発され、遠くから善男善女が参集し、ひっきりなしに道行く人はお寺さんまでの間、途切れることはないほどでした。
ところが近年は参詣される方も高齢になり、世代交代されることもなく、参詣人は減少の一途をたどっています。

境内の櫻 ↓

境内に入るや、この花が嬉しくも出迎えてくれました。


紅梅 ↓

本堂に向かって進むと、今度は紅梅も待っていてくれます。


本堂 ↓

本堂はコンクリート製で、大きな構えで善男善女を迎えてくれます。

弘法山という山号ですのでそれに因んで弘法様の像があちこちにあります。
安産子育て弘法 ↓


東に祀られたのは見返弘法大師か ↓

御本尊は秘仏だそうですから、これはそれを模して作られたものでしょうか?(小生の推測です。)


その見返弘法大師の参道の所々に俳句の石碑が建っていました。
読めたものだけを拾っていきます。

これは別の大きな大師立像の後ろにあった句碑ですが、
「月賞めて歩きそうなる大師像」 と読めました。
”誉め”ではなくて”賞め”るところがミソかもしれません。



「柚子しほる指よりにけて闇匂ふ」とあるようです。
そうなるとこれは”柚子絞る指より逃げて闇匂う”と読めそうです。




「蒔く種の一粒命となる重さ」で、見たままの句のようですが、作者は「一粒」の部分を”ひとつぶ”と読みたいのか、それとも”いちりゅう”と発するのかどちらかな?と思いました。



「遠足の疲れを芝に置いてゆく」
これは保育園か小学校の遠足でしょうね。
芝生広場で最後の休憩をして疲れを癒してから、出発地に戻って行くのでしょうが、上手い表現だと思いました。



「可多里加希登ひ加け母能墓洗う」変体仮名だらけですが、「語り掛け問いかけ母の墓洗う」と読めました。季語は”墓洗う”で初秋を指すようです。
今回、小生的には一番印象の深かった句でした。
洗うお墓が「父」でも「父母」でも「家」でもなくて、「母」とだけありましたので、作者の境遇にまで思いを馳せてしまいました。



「雪積もる嘘一つなき石の貌」・・・”貌”は”かお”と読むべきでしょうか。
この日のように寒い日に、日陰に立っているこの石碑と向き合い、寒さは身に沁みました。

ほかにも、どうしても読めない句碑がありましたが、それは別記事を作り、皆様のお知恵拝借といたしましょう。

カナメモチ(赤芽樫) ↓

お寺の縁起に出てくる、お像を彫った木と同じ種類のものです。
材質は硬くて扇の要に使われていたそうです。 赤い実がいつまでも残っていますね。


今時咲いている ↓

こんな時期に咲いているこの花は、”寒咲きアヤメ”(原産国…地中海沿岸~西アジア)でしょうか?


氷 ↓

この日の氷は結構な厚さがありました。


お寺さんを後にして家路につきます。

フクジュソウ ↓

家に着き、庭の福寿草を見ます。まだ花が開かずに勿体をつけています。



クリスマスローズ ↓

北向きですが、冷たい風を受けても健気に咲いています。
コメント
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