ぶちょうほうの画(え)日記(一語一画(え))

亭主「ぶちょうほう」の身の周りのいろいろな風物を「画(え)日記」ふうに綴っています。

2/14日 知立(ちりゅう)の弘法様(遍照院弘法山)で初弘法を見てから過日の難読句に再度対面。

2020-02-17 06:08:12 | 草花
弘法様(遍照院弘法山)の門前に来ましたが、その前の通り(弘法通り)が、時間を区切って交通遮断して歩行者専用になっていますので、道の両側は露店がたくさん出ています
お寺さんの境内に入る前に、その露店を見ておくことにしました。
弘法通り ↓

朝10時頃でまだ少し早いのでしょうか、それに天気も思わしくなくて、思ったほどには人が出ていません。



刃物屋 ↓

爪切りやナイフから包丁や鎌まで、昔の民家で使われるものなら何でもありそうなお店でした。



大あんまき ↓

中京圏では、大あんまきで知名度抜群の藤田屋が、露店を出しています。

その他にも野菜・果物、お赤飯、お餅、塩干魚、農機具、ホットドッグ、お好み焼き、串焼き、ウナギどんぶり、お線香・・・・など、沢山の業種が並んでいます。
適当なところまで歩いて、引き返します。

山門前 ↓

山門前もいつもとは違い、露店があるし、人もたくさん通り、確かに、縁日の賑わいとなっていました。


境内でも実にたくさんの露店 ↓

境内でも実にたくさんの露店が並び、パン、飲み物、野菜の苗その他たくさんの業種が揃っていました。
凄いなと思ったのは見た瞬間に女性の”ズロース”という古い言葉が出てくるほど、昔懐かしい下着の部類まで売られています。


さて、ここで先日解読できなかった俳句の石碑のところに行って見ます。

この句をパーツごとにしっかり撮っておきます。そして家に帰ってから判読を開始しました。
上の句 ↓

石蹴までは読めますが、その下の文字は”連”という漢字と”者”の変体仮名のようです。
「石蹴連者」を俳句の上の句ですので・・・・「石蹴れば」とむりやり読んでみます。


次の句 ↓

「冬能〇さて」・・・と見えます。〇の部分を「硬」という字に(これも無理筋ですが)読むとすると、  「冬能硬さて」となり、俳句の中の句ですから連用形であると見做して、ここは、
「冬の硬さで」と無理やり読んでおきます。

そして最後の部分になります。
下の句 ↓

始めの漢字はどうも「残」の字に見えます。
そうなると「残〇里」又は「残〇〇里」となりそうです。
〇で一字ですと俳句の字数が足りませんから、ここは二文字のはずです。
〇でも〇〇でもこの部分は変体仮名でとても読めません。
しかし、最後の言葉は「里」(り音)ですから、ここはきっと詠嘆の表現であろうと見当をつけ、「なり」または「けり」で結ぶ俳句に違いないと見当をつけました。
つまり下の句は「残るなり」または「残すなり」、「残しけり」、「残りけり」ということになります。
そのつもりになって変体仮名をあたって行くと、「留」という字と「那」という字が石碑の文字に近い崩し字だと判明しました。
そうするとと石碑に刻まれていたのは「残留那里」と判断し、これを「残るなり」と無理やりに読んでおきます。

結果的にこの句は
「石蹴れば冬の硬さで残るなり」
          と小生なりの無理読みとなりました。
一つの俳句として成り立ちそうですが、意味が通るようにも、通らないようにも思えます。

俳句の判読ごっこはこの辺で・・・・・

アセビ ↓

アセビがか細くも咲き始めてきました。



カナメモチ ↓

カナメモチの実がその後まだ残っています。やはり野鳥たちはこの実を気に召さないのでしょうか。


奥之院 ↓

奥之院の弘法様の前も納経所や露店があり、沢山の人が訪れています。
境内をひと回りして、来た道で家路につきます。
コメント (10)
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