ぶちょうほうの画(え)日記(一語一画(え))

亭主「ぶちょうほう」の身の周りのいろいろな風物を「画(え)日記」ふうに綴っています。

6/24日 葦毛湿原と背後の稜線歩き その6(最終):旧知のお師匠さんに出会い、付近を歩く

2014-07-03 07:06:19 | 草花
葦毛湿原と背後の山歩きのレポートは今回が最終になります。

本当はもう少し長い距離を歩きたかったのですが、蒸し暑さに小生の体が敗北して、稜線歩きの途中で、山を下ってしまいました。
湿原内に再び舞い戻るとそこには旧知の”お師匠さん”の姿がありました。

彼とは5年ぶりくらいの偶々の再会ですが、もうお互いの名前(姓だけですが)を記憶しあっています。
彼の植物に関する造詣は恐ろしいほど深くて、もう20年以上の間、小生のお師匠さんであり続けています。
しかし、面白いことに彼の家の住所も、家族構成、電話番号、歳も、フルネームすらも全く知らずに、湿原内で話を聞かせてもらったり、今回のように歩ける範囲内で、植物巡りで付近を案内をしてもらったりするだけのお付き合いなのです。

”お師匠さん”はインターネットもやっていないと言うことですが、これはどうかなと疑っては居ますが、とにかく徹底した性格のお方であることに間違いありません。

バイケイソウ ↓

イトトンボのおいかけっこを見たあと、すぐそばの空地にバイケイソウを見に行きます。
花は終わっていましたが、一部に咲き残りもありました。



バイケイソウ ↓

咲き残った部分に近付きます。草全体は背丈が2メートルほどありますが、花は小さいものが固まって着きます。



メギ ↓

湿原に再び戻ろうとして道を引き返すときに肌に何かが当たり引っ掻かれた感じが有りました。
注意してみるとそれはメギのトゲでした。



イボタノキ ↓

湿原内で偶然”お師匠さん”と久しぶりに再会できて、話しが弾みます。いろいろな話をする中で、疑問点などをぶつけてみると全てに対して的確な答えをいただけます。
そんな中である花を訊ねると、「一緒に行こう」と言うことになり、湿原外に歩いていきます。
このイボタノキは湿原入口の広場にあるものです。



コクラン ↓

”お師匠さん”にコクランの花が未だ咲いていなかった、と言いますと、それなら咲いているところ見せてあげようと言うことになったのです。
・・・・そして・・・・、この花姿が見たかったのでした。



マムシ ↓

コクラン探しをした場所はイノシシのヌタ場のようで、その痕跡が見られました。イノシシも相当暑がりのようです。
そんな場所で本日二度目のマムシ発見。”お師匠さん”曰く「餌が少なくてマムシも気が立っているから」気をつけるようにとのことでした。
小生は写すだけですから、マムシ君の逆鱗に触れずに済んだようです。



エンシュウムヨウラン ↓

エンシュウムヨウランは湿原周辺に何千本とあろうかという話を”お師匠さん”から聞きました。
小生が「探して歩いて来たが、見つからない」と言いましたら、たちどころにすぐそばでこの株を示してくれます。
花はもう終わってしまいましたが、どうも小生の老眼では歩きながら見つけることは無理のようです。それが原因で見つけられなかったようでした。



溜池の水面に藻の花 ↓

”お師匠さん”と別れて駐車場に戻るまでの間に溜池が有り、そこの水面に小さな花が咲いています。
どうやら藻の花のようですが、立ち入り禁止で近づけません。



駐車場 ↓

火曜日の午前11時でもこの賑わいです。葦毛湿原は背後に稜線が有り、老人の健康ウォーキングで沢山の人が集まるようになりました。
コメント (8)
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