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Brugge Style
perahia and academy of st. martin-in-the-fields
マレイ・ペライアが首席客演指揮者を務めるAcademy of St. Martin-in-the-Fields、ベートーベンのピアノ協奏曲を3回に分けて演奏するPerahia plays Beethovenの3回目。
Academy of St. Martin-in-the-Fieldsは、St. Martin-in-the-Fields教区のアカデミーという意味だが、日本語ではセント・マーティン・アカデミー管弦楽団とかアカデミー室内管弦楽団と訳されているそう。
今回は最終回、5番の皇帝。
娘は5番が一番好きだそうで(わたしは3と4か)、朝からワクワクが止まらない。
まず前半では、ベートーベンのロマンス第2番と交響曲第1番が演奏された。
ヨーロッパの外ではAcademy of St. Martin-in-the-Fieldsはあまり知られていないと言うが、絶対にもっと知られるべきだ!
わたしはPerahia plays Beethovenを3回分、1番から5番まで全部聞きに来て、毎回、耳の中がすっきり洗われるような体験をした。その上で特に今回は最初から最後までオーケストラの繊細なる気迫がすごかったと思う。
素人のわたしが聞いていも団員ひとりひとりの技術や表現力のレベルの高さに気がつかずにはおられないし、なんといってもお互いのコミュニケーションの取り方、サポートの仕方、され方がすばらしい。
また、音のひとつひとつが非常に大切にされている(ようにシロウトには聞こえる)と言えばいいのか、こちらに刺さってくると言えばいいのか、とてつもなく優れていて背筋がぞくぞくするほどであった。
娘(<ピアノを始めて今年で14年目))なんかは、ペライアが優れているのは世界に知られているからこの際置くとしても、このレベルの楽団が知られていないのは世界の大損失である(彼女はフレンチホルンでオーケストラに属する身なので)と言い切るほど。
書けばきりがないが、例えば後半の5番皇帝の第三楽章のティンパニとピアノの掛け合いはもう天才の技そのもので、息ができないほど美しかったです。
星5つ! ブラヴォー!
写真はバービカン・センター、この建物好き...
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