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もっこす亭の生きざま日誌

 「自然と人・人と人」の“いいかげん・いいあんばい”な生き方を求めています。

これがいつものパターン

2011-02-13 20:59:06 | Weblog
  今日は冷たい北風が吹きぬける冬晴れとなった。
 
 日曜日はタカを施設に送る日。
 家を出る前は「デカレンジャー」を見て笑い声を響かせている。
 デカレンジャーになりきっているのだろう。

 声をかけると自分でテレビのスイッチを切る。
 そこからは冷たい表情に変身する。
 デカレンジャーは消えるのだ。

 タカが辛けりゃ親も辛い。
 施設まで沈黙が続くこともある。

 気分を転換するために、ゲームセンターや大きなスーパーを回ることもある。

 施設近くの休耕田のハクチョウ。
 DSCN4612.jpg 
 蔵王おろしの冷たい風の中で、這いつくばって餌を食べている。
 群れはこの前から半分の50羽くらいになった。
 もう旅立ったのか、餌場を変えたのか・・・

 なんてタカに言っても分からないけど、切りかえるのだ。
 
 施設に着くと、振り向きもせず園舎に駆け込んでしまう。
 今週も楽しく過ごせますようにと、担当者にお願いして急いで去る。

 これがいつものパターン。

宮城生健会 県の福祉課と交渉

2011-02-13 13:24:47 | Weblog
 昨日の雪空は腫れた。
 雪の解け出した草むらでは、カラスたちが餌をあさっている。
 DSCN4610.jpg

 先週は「仙南派遣村」にこられたNさんの相談に同行した。

 彼は観光バスの運転手。去年の6月から給料は払われていない。今月で9ヶ月目。
 労働基準監督署に相談し、11月支払いを約束した文書がきたが履行されず預貯金は底をついている。
 
 我々は生活保護を申請するか、会社を辞めて雇用保険をもらいながら未払い賃金を請求し次の仕事を探すかを勧めたが結論は出ず。

 先週の木曜日、宮城県生連(生活と健康を守る会)は、県の福祉課と交渉を持った。
 ※「生活と健康を守る会」は、行政に対して団体交渉権をもっているのだ。

 主な交渉内容は<生活保護に関して>
 ○申請書を窓口の見えるところにおき、誰でもてに取れるようにすること
 ○車の保有を認める用件の緩和をすること
 ○保護決定書の内容を受給者に分かりやすいようにすること
 ○扶養義務者の調査は、申請者の意思に反することは行わないこと
 ○生活保護利用者が生活福祉資金をりようできるのはどんな場合か?
 ○生活保護法第25条1項の職権保護の県内における実施状況は?
 
 <国民健康保険制度について>
 ○国庫負担率を削減前に戻すよう国に働きかけること
 ○資格証発行はやめるよう強く国に働きかけること
 ○保険証の発行を要請した加入者には直ちに交付すること
 ○法44条に基づく医療費自己負担分の減免制度の周知徹底を
 ○児童の医療費助成制度について、国の制度として整備するよう国に強く働きかけを
 ○都道府県単位への広域化の動きは、加入者に一層の負担増をもたらすので慎重な検討を

 <生活福祉資金について>
 ○申し込みから融資までの期間がかかりすぎるので、実態に合った運用の改善を
 ○緊急小口融資制度は即決できる制度に変えること
 ○制度の広報を強化するとともに、窓口の職員の研修を徹底し活用しやすい運用にすること

 以上が宮城県生健会がの主な課題である。

 生健会の交渉者は24名だった。県は5名の担当者が対応した。交渉時間1時間15分。
 
 県からの回答は質問提出3週間後、交渉の前日に届いたという。
 交渉の中身は、全般的に当たらず触らず、のらりくらい。
 分析して生かせるところを見つけたい。

 困っている人は、今困っている。
 だから、緊急な対応が必要なのだ。のらりくらりで最後は拒否されるのでは生きていけなくなるのだ!<emoji code="a003" />