silly ski squadronスキー雑記

バカなスキー集団。スキーならなんでもやります京都方面本部。
突撃我ニ続ケ!!

石佛峠(石仏峠)

2010年07月25日 23時26分32秒 | スキーオフトレ
写真、気持ちいいですね。(まだやったことないけど)PSのゲーム『僕の夏休み』みたいな感じ。Niiya氏です。
今日はMTBだけれども、ルートの100%近くが舗装路&ダブルトラックなので公開。
真夏のまっぴるまにNiiya氏とVIGOREを出発。
『注意深く水分、栄養摂取しないと間違いなく脱水症になるからしっかり持ってこまめに補給しながら行こう』などと話しながら市原ローソンへ。
水分と食料を買って雲ヶ畑方面へ出発。まずは洛雲荘前の自動販売機で休憩。
久しぶりの祖父谷林道、汗をしたたらせながら只管登る。
桟敷ヶ岳登り口で、10人くらいの山作業の方たちが降りてくるのに会う。訊ねてみると送電線の工事とのこと。
日本海の原発で作られた電気が、この人たちのおかげで京都市内で使えているのだなあと思うと感慨深い。
まさに現代の杣人と言えるでしょう。
汗まみれのシャツとニッカー。
背負子をトラックに放り込んで荷台にみんなで乗って手を振って去ってゆく姿は実に爽やかでした。
そこから土道になります。息を切らせつつ登ってゆくと荒れた場所でオフロードバイクが道を空けるために待ってくれている。
挨拶して通りすぎようとしたら『○○さんじゃないですか!?』と呼び止められたので慌てて停まると、なんと私の歯の主治医の先生でした。
そういえばZZRの他に小さなオフ車を持っておられたなあと思い出す。しばし歓談後出発。
再度苦しい登りが続きます。梅雨の大雨のせいかところどころ道が荒れていて下車することも。
狼峠分岐を過ぎ、漸くにして祖父谷峠分岐へ着くが今日の目的は石佛峠。


途中非常に眺望の良い林道となり標高も800mを越します。日陰は涼しく休憩するならここが最適でしょう。
地図とガーミンGPSを組み合わせてみると、目的地はもう少し先っぽいので、下り基調の林道に不安を覚えつつも進んでいきますと、やっと左に標識が見えてきました。しばらく林道を走った先の100mほど奥に石佛峠はひっそりとたたずんでいました。
北山放浪歴は40年になりなんとしているのに、ここは初めて!
14才の頃から、いつか行きたいなあと思っている間にあそこは舗装された、どこそこは林道が出来たという話を聞いて、なら行かなくていいやと考えたりしているうちにこんな年月が経ってしまいました(笑)。
途中からは比良山系に入り浸ったのも原因でしょう。武奈ヶ岳とか25回も登っているのに近くの大事な峠に行っていないのもちょっと。
(この他には百里ヶ岳とかも行ってみたい場所です)
ここは北山クラブの故・金久昌業氏が峠の由来の石佛を捜されたという曰く付きの場所。
小さな峠です。
祖父谷峠のような風格はありません。こんなに山深いのに岩倉の里山の峠と言った趣です。
そろそろ夕刻も近い。あまりゆっくりもしていられません。


林道を下っていくと、山崩れで道が通行不能に。
そういえば先ほど歯科医の先生が『倒木で通れないので引き返して来ました』と仰ってたのはここのことだったのですね。倒木くらいなら自転車を担げばいいやと思って軽く聞き流していたのですが、完全な崩壊です。
歩いて様子を見に行くと、10mほど先でまた林道は続いています。
二人で苦労して自転車を引き摺り上げ、引き摺り下ろしてようやく復帰。相当消耗しました。
最後の魚谷峠への登り返しでも足に来ています。到着は17時半過ぎ。
いつも強いNiiya氏の調子が悪そう。頭痛と倦怠感があり軽い脱水症状のようです。そういえば私も軽度の頭痛があります。
ここからまだ相当下らないといけないので、水分を補給しておく。
ヒグラシの鳴く夕方の魚谷峠は去りがたく気持ちよいのですが、時間も体力もそろそろ終わりです。私の携帯電話の電池も切れてしまいました(圏外が多いのに意味なくRun&Walkをセットしていたので)。
またいつか。。。と振り返りながら長い林道を雲ヶ畑出合橋まで下り、あとは一路岩倉へ。19時ころにVIGOREに着いたらもう閉まってました。残念。

帰ってから体重や摂取水分、食料などから計算してみると約4,000mlの水分が喪われていた計算になります。
その後も取り戻すかのように水分補給を続けて、現在ようやく落ち着いたので真夏のMTB半日では約5リットルの水分摂取が必要ということになります(休憩を含めた行動時間7時間弱)。
こんなには持てないので(渓流の水を利用すれば可能ですが)せめて2,000ml~2,500mlあれば体重の2%以上の低下を免れることが出来るでしょう。
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4 コメント

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読めば読むほど (にいじ)
2010-07-27 00:00:42
読めば読むほど行きたくなるようなところですね~。
どの写真も素晴しい景色でいつかチャレンジしたいもんです。
ただ最後の最後での魚谷峠への登り返しは相当の覚悟がいりそうですね・・・。
もう既にそのときはいつものように麻痺してるのかもしれませんが。

しかしMTBってたまりませんね!
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Unknown (ボマー)
2010-07-27 00:44:39
帰った当日は、もう懲り懲りだ!(笑)と思っていましたが自分で読み返していて、また行きたくなりました。
ただおそらく季節がよくなればモーターバイクは多いので、まあ時間やルートずらしたり考えましょ(*^-^)b
モーターバイクも1台や2台なら気にもならないんですがたくさん集まると鬱陶しいですね。
ま、それはMTBにもハイカーにも言えることですが。
魚谷峠の登り返しは、にいじ氏なら屁のカッパです。今度は朝早く出てもっとルート延ばしましょうか。
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Unknown (hiro)
2010-07-27 21:12:35
暫く行ってませんが、石仏峠も目前まで林道が迫ってたのではないでしょうか。
昔、石仏峠に行くには祖父谷から狼峠を越えて医王沢に抜けてから詰めたように思います。
その狼峠もなんだか造成地みたいになってさみしい限りです。
石仏峠から向こうへ抜けて行くと峠越えの雰囲気が楽しめると思います。
林道等で壊されず残っていて欲しい峠ですね。
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Unknown (ボマー)
2010-07-28 00:27:21
さすがhiro師匠!
その昔トレースされてたんですね。
林道がなければおっしゃってるコースはとても合理的なものだと思います。
Doubleトラックの終点から峠まではほんの僅かでした。
でも北へ抜ける道はとても魅力的に見えました。
是非行ってみたいです。
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