silly ski squadronスキー雑記

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3:16みんなで神のラインをなぞろう!(糖尿病・脂肪肝・PPAR-γ)

2011年05月12日 23時58分17秒 | スキー・自転車・糖尿・メタボリック
恒例の“モーグル神のライン”です。
3:16はヨハネの福音書3章16のことですね。日付じゃありません。要するに信じるものは救われる。
WWFのプロレスラー、“ストーンコールド”スティーヴ・オースチンがTシャツにプリントしていて一躍有名になりました。
まあこちらは『オースチン伝3章16節』なんですが(笑)。

なんでこんなことを書くかと申しますと、どうしても深いコブでモーグルのラインを滑ろうとするのは難しい。
いくら自分で勇気を奮いだしても体は遅れるしラインは膨らみます。そんな時超上級者(私たちの場合はH川先生です)の後ろを滑ると良いのですが、信じないと思い切れない。
幸いH川先生は日本のモーグル教師としてトップクラスなので、私たちの付いて来れるレベルのスピードでモーグルのあるべきラインを滑ってくれます。
恐らくH川先生の全力の1割程度のスピードでですけど。
信じて付いて行けば『ああ。。。これなんだ。このラインなんだ』と安心してタイトなラインを滑ることが出来ます。
なので時々このレッスンをして頂きます。
写真を見ますと(上から私・mia嬢・MS氏)みんな正確にはラインを辿りきれていませんが、一人で滑るのと違って明らかにまっすぐのラインです。
機会があればモーグル超上級者の後ろを(スピードを抑えてもらって)滑らせてもらってください。
ユリイカ!と叫ぶに違いありません。
スキーの時くらいH川先生の狂信者になってみるのもいいと思います。
逆に中途半端なインストラクターの後ろは避けるが吉です。

さて閑話休題。
第54回日本糖尿病学会年次学術集会(札幌)のまとめが漸く終わりました。あとはポスターの刷り上がりを待つだけです。
とは云え、その翌週にあるフォーラムでCase Reportを発表しなくちゃならないので、そちらの準備に入りました。
必ずしも奇麗なデータが素晴らしいと私は思いませんが、DPP-4阻害剤と脂肪肝、BMIの関連に於いては確からしい結果を得たので両方とも楽しみです。
あっさり書くと『血糖コントロール困難な肥満2型糖尿病の方に対してはメトホルミンかピオグリタゾン、又は両者をベースとした加療が有用であり、更に高血圧を伴う場合には同じPPAR-γ絡みでイルベサルタン、テルミサルタンのいわゆるメタボサルタンが有用であろう』という結論です。もちろんインクレチン関連薬が素晴らしいことは間違いありません。
ちょっとクリアカットすぎる気もしますが、仮説として検討を重ねていく価値は十分にあります。まずは3:16の心意気で(え?)懐疑を持ちながらも(え?え?)可能性を追求するのも悪くないでしょう。
時間があれば学会やフォーラムのあとにペーパーとしてアップデートしたいなと思います。
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