silly ski squadronスキー雑記

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モーグル・基本中の基本

2011年05月10日 18時24分08秒 | スキーテクニック編
さてモーグルのラインのことを何回かお話ししましたが、まず整地でそういう滑りが出来なければなりません。
一部のコブ慣れしたスキーヤーの方は、角度を与えたスキー板をコブの表側(見えている側)に当てるだけで早いピッチのコブを滑り降りて来ることが出来ます。
しかしながら斜面が難しくなったり硬くなったりした場合にはその技術では対応が困難になります。
やってみると分かりますが、なによりターンとしての面白さがない。
そこでモーグルの基本に立ち戻ります。
写真は急斜面を降りてくる祓川貴広先生ですが、学ぶべき点はたくさんあります。
しかし今日はその中で『ターンの幅』と『体幹』に注目してください。
板は左右に2mの範囲で収まっています。言い換えればスキーブーツは、ほぼ一直線にフォールラインに沿って落ちています。
だいたいのスキーヤーはこの幅の中で方向転換をするのが困難です。少しでも重心が遅れると板が走ってしまいますし、パラレルスタンスが維持出来ません。
やるべきことはいつだって分かっているのです。
しかし出来ないのが私のような一般スキーヤーです。
さあ!気を取り直して要件を再確認して練習しましょう。
腕はワイドに高く構えて目線を上げて。脚部もワイドスタンスで内足は上げない(同時操作)。重心を自分からどんどん落として。
どうしても難しければ(カービングでは嫌われることですが)少し谷側のスキーを後ろに引いて前後差をつけても構いません。
両肩・両股関節(又は鼠蹊部)四カ所からなるトルソー(胴体)を絶対崩さない。とは云えこれが一番難しいのです。
1コマ目と3コマ目は無造作なビッサージュ(アンギュレーション:角度付け=逆ひねり)に見えますが、ふつうはここまでトルソーが一定な動作は難しい。
少し腰が回ったり、腕が引けたりします。
窮屈な姿勢を嫌がるべきではありません。人は自然に自分の限界を決めていて、その運動可能範囲内で動いてしまいます。
なので昔から言われているように練習では大袈裟なくらいにやるのが正しい。
たとえば低い姿勢で滑ってみましょうと言われ、あとでそのムービーを見ると自分が思っている以上に高い姿勢だった、ということはありませんか?
デモンストレーションをする人を越すくらいのオーバーアクションで練習してみることが肝要です。今回はトルソーを“大袈裟なくらい動かさない”練習の話でした。次回やってみましょう。
自分の知らない窮屈さを味わってください。もちろん人によって異なりますが女性は解剖学上、3コマ目の様な姿勢は少し難しいかも知れませんね。
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