ストロングスタチン3剤(アトルバスタチン・ロスバスタチン・ピタバスタチン)の直接比較試験『PATROL試験』の結果が出ました。
有害事象:ア(18.2%)・ロ(12.0%)・ピ(17.2%)
GPT異常値:ア(24.7%)・ロ(13.4%)・ピ(12.6%)
(※実際使っていてそこまで有害事象はないと思いますが)
HbA1c:すべて正常範囲だがア・ロで有意な上昇
尿酸値:ア・ロで有意な低下
目標達成率:ア(94%)・ロ(89%)・ピ(94%)と総て有効。
対象によって使い分けが必要かも知れないがとにかくさほど差はない。という結果ですね。
漫然とスタチンであればどれでもいいやというのは宜しくないでしょうがもう少し症例数も必要です。
いずれにせよ心血管イベント抑制のためには必須な薬剤ですから簡単に結論は出せません。
(より一層のエビデンスが揃えば)具体的には高尿酸血症を伴い耐糖能低下のない方にはロスバスタチンやアトルバスタチン、耐糖能異常があって尿酸値の正常な方にピタバスタチンというような。
ただLDL低下効果について私の印象はちょっと違って圧倒的にロスバスタチンが強力だと思います。
なので特に二次予防には(LDL100mg/dL未満)ロスバスタチンが有効と思われます。たとえ少々耐糖能に(具体的には糖尿病)異常があってもデメリットを補って余りある効果が期待できると思います。
まだまだ投与前の年齢、性別、スタチンの前投与歴、高血圧、喫煙などに有意差がなくとも他のファクターがあると思いますので『PATROL試験』では不十分かと。
あとやはり一番重要なのはエンドポイントがどうかです。
続報を期待します。
ついでにPATROL試験の解釈に関してはこちらもど~ぞ♪
有害事象:ア(18.2%)・ロ(12.0%)・ピ(17.2%)
GPT異常値:ア(24.7%)・ロ(13.4%)・ピ(12.6%)
(※実際使っていてそこまで有害事象はないと思いますが)
HbA1c:すべて正常範囲だがア・ロで有意な上昇
尿酸値:ア・ロで有意な低下
目標達成率:ア(94%)・ロ(89%)・ピ(94%)と総て有効。
対象によって使い分けが必要かも知れないがとにかくさほど差はない。という結果ですね。
漫然とスタチンであればどれでもいいやというのは宜しくないでしょうがもう少し症例数も必要です。
いずれにせよ心血管イベント抑制のためには必須な薬剤ですから簡単に結論は出せません。
(より一層のエビデンスが揃えば)具体的には高尿酸血症を伴い耐糖能低下のない方にはロスバスタチンやアトルバスタチン、耐糖能異常があって尿酸値の正常な方にピタバスタチンというような。
ただLDL低下効果について私の印象はちょっと違って圧倒的にロスバスタチンが強力だと思います。
なので特に二次予防には(LDL100mg/dL未満)ロスバスタチンが有効と思われます。たとえ少々耐糖能に(具体的には糖尿病)異常があってもデメリットを補って余りある効果が期待できると思います。
まだまだ投与前の年齢、性別、スタチンの前投与歴、高血圧、喫煙などに有意差がなくとも他のファクターがあると思いますので『PATROL試験』では不十分かと。
あとやはり一番重要なのはエンドポイントがどうかです。
続報を期待します。
ついでにPATROL試験の解釈に関してはこちらもど~ぞ♪