silly ski squadronスキー雑記

バカなスキー集団。スキーならなんでもやります京都方面本部。
突撃我ニ続ケ!!

微妙、ROADMAP試験

2010年12月21日 23時28分51秒 | 糖尿・メタボリック・自転車
ロードマップ試験。
Randomised Olmesartan And Diabetes MicroAlbuminuria Preventionの略。

2型糖尿病の腎症を抑制することは腎不全への進展を予防するために急務であり、多くの大規模試験が行われています。
また尿中微量アルブミンは心血管イベントのリスクファクターと位置づけられており、結果多臓器の保護ともなり、この治療は重要な意味を持ちます。
代表的なスタディは以下のものでしょうか。他にもあると思いますのでご指摘いただければ幸いです。

IRMA-2試験(ARBで早期腎症から顕性腎症への進展を抑制)イルベサルタン
IDNT試験(2型糖尿病・高血圧でARBがCCBより腎保護作用)イルベサルタン
RENAAL試験(2型糖尿病・顕性腎症にARB追加で腎障害進展抑制)ロサルタン
MARVAL(2型糖尿病で微量アルブミン尿を抑制)バルサルタン

で、完全に糖尿病性腎症1期から早期腎症への進展を抑制するかどうかを調べたのがオルメサルタンを使ったROADMAP試験です。
そのリザルトが発表されました。
発症リスクを23%低下させたのは確かですがハザード比0.770(1.0より低い方が良い)でP=0.0104。
大規模試験にしてはP値が低い。P=0.0001は欲しい。
とはいえ抑制はしたのですから意味はある。オルメサルタンはARBの中でも降圧作用の強い方なので、使い道はあります。
でも、、、何となく微妙なんですよねえ。。。
数千人以上が参加する大規模試験では少しの差も有意となるのでP<0.05以下程度で満足できないのは欲深すぎるでしょうか?(もちろん0.05でも0.0001でも有意差ありなんですけど)

閑話休題。最近強引に話を変えているなあ(^_^;)
上記のように薬剤療法もいいのですが、糖尿病にしろ骨粗鬆症にしろ食生活(もちろん大切です)だけではないような期がします。本日の『本当は怖いたけしの家庭医学』を観ての感想です。
もうちょっと運動に目を向けましょうよ。と強引に自転車の話に持って行きます(笑)。
スポーツは兎も角(スポーツは健康維持には強すぎる)適度な運動は必ずこれらを予防します。
そのために自転車を乗りませんか?って話です。
現在私は休日のややきつめのMTBや踏切(ピスト)、ロードバイクを走らせて時間のない平日は固定ローラーで平均40分程度の運動をしています。
歩くことや体操もいいのですがちょっとした旅気分が味わえるので飽きることがありません。
入門は少々お金がかかりますが(15万円~20万円程度)、その後はさほどかかりません。これプラス心拍数計であなたの心血管イベントの抑制を!
交通事故には気をつけて下さいね。
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