silly ski squadronスキー雑記

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突撃我ニ続ケ!!

ロタシオンにおける皮肉な出来事

2005年07月26日 10時44分10秒 | スキーテクニック編
フランススキーとオーストリアスキーが、互いにローテーションとアンギュレーションで技術の違いを出していたのは遠い昔。
1960年には、相互補完的に技術は歩み寄りを見せていました。

写真のイラストは不鮮明で申し訳ないですが、ドイツ式のローテーション。これを1980年代なかばにミッターマイヤーとノイロイターは、シュブングの基本は逆ヒネリだが、ローテーションはエキスパートスキーヤーで、ある場面に於いては非常に有効であるとしています。
一方それよりかなり以前の1970年には、フランスのG・ジュベールがロタシオン又はプロジェクション・サーキュレールは百害あって一利なし!とまで言い切っています。
皮肉な逆転現象ですね。

ただしジュベールは素晴らしい理論家ですが、少々エキセントリックなところがあるようで、これは極端すぎると思います。
完全な振り込み動作によるターンは良くないですが、ターンの一部にローテーション動作が出てくるのは間違いだとは思いません。

それにしてもフランス人(ジュベール)とドイツ人(ミッターマイヤー&ノイロイター)によるスキーテクニック本の雰囲気の違いは読んでいて楽しいものです。

フランス人は緻密に語りながらもどこかフィーリングで理解させようとしていますし、ドイツ人は簡素で朴訥な文章です。
イラストも違いがあります。
こちらは明らかにイラストはフランス人の勝ちです。簡素なラインながらスキーヤーの理解を助けます。
ドイツ人の方は、なんとかよく理解してもらいたいという気持ちは伝わるのですが、それゆえに不要な書き込みが多く見づらくなっています。

いや、別にこれ、普遍的にフランス人とドイツ人がそうだと言うわけじゃありませんよ。
この3冊の本に限ってです、多分…かな?(笑)

「革新フランススキー」
「ザ・スキー」
G・ジュベール

「これがミッターマイヤーとノイロイターのアルペンスキー」
ミッターマイヤー&ノイロイター

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