silly ski squadronスキー雑記

バカなスキー集団。スキーならなんでもやります京都方面本部。
突撃我ニ続ケ!!

初めてのコブでのターン

2006年03月30日 11時06分48秒 | スキーテクニック編
どうしてもコブが滑りたい時、なにも整地で上級者になるまで待つ必要はありません。
初歩的なパラレルターンと、しっかりしたデラパージュ(横滑り)が出来るのであれば挑戦してみる意義があります。
目安で言えばSIAシルバー、SAJ2級程度ですが体力やモチベーションに優れたスキーヤーなら、それ以下でもコブに挑んでみましょう。
要件は、正しい滑り方を学ぶ、と言うことです。
基本的技術が身に付いていないでも、何とかコブは降りてこれますが、恐怖心のために身体をロタスィオン(振り込み動作)したり、外足(谷足)を突っ張ってしまうのであれば、変な癖が付き、それを解除するのは相当な手間がかかりますので、一旦コブから離れて整地に戻りましょう。

ではまず第一段階ですが、あなたは自由自在にデラパージュで斜面を降りてくることが出来ますか?
真下、斜め前方向、斜め後ろ方向。バランスを崩すことなく出来るように。
そうであれば、既に外向傾の基本は身に付いている筈です。
まずはひとつだけコブを利用してターンしてみましょう。

1コマ目
斜面に立って、おあつらえ向きのコブを探します。
まるく、切り立っていないものが最適です。
そこまでデラーパージュで進んでいきましょう。
斜度はある程度あったほうがやりやすいです。15度~20度くらい。
写真は八方尾根の黒菱なので少々急です。

2コマ目
で、コブのふくらみ(手前側、表、せりあがって来る部分)にぶつかります。
身体(上体)は、同じように斜面下方向を向いたままで。
これが足場となります。しっかり減速してから、おもむろにストックをコブの裏側(向こう側、落ち込んでいる急な部分)に突きましょう。

3コマ目
上体の向きを斜面下側にキープしていると、コブの膨らみの頂点で、ブーツを中心に、スキー板は勝手にくるっと回ってきます(ピボット)。
この時、怖くなって身体をのけ反らせないことが肝要です。
むしろ自分から下に落ちていくような感じで滑ると簡単に板は回ってきます。
シュテムはしてはいけませんが、内足のテールは少しだけ持ち上げても構いません。
ただし、その時の内足のトップが上がっているようであれば、明らかな後傾ですから、もっと怖くない斜度の緩い場所で再挑戦してみて下さい。
とにかく最初は余計な動作はしないこと。伸び上がって抜重しようとしたり、抱え込もうとしたりしないことです。
勝手に板が回ってくる感覚を掴んでください。

以上、やってみれば簡単ですね。
出来たら連続ターンをしてみましょう。
とにかく後傾だけはだめです。
そのために、ゆっくりとした速度と、怖くない斜面を選ぶ必要があります。
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