silly ski squadronスキー雑記

バカなスキー集団。スキーならなんでもやります京都方面本部。
突撃我ニ続ケ!!

初歩的なゴディーユ

2006年03月09日 10時58分14秒 | スキーテクニック編
今日は、中級者に於ける、初歩的なゴディーユ(ウェーデルン)について、写真を使って説明しましょう。
まあ小回りターンと呼んでもいいのですが。
写真の女性は昨年まで我流で、プロジェクシオン・シキュレール(身体の回し込みによるターン)で滑っていたのですが、今シーズンはレッスンの甲斐もあって急激に上達中の方です。
ふつうスキーの解説は、インストラクター等の完成形を使ってやるものが多いのですが、わたしたちKGB(京都グラインド&バンプス=Kyoto Glisser et la Bosse)には本物のインストラクターは2人しかいないので、素人がお互いの写真等を使って、ロイヤルホストやカフェ等で、楽しく侃々諤々のスキー議論をしています。
特に写真のH嬢は、本格的にスキーをしだしたのは昨シーズンなので、スキー用語を知らないため自分の感覚で語るので、それが非常に新鮮です。
私や、N氏等の古くからのスキーヤーは「スキー業界用語」になれてしまっているので、その表現法に驚かされ、また、それが為になります。
いきなり、谷回りだの、外向傾だの、先落としだの言っても分かりませんものね。
でも意外に知らないうちにそういう用語を使ってしまうんです。
斜度は20度弱。先週8人で箱館山に行った時のムービーからのショットです。

◎美点◎

みずから動き、スキー板を無理やり回そうとしていない素直な伸身抜重。
足場作りの時のスネの前圧が素晴らしい。
上体の方向がぴたりと合っている。

●問題点●

少々外向傾不足。
重心の意識を、もう僅かだけ前に持ってくればシュテム動作がなくなる。

大した欠点ではないです。これらは経験不足からだけのもので、経験を積めば斜面に合った重心移動が出来るでしょう。
自己流で固まっていないので、今の内から美点を伸ばしていくことで、自然と欠点は消えてくるタイプの滑りです。

但し、これは小回りではありますが、もっと急斜面で使うようなゴディーユとなると、この写真のように身体全体ではなくて、腰から下だけ、膝から下だけの外向傾やビッサージュ(ねじのひねり)が必要になって来ます。
あと横への押しの感覚なども出来ると良いと思います。
しかし初歩のゴディーユとしては、全体に素直な良い滑りでしょう。
写真では分かりませんが、リズムも小回りのそれに近づいてきていました。
コメント (5)
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