河童の歌声

歌声喫茶&キャンプ&ハイキング&写真&艦船

日本よりソ連で有名だったグループ

2017-04-16 08:33:09 | 歌声喫茶
Вок. квартет "Royal Knights" Девчонки танцуют на палубе


ロイヤルナイツ。



ロイヤルナイツは1959年、
東京芸大出身のメンバーにより結成されました。

その中で、バリトンの山下健二は、
ロシア人の母を持ち、日本で最も美しいロシア語を話します。
1989年のブッシュ・ゴルバチョフ会議では、
ゴルバチョフ書記長の同時通訳を務めました。

彼等のロシア語が本格的なのは、山下健二の存在なのでしょうね。



バスは佐々木㐮で、
独特の語りと、大地を揺るがすばかりの素晴らしい低音です。

彼等は(当時の)ソ連45都市において500回に及ぶコンサートを行い、
ソ連、東欧に多数のファンを持っていました。
1978年解散、1985年に再結成されました。

佐々木㐮さんは、1937年生まれで、
2015年に77歳で亡くなりました。
私達、歌声仲間のアイドル的な存在である、
あの唐土久美子さんは、佐々木㐮さんと一緒に仕事をした事があるそうです。



彼等のCDですが、
これは買う価値のある「お勧め品」間違いなしです。





コメント (6)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« アンジェラスの鐘 | トップ | 歌声喫茶3連チャンと舌鼓 »
最新の画像もっと見る

6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
アンガラ河 (アレックス)
2020-03-07 11:06:37
先日の「予想外に良かったロイヤル・ナイツ」に引き続き、この記事を発見しました。ロイヤルを高く評価している方が、こうして、日本のあちこちにいらっしゃることを嬉しく思います。
上の動画は、ここでクリックしても「この動画は非公開です」という表示しか出て来ません。"Девочки танцуют на палубе"(これは歌詞の中のフレーズ)から、タイトルは、"По Ангаре"(パ・アンガレ/Po Angare)と推測できます。日本語では『アンガラ河』もしくは『アンガラ河に沿って』となります。ただし、今YouTubeにアップされている、ロイヤルの訪ソ最初期の動画では、力点の関係で、девочкиは девчёнкиと歌われています。意味はどちらも「少女」の複数形で、「二人の娘は甲板の上で踊る、踊る…」という行を構成しています。
尚、ロイヤルの再結成は、1985年ではなく、1988(昭和63)年です。1988年2月に復活コンサートを行っています。このほか、詳細なパート変遷などは、てんてこ舞い様ブログをとくと御覧下さいませ。
返信する
ありがとう (河童)
2020-03-08 06:34:40
アレックスさん、正確な訂正ありがとうございます。
私がこういったロシアの歌を聴く様になったのは、まだ最近の事ですので、きっと大勢のロシアファンはいっぱいいらっしゃると思います。
歌声喫茶の世界でも、「新百合が丘の歌声」の様にロシアの歌をメインにやっている所もあります。

私はロシア語は全く出来ませんし、ロシアの文字も入力できないので、あまり深い所までは入り込めないのですね。

折角の動画が削除されてしまうのは本当に困っています。日本音楽著作権協会(JASRAC)に電話で問い合わせをしたら、「うちでは関わっていない」という事で、どうも日本レコード協会みたいなのですが、まだ対処していません。
代金を支払えば許可するというならば、そうしたいと思ってはいるのですが。
返信する
佐々木襄さん逝去前の貴重な動画 (アレックス)
2020-03-15 19:31:05
最近YouTube上で発見した動画です。2012年という年号が間違っていなければ、襄さんが亡くなる2年8ヶ月前、ロイヤルナイツの4人で歌っている貴重な録音です。
https://www.youtube.com/watch?v=nz2hwsQ02EQ&t=5s
動画の前後の切り方から見て、著作権をちゃんとクリアしているかは疑問ですが、それでも聴けるものは聴きましょう、という感じで、たびたび再生しています。
見出し語は、
Royal Knights, Япония. Концерт квартета 12. ноября 2012 года
(ロイヤルナイツ、日本。カルテットのコンサート、2012年11月12日) つまり、ロシア語を解さない日本人にわかるのはRoyal Knights だけで、投稿者もロシア名なら、寄せられたコメントもことごとくロシア語で、「ブラーヴォ、ニキータ!」です。
が、会場は日本・東京です。ロイヤルナイツのコンサートなのだけれど、このステージでは敢て山下さんを主役に据えていて、日本でのコンサートにしては珍しく「全部ロシア語で歌っていいよ」ということになり、山下さんも張り切ってノリまくって歌っています。
ですから、襄さんの16トンベースを前面に出す性格のものではありませんが、4人揃った貴重な録音ですし、『観覧車』に入る前の襄さんの日本語朗読も見事だと思いましたので、敢てお知らせすることに致しました。
動画の最初は、英語の曲(曲名未確認)が頭が切れて途中から入っています。それに引き続き、
Чёртово колесо (観覧車) 2:58-7:14、襄さんの日本語語りから聴くなら2:04-。
Русское поле (ロシアの草原) 7:24-11:02
Миллион роз (百万本のバラ) 13:20-17:12
のロシア語の3曲が入り、その後はステージトーク(日本語です。御安心のほど)の途中で動画が切れます。全時間は21:24。
尚、「ロシアの草原」の直後、山下さんが「70年代には、私どもは、ほとんど毎年のようにロシアへ行っておりました」と語り始めますが、これは「昭和40年代」の思い違いかと最初私は思いました。が、7回のソ連公演旅行のうち、'60年代は3回・'70年代は4回。昭和40年代は5回・昭和50年代は2回。つまり、'70年代でも、あながち間違いではない、か。

返信する
佐々木襄さんの動画 (河童)
2020-03-19 16:23:54
コメントありがとうございます。

3曲目の「ロシアの草原」は歌声喫茶でも唄われていますが、曲名が違っていた様な・・
ニキータ山下さんの動画は検索すると出てきますね。
そのピアノ伴奏をしている女性は、歌声喫茶の有名なピアニストだったので、ビックリしました。

私はロイヤルナイツを知ったのが、チョッと遅かったみたいで残念です。
返信する
追伸・佐々木襄さんの動画 (アレックス)
2020-03-21 12:03:02
 『ロシアの草原』が歌声喫茶のレパートリーとは、意外な驚きでした。もちろん名曲中の名曲には違いないのですが、この曲を歌い上げるのは熟達した歌手でないと無理、とずっと思っていたからです。音楽的な格調の高さも必須ですし、曲の最後の、
pó――――――――lje をひと息で歌うのも素人には無理です。
 それを、みんな一緒に? そして、どんな日本語訳詞を使っているのだろうか?
 もちろん、歌声喫茶を軽蔑するものではありません。みんなで一緒に歌うという営みも大切なものです。
 ただ、余りにも意外感が強かったので… それだけです。

 それから、動画の最初の曲のタイトルが判明しました。"Everybody Loves Somebody" です。歌詞の一行を入力して検索すると、すぐ出て来ました。便利な時代になったものです。
 が、邦題『誰かが誰かを愛してる』は、明らかな誤訳です。正解は「誰だって、必ず一度は恋をするものだ」。が、誤訳タイトルも定着して一人歩きしてしまうと、致し方ない面もあります。それを使わないと、日本人同士の話も通じないのですから。
 誤訳といえば、上記の日本コロムビアのロシア民謡CDにも、有名な誤訳と誤解釈がそれぞれ一つづつあります。今書くと長くなるので、また別の機会にでも。

 結びに、ロシア民謡でないのが残念ですが、襄さん16トンの真骨頂から、"Work Song" (作曲 Nat Adderley, 作詞 Oscar Brown Jr.)。
https://www.youtube.com/watch?v=bdX0uouDeeE
 メロディア(ソ連の国営レコード会社)、1980とありますが、ロイヤルナイツの最後のソ連公演と現地録音は1978(昭和53)年ですから、投稿者の間違いでなければ、重版か、この年の編集でしょう。
 静止画のレコードジャケットの顔ぶれは、1978年・最後の訪ソメンバーです。山下健二さん不参加の唯一の回で、バリトン位置にいるのは牧野俊浩さんです。

 そして、"Work Song" よりは軽めですが、襄さんベースの名人芸、"Mr.Bassman"。
https://www.youtube.com/watch?v=qmuyMRLtQY4
 メロディアのシングルレコードの両面で、"Mr.Bassman"、日本語の『寒い朝』の順に入っています。1967年ですから、'66,'67の最初のソ連遠征チーム、くすのせ堅志・山下健二・舟田勝・佐々木襄。
返信する
歌声喫茶では・・ (河童)
2020-03-23 07:45:03
コメントありがとうございます。

歌声喫茶というのは、あくまでも楽しい集いであり、
歌とはこうあるべきだといった世界とは一線を画しています。
私もロシアの歌で言うと「カチューシャ」が大好きなんですが、それを原語で唄いたいと言う気などはまるでありません。
ただ楽しく唄えればそれでいいのです。
何が何でも生粋のロシアにこだわり続ける人も居ますが、そうなるとそれはその人個人の何物にも許されない、こだわりでしかなく、他の人達から見れば、「どうぞご勝手に」となってしまいますね。歌声喫茶というのは、ある意味(いい加減)そこが良いのですね。
返信する

コメントを投稿

歌声喫茶」カテゴリの最新記事