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竹脇アナウンサー

2020-09-20 14:26:49 | 日記
The Japanese Derby(日本ダービー)-Bostonian(ボストニアン)


私が子供の頃、映画館に行くと、
最初に上映されるのはニュースでした。

テレビの無い時代には、映画館の大きな画面で観るニュースはとても楽しみでした。
そのニュース映画のアナウンスをしていたのが、竹脇アナウンサーでした。
「アメリカのアイゼンハワー大統領は・・」というセリフは忘れません。
他のアナウンサーと絶対的に違うのは、
彼の言葉には抑揚が無い風に聞き取れるのです。
そこが圧倒的な魅力でした。

尤も彼が現役だった時には、そんな事には気づかなかったのですが、
彼が居なくなってから、そして自分が大人になってから、
竹脇アナウンサーの持つ魅力が他のアナウンサーには無いものだと気づかされたのです。



竹脇昌作・・1910年~1959年(49歳)



彼の三男は俳優の、竹脇無我です(1944年~2011年、67歳)
竹脇昌作氏は、豪放磊落な性格と言われていましたが、
それは三男の竹脇無我に言わせると、父はとても気が小さく、豪放磊落は、
それを隠す為だったのだろうという事です。

その為なのでしょうか、段々と仕事での悩みが深くなり、
最後は多分(うつ病)になったのでしょうか?自殺してしまいました。
まだ49歳の若さでしたが、
それが為に、あの独特の語り口が聞かれなくなってしまったのが、残念です。
私と同世代の人で、あの語り口を懐かしく思い出す人はかなり多いと思いますね。

竹脇アナウンサーと同期のアナウンサーに、
森繫久彌さんが居ました。
そういった事で交際が続いていたみたいで、
森繫久彌が亡くなった時は、竹脇無我はかなり落ち込んだ様です。

父親の性格に似たのでしょうか?
竹脇無我も個人的に段々と、うつ病的になり気落ちする様に、
67歳という若さで亡くなってしまいました。

それにしても竹脇アナウンサーの全盛期の語り口の録音があればいいのですが、
そういった中で、この競馬のシーンが最もそれに近いと思われます。



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