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ロバート・フラー

2022-10-10 13:16:08 | 芸能
「ララミー牧場、LARAMIE」ver2 デューク・エイセス


ロバート・フラーは、日本では1960年から1963年7月まで、
日本のテレビで放映された「ララミー牧場」の主人公の一人でした。



1860年代のアメリカ西部のある牧場を舞台にして、
スリム・シャーマン兄弟(ジョン・スミス)らと、
流れ者だったガンマン、ジェス・ハーパー(ロバート・フラー)ら、
4人が様々な事件、出来事に立ち向かう物語でした。



ロバート・フラーは1933年7月生まれで、180センチ、当時26歳~30歳。
相棒の背の高い方は、ジョン・スミスで188センチ、彼は2歳年上の28歳~32歳でした。
テレビの最高視聴率は43,7パーセントで、
これはやはり人気ドラマだった「ローハイド」の視聴率を超えたのでした。





日本では甘い顔のロバート・フラーが大人気となりましたが、



私はそれと共に、誠実を絵に描いた様な、ジョン・スミスも好きでした。
しかし、芸名とはいえ、ジョン・スミスなどという平凡極まりない名前。
日本で言うと(鈴木一郎)みたいな、聞いてるそばから忘れそうな名前ですね(笑)

あまりの人気の為に、日本はロバート・フラーを招聘しました。
1961年4月17日来日。当時彼はまだ27歳の青年でした。





その異常とも取れる状況は、まさに空前の出来事となり、
10万人のファンが殺到し、当時の首相、池田隼人氏が歓迎会に招かれるなどの社会現象になり、
それは後に来日したビートルズさえ、この様な厚遇は受けませんでした。
その熱狂がいかに凄かったかと驚かされます。



あの大横綱、大鵬さえ彼の人気には遠く及ばず。



また、テレビで彼の声の吹き替えをした、俳優の久松保夫氏との握手。

その後のロバート・フラーは、映画「続・荒野の七人」などに出演し、
2004年に70歳で映画界を引退し、
現在は家族とテキサスで牧場を経営しているそうです。

それにしても私は当時まだ中学生だったのですが、
あの大騒動、日本中が狂った様な大騒ぎは少しですが覚えています。
本当に、空前絶後ではないかの大騒ぎでしたね。
ロバート・フラーは現在生きていれば89歳。
きっと引退後、彼は「俺の人生にはこんなに輝いていた時があったんだよ」と、
周囲に語り、多少の自慢を含ませながら、懐かしんでいたのかも知れません。
あれほど燦然と輝きのあった人生なんて、それは本当に羨ましくなりますね。



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