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音楽的生活

2017-08-25 09:26:33 | 音楽
Cobalt Sky March コバルトの空 - 海上自衛隊東京音楽隊


私が楽器に係わっていたのは、
16~22歳くらいまでの、たった6年間くらいです。
ヘリコーン(この楽器は今では全く見ない)
小バス(ユーフォニアム)中バス・大バス(スーザフォーン)トランペット。
全部、金管楽器でした。

それから、ずっとブランクがあり、
60歳から歌声喫茶にはまってから、再び楽器とのご対面。
アコーディオン・ピアノ・キーボード・ギター・ドラム・
ベース・エレキ・・
そういった楽器と再び向かい合うと、
本来の楽器好きが疼くのです。
やっぱり、私は楽器が好きなんですね。

高校時代、日曜日も夏休みも、
一人で学校に行っては、ラッパを吹きまくっていた変な高校生。
先輩達からは「いい後輩が入ってきた」と期待の星。
下手くそな先輩からは、チョッと嫌がられては、いい気になっていた。
生意気で、それでいて楽器はメチャメチャ好きで好きで・・

水を得た魚という言葉の様に、
自分がそんなに楽器に夢中になるなんて、信じられなかった。
真綿に水が染み込む様に、ぐんぐん上達し、
楽器だったら誰にも負けたくないと必死で夢中で練習していた、
そういった高校時代。

あの頃の感覚。
真ちゅうの金属の匂い。バルブ液の匂い。グリスの匂い。
手に伝わる真ちゅうの冷たく、
それでいてこれからいよいよ音を出すんだという温かな想い。
初めて唇に触れるマウスピースの触感。
そこから管を伝わってくる真ちゅうの輝き。

一旦演奏に入ると、もうそこにあるのは桃源郷。
自分の出す音にしびれ、うっとりとただただ音楽をする歓びに溢れ、
その感覚は楽器をやらなければ絶対に味わえない。

街中を行進する時の感激。
沢山の人達の視線を浴びて行進する晴れ晴れしい胸の高まり。
それは、それを味わった人にしか判らない感覚。
あの味を味わいたいが為に吹奏楽から離れられない人も、
きっと沢山いると思います。
あれは一種の麻薬なんですね。


さて、再び楽器と向き合う様になると、
私は金管楽器が大好きではありますが、
出来ればピアノをやってた方が(得)だったな、なんて思うのです。
ラッパがいくら上手くなっても、大勢を相手にたった一台では、
どうし様もありません。
その点、ピアノだったら一台だけで大勢の人達を相手に出来ます。
そして何より、
ともしび、韓国クルーズみたいに、
115000トンの豪華客船にタダで乗れたりするんですね。

それって、ズルイ!
ただで115000トンの豪華客船だよ~。
やっぱり、ピアノなんだよな。
音的には、それほど好きな音でなくても、
そんな事は全然関係ない事なんですね。
要は豪華客船に乗れたり、
あるいはヨーロッパ歌声旅行にただで行けたり、
そっちさえあれば、あとはど~でもいいんですね。


それはね、分かってはいるんですけど、
やっぱり俺はあのラッパの音色が忘れられないんです。
いいんだよな~、
ユーフォニアム、スーザフォーンの、あの輝き。

私に歌は無理。
私はやっぱり楽器なんです。
合唱団に入りませんか?とか言われても、それはあり得ない。
やっぱり私は「楽器」
絶対に楽器が私の音楽の根幹なんですね。

楽器・・金管楽器・・いいんだよな~。




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