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金日成・この男の本心を聞きたかった

2020-10-17 07:55:50 | 日記
#2 金日成将軍の歌


金日成は1912年~1994年(82歳)で亡くなるまで、
北朝鮮の初代、最高指導者であり続けました。
金日成は本名ではありません。



金日成という名前の人物がいました。
写真の軍人ですが、
彼は反日独立運動の指導者で、朝鮮人の英雄でした。
しかし、スターリンの粛清で1942年に獄死しています。

スターリンは北朝鮮を支配するにあたり、
ソ連のいいなりになる人物を探していました。
その目に叶ったのが偽物の、その後の金日成でした。
つまり金日成はスターリンの操り人形だったのです。



1945年(昭和20年)10月。
ソ連解放軍歓迎平壌市民大会で、初めて金日成が登場しました。
本物の金日成を知る人、知らないまでも話には聞いていた人は、
皆、金日成があまりにも若い事に驚きました。
だって33歳の若僧だったのですから。
スターリンは、この英雄の名前を使って、
これから北朝鮮を支配する指導者の地位を確固たるものにしたかったのでしょう。

本物は彼から見れば父親みたいな年齢である筈で、
皆は、白髪の老人といった姿を思い描いていたからです。
そして本物を知る人たちは「彼は偽物だ」と叫びましたが、
その人たちはその後、口封じで銃殺されてしまった様です。

20160415 朝鮮音楽 金日成将軍の歌 100s 854x480


北朝鮮で最も有名な曲が、
この「金日成将軍の歌」ですが、
お気づきでしょうか。
金日成という人物は、笑っている顔が多いのです。
つまり、この男は本質的に楽天家であり、陽気な男なのでしょうね。
こういったノリのいい男だからこそ、操り人形を演じられたし、
周囲の人達から慕われたのでしょうね。

こういった陽気で楽天家である所がスターリンから気に入られ、
「この男だったら我々もやり易い」となったのかも知れません。

しかし、私はこの陽気で楽天家の最高指導者が、
全てをやり終え、終末期になった時に、
どんな心境だったのか、本心は誰にも言えなかったと思うのですが、
それ故に、彼の本当の心を知りたかったですね~。

話は違いますが、
「金日成将軍の歌」という行進曲。
私はメロディーとしては好きです。
歌詞の内容など分からないのですから、純粋に音楽としては好きです。



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