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キャンプの為に山を買う

2020-10-16 11:33:14 | キャンプ
キャンプ好きの芸能人として、最近とみに有名になったヒロシ。
彼は自分だけが心置きなく、いつでもキャンプする為にと山を買った。
そういうニュースがキャンプ好きを刺激し、
我も我もと真似っこする人がかなり出て来たのだとか。



山というか、いわゆる荒れ地というのは、
一般的な宅地などと比べると信じられないほど安く、
1ヘクタール(100メートル四方)が平均50万円とかで買えるらしい。
2ヘクタール(140メートル四方)でも100万円。
3ヘクタール(173メートル四方)だと150万円。
元々、どうにも使い道の無い荒れ地なので、そういった価格なのだと思います。
そんな無意味な土地を所有していた地主から見れば、
無から有を生む、みたいで嬉しくなってしまうのかも知れません。

私もそこそこのキャンプ好きですが、
昨今のそういったブームを見て、バカみたいとしか思いません。
色々な専門家などが言ってますが、
一旦所有すると、それを手放したくなっても、容易には出来ないらしく、
税金ばかりを払い続けるといった現実から逃れられなくなるのですね。



買ったはいいけど、そこで念願のキャンプが出来るかと言うと、
そうは問屋が卸してくれません。
荒れ放題の木々、伸び放題の草原を整地しなければ歩く事もできません。
その為にはチェーンソーを買い込み、
草刈り機も買わなければなりません。
そして、それらを動かして作業をするのは自分だけ。
トイレはどうするの?
誰も居ないのは分かり切っているんだから、何処でも勝手にすればいい。
といっても、ある程度は処理しない事には使い物にならない土地となります。

その土地を管理するのは自分だけしかいないのですから、
何が困るとか言ったって、自分が全てを解決するしかありません。
泣き言など言ってはいられないのです。

やっとキャンプが出来る状況を造っても、
チョッと目を離すと、すぐに雑草に覆いつくされてしまいます。
そして、そういった誰の目も気にせずにキャンプが出来る様になった所で、
いっつも行く度に同じ景色しか無いのです。
「やれやれ又あそこか、他の景色も見てみたい」と思っても後の祭り。

それに嫌気がさして他のキャンプ場に行けば、
こんな事なら山なんか買うんじゃなかったと後悔するばかり。

遊びの為の土地・山を買うくらいの金があるのなら、
そして誰にも邪魔されないキャンプをしたいのなら、
自分が行く日のキャンプ場を借り切ってしまえばいい。
金さえ払えば、条件の良い場所で綺麗なキャンプが出来ます。
トイレの処理など考える必要もなく、風呂もあるかも知れません。

他の景色の下でキャンプがしたかったら、いくらでもキャンプ場はあります。
そこも借り切ってしまえばいいのです。
まあ、100万円程度では、数か所のキャンプ場にしか、
行かれないかも知れませんが、
その辺は考えよう、有り様があるでしょう。

買ったが最後、逃れられない法律的責任、重圧。
そんな重荷を背負ってまで、自分の山を買いたいのでしょうかね~?
私は、いくらお金があったにせよ、そんなのはお断り。
完全に自由でありたいですね。


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