久留百合子の生活者視点

仕事、旅行、日常のちょっとしたことから得た情報、生活者として感じたことなどを綴ってみます。

ぴたっときた言葉

2019-01-16 10:50:54 | Weblog
 私の中で”ぴたっと”ときた言葉が2つあったので紹介します。

 まず一つ目。一昨日、NHKの「プロジェクト」がクマモンについてやっていたので見ることに。クマモンの誕生から、熊本地震があってからの苦悩、人気維持のための努力など知らないこともあって、楽しく見ていました。
 その中に、樺島熊本県知事の言葉が目に留まりました。

「皿を割る」。

 何だろう?どういう意味?樺島知事は、「皿はたくさん洗えば割れる。責任は自分が取るから、兎に角いろいろやってみろ、と言っています」と言われたのです。
 県政すべてに言われているのか、クマモンに関してだけ言われたのかは分かりません。が、いい言葉ですね。

 クマモンのイラストをだれでも自由に使っていいという戦略も素晴らしいと思います。ちょっと考えると、特許を取ってだれにも使わせないとすると思うのですが、知名度を高めるためには、広く宣伝してもらう、それなら自由に使ってもらうのが早道。
 勿論、あの熊の顔の愛くるしさ、しぐさのかわいさも大きな魅力ですが、九州の一都市のキャラクターがこんなに有名になるのは、戦略と努力、そしてバックの「兎に角やってみようじゃないか」という心意気なのでしょうか。
 「皿を割る」、経営者としても心に留めたい言葉だと思いました。


 2つ目。昨日の毎日新聞夕刊に出ていた言葉でした。記事の内容は、NHKの朝のドラマ「まんてん」に福子の母親役で出ている松坂慶子について書かれているもの中に、松坂慶子の本の中に故宇野千代さんが言われた言葉が載っていました。
 
 「女は自分で自分を引き立てていくたくましさがないといけません」

 この言葉、共感します。うまく言えませんが、頭がいいとか美人であるとか魅力的であるとかという前に、凛としてプライドを持つというか、‘自分で自分を引き立ていく’この気概がないといけないと思っています。それには、絶えず好奇心をもって勉強するとか、いつまでもきれいでいようとするとか、周りに好感をもたれる努力をするとか、兎に角いつも自分を意識する、自分を磨く、奮い立たせるということでしょうか。

 この言葉も大切にしていこうと思います。頭の中では分かっていることも言葉ってすごい!思っていることを明確にしてくれ、さらに道しるべとして留めていくことが出来る力があるのですから