久留百合子の生活者視点

仕事、旅行、日常のちょっとしたことから得た情報、生活者として感じたことなどを綴ってみます。

南アフリカ旅行

2007-09-05 18:42:16 | Weblog
 今年の夏休みは南アフリカに行ってきました。訪問した国は、南アフリカ共和国を中心に、ボツワナ、ザンビア、ジンバブエ、ナミビアの5カ国を11日間で回る、ツアーの観光旅行でした。
 サファリあり、ビクトリア・フォールズ、世界一美しいナミブ砂漠、野生のペンギン、ケープタウンのテーブルマウンテン、喜望峰見学などなど、盛りだくさんの内容でしたが、今回の旅行を一言で表すならば、“自然にどっぷり浸る旅”とでも言いましょうか。
 今回の旅行で感動したシーンをいくつか書いてみます。

1.野生動物が普通にいる?
   サファリ目的で入っていく地域には、勿論いろいろな動物見ることが出来る   のですが、普通に車で走っている時も、何度も動物に遭遇しました。今回見   たのは、ライオン、ゾウ、シマウマ、キリン、ジャッカル、ダチョウ、ワ    ニ、カバなど本当にそこら辺にいるのですから。ライオンやゾウのファミリ   ーに会った時はちょっと感激しました。

2.ビクトリア・フォールズの滝は世界一?
   今回のツアーは総勢5名+添乗員という何とも贅沢な人数でした。その中    に、世界の3大滝を見た人がいたのですが、彼曰く「ビクトリア・フォール   ズが一番迫力あって、美しいかもしれない」と。
   まだ3大滝のひとつ目である私は、何とも言えませんが、幅1.7㎞、高さ108   m(最大落差)の眺めは圧巻でした。ザンビア側からとジンバブエ側からと2   国に跨って見る滝というのもすごいですよね。
   この季節こちらは乾季なので、通常より水量は少ないそうですが、それでも   滝を見て歩く間に、全身ずぶねれ。雨期で水量の多い時は、水しぶきでほと   んど滝の姿は見えず、音だけで想像するしかないそうです。

3.世界一美しい赤い砂漠は、本当にきれいでした!
   赤い砂漠として有名なナビブ砂漠見学は、ナミビアの中心地ウイントフック   から車で5時間のソススフレイに着いて、次の日にまた2時間ほどかけて行く   というたいへん所でした。デューン(砂丘のこと)45とか17とかという名前   が付いたその砂丘は今まで見たことがない色と造形に感激。鉄分を含んでい   る砂なので独特な赤い色をしているそうです。今回はそれだけではなく、素   晴らしい現地ガイドの案内で、1時間かけて砂丘の山を登ったり、足が埋まり   ながらも30度の傾斜を下ってきたり、太陽が当たっている所とそうではない   所のものすごい温度差を触って確認したりと、体で自然を体験することがで   きました。

4.星ってこんなに夜空にあったの?
   久しぶりに天の川を見ました。砂漠の星空は、“星が降るよう   にある”というのは、このようなことを言うのだなと実感。流れ星にも久し   ぶりに遭遇。周りに光がない、月も出ていない、空気が兎に角澄んでいる、   このような条件下で適うことなのでしょうね。それにしても、都会では星が   少なく(見れなく)なりましたね。寂しいことです。

5.1日の温度にこんなに差があるなんて!
   今回の旅行で一番気を使ったのは、洋服の調整。何しろ、日中は、20℃~    26℃、朝晩は、0℃~10℃ぐらいと1日の中でこんなに温度差があるのですか   ら。朝4時半に起きて6時出発というスケジュールの日には、兎に角、前の日   に手袋、マフラー、カイロを用意しておいて、当日の朝は、4,5枚重ね着をし   て、ジープに装備してあるポンチョを上から着てという重装備でも寒い。そ   のうちどんどん暖かくなってくるので、1枚1枚脱いでいくというような具合   です。日本のように湿気がないのは助かりますが、日差しが強いので、日焼   け止めとサングラスは欠かせませんでした。

6.初体験?
   先にも書いたように、かなりハードなスケジュールの旅行で(時間的にも肉   体的にも)舗装していない道を5時間近く走るとか、窓のないジープで顔の   形が変わりそうなほどの風を受けて2,3時間走り続けるというような体験もし   ました。このような移動の時は、途中にドライブインやトイレはないので、   初の青空トイレ体験。男性はいいでしょうが、女性はなかなか勇気がいるも   のです。しかしそんなことは言っていられません。逞しくなりました。

7.今回の旅行を終えて・・・
   「人間はやっぱり動物?」こんな思いが残りました。日の出を見、サンセッ   トの美しさと変わり行く空の色をゆっくり眺め、砂漠の中の暖房のないホテ   ルで湯たんぽをかかえ怖いほどの風の音をききながら眠るというように、自   然に身をおいた時間を過ごしていると、懐かしくも何かを思い出させてくれ   るような気持ちになるのです。
   いかに日頃は、人間が作った時間のなかで過ごしているか、そして、不自然   で無理をしているかという気がします。人間は、時々は自然に身を投げ出す   生活をしなくてはいけないのではと思った旅でした。