私の町 吉備津

藤井高尚って知っている??今、彼の著書[歌のしるべ]を紹介しております。

歌とは

2013-04-28 15:34:18 | Weblog

 高尚は続けて言います。「同じことを繰り返して言うのは、余りくどくどしくなりのですが、これだけはきちんと繰り返し繰り返し言う。それは歌を読む人がその情に深く感じ、和歌に興味を持つためにしている事だ。」と。

 それは
 「歌はゆえあるおり、事とあらんときによみてかひあるもの、又さとびていやしくあさき情を、みやびてあてにもののあはれしるふかき情になすものであれば」と、300年間、歌よみが沢山いただろうが、彼等は、そんな歌の情をとらえないで、歌の真の姿をよく理解せずに、ただ形だけをととらえて歌を作っている。だから「人の心にふかくいれんとてのしわずなり。」と。