私の町 吉備津

藤井高尚って知っている??今、彼の著書[歌のしるべ]を紹介しております。

今年の書き納め

2010-12-28 17:35:26 | Weblog

 昨日のブログで、今年の最終にしたいと思っていたのですが、またもや、あの「ヒツケー」氏からの、

 「今年も、ようけえ おめえさんのブログにつきあったもんだとおもよんじゃ。今年の、せえごに こりゃ どねえなもんじゃろうかなあ・・・・」と云うメールです。

 彼の言によると、福治や福地とおんなじように「福井」も、「そげえな鉄製品をこしらえていた所じゃあねえだろうか」、といわれるのです。
 「井」は誰もが知っとるように水の出る場所だという意味で、その水によって鉄のでき具合の良し悪しは、酒とおんなじで「決まるんじゃ」そうです。鍛治には水も、又、重要な必需品だったのだそうです。鉄製品を作るには良質の井戸水が、必ず、必要であったのだそうです。だから、福井と言うのは福山・福谷・福濱・福崎・福江という鉄の原料である砂鉄が取れるところからつけられた名前ではなく。昨日の福地等と同じような鉄製品が作られた場所を示す地名だったといわれるのです。

 さすが、筆敬さんだけはあります。そうかも知れません。感心しました。なお、此の「福井」ですが、総社市にもあります。その他、吉備地方のあちらこちらにその地名を見いだせます。

 なお、「伊福」と言う地名ですが、これも筆敬さんのご指摘によりますと、鉄とは何ら関係のない佐伯部と同じ軍事と関われのある部民であるのだそうです。
 私は、今までは、軍事や武人に関わる「部」としては大伴・物部・佐伯ぐらいであろうと思っていたのですが。伊福もそれに関係した部であるという事は全然知らなかったので、ついつい簡単に「福井」を逆に言ったくらいにしか思っていなかったものですから間違えてしまったのです。お笑いください。

 折角の御指摘、「ほっとけ。ほっとけ」と言う我が胸内と葛藤しながら、重い筆を取り上げて書いていますが、これで今年のおしまいにします。

 

再度、よいお年を!!!!!