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花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

発祥の地

2018年07月14日 | 生物生産科
コンテナの中を覗いてみると2種類の野菜が入っています。
ひとつは玉ねぎ、もうひとつはニンニク。どちらもユリ科の野菜です。
食べる部分が地下部になるので、腐敗しないように乾燥させていたのです。
さて青森県の特産物といえばリンゴですが、その他にもナガイモ、ニンニクがあります。
果樹のリンゴは夏に好天に恵まれる日本海側、つまり津軽地方が大産地となっています。
ナガイモ、ニンニクは気温の変化に影響を受けにくい土の中で育ちます。
つまりヤマセという低温多湿の風が吹き込む太平洋側の南部地方が産地です。
ニンニクといえば「福地ホワイト6片種」という品種が有名。
健康食品のCMでも度々紹介されるのでニンニクの代名詞になっています。
この福地というのは名農のある南部町の地名。
つまりこの南部町は福地ホワイト発祥の地なのです。
そうう考えるとこのニンニクがなんだか特別なものに見えてきます。
では玉ねぎの大産地はどこでしょう。もちろん北海道です。
関西方面が記録的な豪雨に見舞われていますが北海道も大雨となりました。
もし玉ねぎ産地なら大きな被害が予想されこちらも心配です。
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収穫後に乾燥させる野菜とは?

2018年07月14日 | 生物生産科
久しぶりに第3農場にやってきました。
ここは校舎のそばにある野菜圃場。
生物生産科の本拠地で、
春には野菜苗販売で大いに賑わった場所です。
ここにはたくさんのビニールハウスが建っていますが
その一つに入ってみました。
するとこんなオレンジ色をしたコンテナが積まれており
さらに奥では大きな業務用の扇風機が回っています
いったい何が入っているのか覗いてみると
収穫したばかりの野菜が入っています。
収穫したら乾燥させる野菜。
さて何でしょう?
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まるで毒リンゴ!

2018年07月13日 | 研究
先日、こんな写真を見つけました。
なんと水玉模様のリンゴではありませんか。
2009年、園芸科学科の研究班として誕生したチームフローラフォトニクス。
最初の研究素材は草花のナデシコでしたが
それと並行して取り組んでいたのがリンゴ。
今も昔も名農において果樹園芸は園芸科学科の学習分野だからです。
当時は白いリンゴの研究に取り組んでいて
2009年の秋には真っ白なメッセージアップルを誕生させ
デザイン工学の手法で提案した商品案は大いに話題となりました。
この水玉模様のリンゴはそれから3年ぐらいたった頃の写真だと思います。
遮光すると白くなるという原理を応用して作られる
文字入りリンゴや絵付きリンゴは有名ですが、
もっと簡単にPOPなデザインをと考えたのがこの水玉模様でした。
赤に白い水玉の代名詞は「ベニテングタケ」という毒キノコ。
したがってとても可愛いのですが
いかにも毒リンゴというイメージを受けることから
残念ながらお蔵入りとなりました。
女子メンバーの自由で柔軟なアイデアにはいつも驚かされます。
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トロフィーはアート作品!

2018年07月13日 | 研究
何やら面白い形をしたガラスのオブジェ。
これは先日いただいた日本ストックホルム青少年水大賞のトロフィーです。
2012年にいただいたのは水のしずくのような形をしていましたが
今回はご覧のように水の粒が連なっているような
これまたユニークなものでした。
トロフィーに添えられた説明書きを読むと
これは武蔵野美術大学が制作された作品。
同じような形は作れても
カラスの中の気泡など同じにできないと想像すると
おそらくこれは一点物ではないでしょうか。
つまりアート作品なのです。
学校の展示棚に2つのガラスのオブジェがまもなく並びます。
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心地よい眠り

2018年07月12日 | 研究
日本水大賞の表彰式は
秋篠宮殿下、妃殿下ご臨席はもとより
大臣や副大臣などたくさんのご来賓の中、厳かに始まりました。
賞状を授与してくださったのは未来科学館の館長の毛利さん。
宇宙飛行士としても有名なので、高校生もみんな知っています。
さらに表彰式後に殿下からのお声がけもいただき、
嬉しいやら緊張するやら非日常的体験に翻弄されていました。
日本水大賞には2つの大賞があります。
一つは日本水大賞。年齢、団体問わないフルオープン部門です。
もう一つはU20(20歳以下)の青少年水大賞。
チームは後者の青少年部門で大賞をいただきました。
表彰式の後は活動発表会。
メンバー5人が殿下の前で堂々と成果を披露しました。
嬉しいことに会場にはチームの活動を応援してくださっている
「サカタのタネ」さんも応援に駆けつけていただきました。
長年をご支援、本当にありがとうございました。
発表会後は記念パーティー。
会場では殿下とまたお話しする機会をいただき感激のメンバーです。
そして記念パーティーの中締めを依頼されたチームフローラフォトニクス。
全員で登壇しましたが、最後の1本締めの音頭は
この夏、ストックッホルムで開催される国際大会に
日本代表として出場する二人が担当。
力強い抱負を述べ会場の大きな拍手を集めていました。
頑張れよという声を受けながら会場に後にしたチームが
地元八戸に着くのは夜の10時すぎ。
お疲れなのか、みんないつの間にか心地よい眠りについていました。
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