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花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

障害物競争

2018年07月17日 | 研究
期末考査も終了し、まずは一段落した名農。
まもなく終業式ですがその前に乗り切るのが明日の体育祭。
学校あげて準備に取り組んでいます。
さて1学期も終わりを迎える今、チームは8月下旬に
スウェーデンのストックホルムで開催される
青少年の国際大会に出場する本格的な準備に舵を切りました。
今まではチームお馴染みの紙媒体のポスター発表でしたが
今年からタッチ式ディスプレイを使った
デジタルポスター発表に変わりました。
これ方法はまだ日本でもあまり例がないようで経験された方はいません。
これからしばらくは指導していただく水研究の専門家の先生と
試行錯誤が繰り返されそうです。
英語でのスピーチや国際審査員からの質問への対応。
スウェーデンへの道はたくさんのハードルを越える
まるで障害物競争のようなものですが
壁が高ければ高いほど登った時の喜びは大きいもの。
それを信じて全力を尽くすフローラファイナルです。
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植物工場 !

2018年07月16日 | 環境システム科
夕方、環境システム科のガラス温室を覗いてみました。
環境システム科は農業と工業を融合させて学ぶ
全国でも珍しい学科で、その代名詞ともいえるのが水耕栽培。
1年生の時から基礎を学んでいます。
そして3年生になると学習の集大成として
野菜の生産販売模擬農業法人を3社作り起業し
1年間経営体験する「起業チャレンジ」に挑戦するのが大きな特徴です。
ここはその起業チャレンジのために作られた専用温室。
ご覧の通り、LEDを照射できる多段式ベッドを備えたまさに植物工場です。
温室にはこのベッドが3台。つまり3つの法人が
独立して生育管理を行えるように設計されています。
このような水耕栽培温室を持っている農業高校は珍しくありませんが
生徒が自分たちの考えで自由に照射時間や波長、養液管理を
行うことができる水耕専用温室というのは
おそらく全国でも名久井農業高校だけではないでしょうか。
技術は自分で失敗しながら繰り返して試さなければ身につかない。
農業においても工業においても技術の習得原理は同じ。
生徒たちだけで自由に操れる贅沢な温室は
そんな理由から設置されています。
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JPN ?

2018年07月16日 | 研究
古いチームのユニフォーム。
背中の大きなJPNが目立ちます。
JPNとはもちろん日本の意味で
オリンピックなどで用いられる国際的な識別記号です。
このデザインは2012年に出場した
ストックホルムでの水大賞の際に製作された
サブのユニフォームです。
同じデザインでジャンパーなども作られています。
とはいってもこのデザインのシャツを持っているのは
実際に大会に出場した関係者数名だけ。
したがってチームにとって幻のユニフォームでもあるのです。
JPNのJの部分に当時の研究のシンボルである
サクラソウのシルエットが添えられていて
とても懐かしく感じます。
この夏、2度目のストックホルムを目指すチーム。
今年も2種類のユニフォームが作られています。
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兵どもが夢の跡

2018年07月15日 | 研究
ここはチームが課題研究の授業で使っている土肥実験室の準備室。
いつも荷物でぐちゃぐちゃだったのですが3ケ月ほど前、
今まで溜まりに溜まっていたチームのポスターを全て廃棄しきれいになりました。
チームがポスター発表に初めて取り組んだのは今から10年前。
当時、ポスター発表をする高校は限られたSSHだけで
チームも最初はいったいどんな発表なのか全くわからず
昨日のように苦労したことを思い出します。
9年間でさまざまなポスターが製作されました。
農芸化学会で最優秀を受賞した「白いリンゴ」のポスター、
2012年にストックホルムで発表した除塩研究の英語のポスター、
さらに2013年に開催されたアジア国立公園会議でやはり英語で発表したポスターなどなど。
その都度、チャレンジャーとして一生懸命この部屋で練習したものです。
しかしメンバーは3年すると卒業してしまいます。
ご主人様を失ったポスターが寂しそうに何十本と並んでいる様子はあまりにかわいそうなので
解散を決めたこの春、勇気を持って全て破棄したのです。
そんな理由もあり今、準備室はもぬけの空となっています。
ところがこの夏、チームの有志が他の班と一緒に
関東で開催される学会に参加することが決まりました。
そこで夏休みにはもう一度ここでポスターが製作され名農生による練習が行われる予定です。
名農生あっての実験室。また命が吹き込まれそうです。
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観天望気?

2018年07月15日 | 学校
観天望気(かんてんぼうき)とは雲や風など大気の状態から
天気を予報することをいいます。
代表的なのが富士山にできる「笠雲」。
湿った風が山にぶつかり雲ができるため
この後、24時間以内に雨が降るといわれています。
その確率はなんと75%以上というから驚きです。
さてこれは富士山ではなく夕方の名久井岳。
撮影した時は少し崩れましたが、
きれいな笠雲が現れていました。
この日の天気予報によれば夜から雨。
富士山じゃなくても天気が予測できそうです。

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