花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

食と科学のコンテスト「アグリチャレンジ」2018!

2018年07月19日 | 環境システム科
今年で9年目を迎える食と科学のコンテスト「アグリチャレンジ」。
みなさんのご支援を得て小・中学生から
毎年たくさんの応募作品が集まるようになりました。
大学主催のコンクールはよくありますが
高校、それも公立高校主催のコンクールというのはまずありません。
また農業の理解者を増やそうという視点もユニークと
2016年には時事通信社の教育奨励賞を受賞しました。
さて2018年のフード部門のお題は「ナス」。
ナス自体はそれほど主張する味ではないため
どのように味付けするかがポイントになるかもしれません。
まずは煮たり焼いたりいろいろ挑戦してみてください。
自由研究のサイエンス部門と合わせてみなさんの応募をお待ちしています。
募集要項と応募用紙は本校ホームページから
ダウンロードできますのでどんどんご応募ください。
お待ちしています。
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エネルギー充填120%!

2018年07月19日 | 研究
何度も紹介している作物の水上栽培。
ご覧の通り、インゲンマメが立派に育っています。
収量は土壌栽培と大差はなく
何の支えがなくても実をつけています。
このように水上栽培は一見簡単なように見えますが
実は事前にちゃんと水中根を発生させておくなど
陸生植物のインゲンが水でも生きられるような
サポートがされているのです。
このようなノウハウは2013年からチームが
バイオエンジンの開発に取り組みながら試行錯誤して習得したもの。
この夏、海外で発表する最後のフローラを周りの皆さんは讃えますが
決して自分たちの力だけで成し遂げたものではないのです。
でも嬉しいことに現在のメンバーはそれをちゃんとわかっています。
先日、町長さんのところに表敬訪問しましたが
「先輩方の思いも一緒に発表してきたい」と抱負を述べていました。
今日は名久井農業高校1学期の終業式。
そして大会までいよいよ1ケ月余りとなりました。
エネルギー充填120%!
夏休みを迎えバイオエンジンもシフトアップします。


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価格設定の仕組み!!

2018年07月19日 | 学校
ブルーベリーに集まっているのは鳥ではなく環境システム科の2年生。
ビジネス系の授業で商品作りと販売の仕組みを学んでます。
このブルーベリーは今までチームフローラが鳥たちと戦いをしながら
実習の合間に口に入れていましたが、
今年はこのブルーベリーをビジネスの教材にしてみました。
今まで3回収穫しては販売実習しましたが
彼らが不思議に思ったのは価格の設定。
スーパーマーケットで販売されているものより格段に安いのです。
一般に農家は収穫した農作物を青果市場に出荷します。
市場では青果業者が落札し、小売業者やさらに卸業者に売り渡します。
したがって消費者が購入するスーパーマーケットに並ぶ頃には
たくさんの業者を経由するため価格がどんどん上がっているわけです。
ところが授業では生産者?である生徒が収穫したら自らの手で販売します。
つまり直売所と同じように卸業者が介入していないのです。
そのため生産者は市場に出荷するよりも高い価格設定をしても
消費者にとってみるととても安く感じるのです。
生産者も消費者もお互い納得の価格。
さらに生産者が自ら価格設定できる。
これが直売の良いところなのです。
そんな価格の仕組みを肌で感じる貴重な経験は
3年生なった時の学校設定科目「起業チャレンジ」で活きてきます。

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