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花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

南高梅ブランド!!

2016年04月17日 | 研究
近隣の梅畑が満開になりました。
そういえばチームにも1本だけ
梅の苗木があることに気がつき、見てみると
ご覧のとおり満開でした。
これはあまりにも有名な「南高梅」という品種。
スーパーマーケットで梅干しを見ると
ほとんどの商品が南高梅を使っていると自慢げに表示しています!
毎年取り上げていますが、今年も簡単に紹介します。
「南高」とは和歌山県の南部町(みなべちょう)にある南部高校のこと。
名久井農業高校を「名農」というのと同じです。
この地域は梅の大産地で、この南部高校も
梅農家の後継者がたくさん学んでいました。
そこで南部高校の先生方と生徒たちが品種改良に取り組み
出来たのがこの梅。あまりにも素晴らしいので
地域のみなさんは敬意を表して南部高校の梅、
つまり「南高梅」と名付けたそうです。
名農といえば「南部太ねぎ」というように
全国の農業高校には自慢の農作物がありますが
おそらく南高梅は一番の知名度ではないでしょうか。
こればっかりは逆立ちしても真似できません。
現在は市町村合併で南部町からみなべ町とひらがな表記になりましたが
それでも圧倒的なブランドの存在感は変わりません。
和歌山県は南部町(みなべちょう)、青森県は南部町(なんぶちょう)。
漢字で書くと同じだし、どちらにも南高梅、八助(本当は杏)という
有名な梅を持っています。
町同士で交流があるかどうかは知りませんが、
かつてチームはこの2つの梅を掛け合わせて
梅による交流をしようと考えました。
もちろん誕生する梅の名は「名農梅」。
しかし忙しくて毎年交配できずにいます。
ぜひ果樹班には取り組んでもらいたいものです。
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スポット

2016年04月16日 | 研究
このクリスマスローズはどうでしょう。
花弁はネットではなく細かな点々がたくさんあります。
これは「スポット」というクリスマスローズならではの特徴。
そばかすだらけの女の子に見えてしまうのは私だけでしょうか!
ここまでくると、かなり表情豊かになります。
実はこの3つのクリスマスローズは
みんな同じ親から生まれたもの。
3つとも同じ年に種子をとったわけではありませんが
自家受粉や他の株の花粉をもらうことで
このようにさまざまな特徴があらわれてきます。
クリスマスローズが好きな人はこのような
違いを比べては楽しんでいるようです。
さて日本は昔からわずかな花の色合いや
姿の違いを見つけては楽しむ文化がありました。
その代表的なものが江戸時代に大流行したサクラソウや朝顔。
変異によりさまざまな花が誕生しましたが
残念ながら現代まで残っていないものがかなりあります。
オリンピックのエンブレムで朝顔をモチーフにしたものがありましたが
上手に江戸、つまり東京の文化をあわらしたものだと感心します。
街に朝顔の花を植えたり、子供たちが育てるなどの
イベントに発展できる可能性も含んでいます。
しかしそれだけでは決まらないのがエンブレム。
結果が楽しみです。


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ネットとカップ

2016年04月16日 | 研究
このクリスマスローズは先ほどのものより少し明るい紅色です。
この花で注目するのが花弁の模様。
よく見ると細かい編み目状に模様がついています。
この特徴をクリスマスローズでは「ネット」と呼びます。
好みではありますが、無地のものより
表情がついて好きな人も多いようです。
それ以上にこの花をかわいらしく見せているのが花全体の形。
グラスのようにこんもりしています。
これをカップ咲きといいます。
八重咲きの華麗な姿もきれいですが
このようなかわいらしい姿もいいものです!
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深紅のクリスマスローズ

2016年04月16日 | 研究
露地に植えたクリスマスローズが満開です!
写真では明るい赤色に見えますが、実際は深紅。
もっと黒に近い深い赤色です。
このような紅色を表す英語にはいろいろな言葉があります。
暗い赤なら crimson (クリムゾン)、
明るい赤なら scarlet (スカーレット)。
garnet は、宝石のガーネットみたいにクリアーな暗い赤。
その他にもcarmine (カーマイン)、magenta (マゼンタ)、
ruby red (ルビーレッド)などいろいろな言葉があります。
こればっかりは実際の色を見ないと覚えられません。
でもこの深紅のクリスマスローズ、
なかなかきれいだと思いませんか?
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あきらめたらそこで試合終了!!

2016年04月15日 | 学校
入学式も終わり、授業も始まった1年生!
きっと新鮮でわくわくした毎日を過ごしていることと思います。
さて8年ぐらい前、名農は少子化の問題から学科が
生物生産科と園芸科学科の2学科まで減らされました。
かつて4学科あったことを考えると生徒数が半分です。
また当時は、園芸科学科が女子に人気なことから
名農生の半分が女子となり、農業高校で
農業女子増加という話題で新聞に取りあげられたこともあります。
そうなると男子の運動部に大きな影響を与えます。
今までのように選手を確保できず、
単独で試合に出られなくなった部活動も出てきました。
しかし部員が足りないからといってあきらめる名農生ではありません。
グラウンドで一生懸命汗を流しては、復活のチャンスを狙っていました。
するとどうでしょう、4年前、農業と工業の融合を目標に
「環境システム科」が新設されたところ、
地域の男子が多く入学するようになってきました。
昨年第1回生が卒業し、今年は4回生が入学しましたが
やはり男子が多く、名農全体でもおそらく3分の2ぐらいが
男子になってきたように思われます。
今日は名農の部活動組織会。
元気な名農生男子の姿がグラウンドに溢れることを期待します。
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