花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

雪中梅

2016年04月07日 | 学校
もう4月だというのに先日、みぞれが降りました。
チームの温室前で咲いていた南高梅の花にも氷がついて
なんだかシャーベットのようになってしまいました!
ウメの花には申し訳ありませんが
とてもきれいに、なぜか美味しそうに見えます。
このところ暖かくなったり
気温が急に下がったりと不安定な春ですが、
植物たちは秋の豊かな稔りのために
今をじっと耐えているようです。
さて高校生活も楽しいことだけではありません!
大人になる階段を登るため、
かなり辛いこともあるはずです。
でもそんな時だからこそ、このウメの花のように
しっかり前を向いて歩んでいきたいもの。
今日は名久井農業高校の入学式です。
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びっくりぽん!!

2016年04月07日 | 研究
一昨年、シロバナタンポポの種子をいただきました。
冷蔵庫に3ヶ月ぐらい入れてから蒔いたところ、
休眠が打破されたのか、ぐんぐん発芽してきました!
ところが昨年は葉こそ伸びましたが花は咲かずがっかりしましたが
今年は温室に置いていることもあり、あっという間に花を咲かせました。
ところがご覧の通り、待ちに待ったタンポポは花の形状こそシロバナですが
花弁はなんと薄い黄色ではありませんか。
これはいったいどうしてでしょう。
安易に答えを出すことはできませんが、いくつか理由を考えてみましょう。
例えば突然変異。実生繁殖すると形質が変異する場合がよくあります。
チームが観察しているサクラソウなど変異だらけです。
また自家受粉によって隠れていた形質があらわれた可能性も考えられます。
日本在来のタンポポは自分の花粉では受粉しない他家受粉植物。
しかし西洋タンポポは自分自身の花粉でも受粉してしまう自家受粉植物です。
もちろん後者の方が簡単に種子が作れるので日本を占領する勢いで増えています。
シロバナタンポポは在来種ですが、なぜか自家受粉します。
そもそも日本在来のシロバナタンポポは黄色のタンポポと
白い別の種類のタンポポとの交雑ではないかとわれています。
自家受粉することで隠れていた黄色の遺伝子があらわれてきたのかもしれません。
もちろん黄色のタンポポとの交雑も考えられます。
考えられる答えはさまざま。
遺伝子解析できない私たちだからこそ
いろいろ想像しながら楽しんでみてはいかがでしょうか。
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FLORA 2016

2016年04月07日 | 研究
先週、春休み中ではありますが
チームは今年度始めての活動を行いました。
集まったメンバーは2年生、3年生合わせて10名。
今年は男子7名、女子3名で行うことになりました。
一般に2年生と3年生は同時に活動しません。
しかしチームはこのように2~3年生一緒に活動することがよくあります。
理由はチームならではの研究スタイルがあるからです。
メンバーは原則として一人一研究。
誰に頼ることなく、自分で考え責任持って活動できるからです。
しかし時によっては一人では手に負えない大きな活動を
しなければならないことがあります。
そんな時はお互い様、全員がその人をサポートすることにしています。
サクラソウ研究はそんな代表的な活動のひとつです。
実は今年もみんなで手分けして行う研究がいくつかあります。
そこで打ち合わせや準備のため全員出校したのです。
全員で3年生が北海道で買ってきてくれたお土産を食べながら
いろいろ作戦を練ったようです。
FLORA 2016 が動き出しました。
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