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花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

光は人を育てる

2016年04月15日 | 研究
これは小さなLEDがたくさん装着されている照明装置です。
一見、クリスマスのイルミネーションのように見えますが
LEDが片側だけについていて
何かに貼り付けることもできます。
また薄いテープがリールに巻かれているように見えるので
テープライトと呼ばれることもあります!
今年2年生が研究に使うこともあり手に入れました。
しかし以前に比べ、このような特殊ライトも
簡単にそして安価で手に入るようになりました。
ライトの装着は2年生が自分で行いますが
これを間違うと実験そのものが失敗していまいます。
十分計画を立てて取り組んでもらいたいものです。
さてチームは今年もFLORA Jr.を募集することにしました。
名久井農業の研究活動は2年生の課題研究から始まりますが
なかには早くやってみたいという強者もいるかもしれません。
そんな金のたまごを放っておくのはもったいないとは思いませんか。
そこでチームはそんな彼らに研究の場所と発表の機会を
提供する「人材育成プロジェクト」に取り組んでいるのです。
LEDは植物を育てますが、人も育てるのです。

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PHOTONICS!

2016年04月14日 | 研究
最近、チームのことをチーフローラという人が増えています。
正式にはTEAM FLORA PHOTONICS といいます。
長ったらしい名前なので、どうやら
PHOTONICSを略してしまうようです。
ところがこのPHOTONICSという言葉こそ
チームの活動をよくあらわしています。
PHOTONICS(フォトニクス)とは日本語で「光工学」と訳されます!
LEDを照射して生育を促進する植物工場は
今でこそ当たり前になってきましたが、
チームが結成された2009年はまだ珍しいものでした。
さらに草花に光を照射するなどという事例はあまり知られておらず
初代メンバーは手探りで実験をしたものでした。
研究対象は現在、草花だけでなく野菜や果樹など広範囲になりましたが
光が植物に与える影響、または光合成の仕組みを利用して
何か役立つ技術や商品を作り出そうという初代の志は継承されています。
その活動を支えているのがこのLED照明。
赤色光、青色光、UVAなどの他に、
このような遠赤色光なども揃えては
毎年変わるメンバーのニーズに応えています。
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梅林って?

2016年04月14日 | 学校
名久井農業高校はすこし小高い丘に建っています!
校舎に続く坂道の右側、つまり名久井岳よりを学校では「梅林」と呼びます。
しかし名農の果樹園はだいぶ離れた第1農場にあります。
したがってなぜ梅もないのに梅林と呼ばれるのか不思議に思っていました。
ところがこの時期になるとなんとなくわかってきます。
なぜなら校地に隣接している果樹園の梅の花が一斉に咲くからです。
名農は緑豊かなため、いくら果樹園がそばにあっても
まったく目立つことはなく気になりません。
ところが春になるとご覧のとおり見事な花をつけるので
急に存在感が高まるのです。
おそらく昔、この周辺はもっともっと梅の木が
たくさんあったのだろうと想像できます。
残念ながらそれを確認する資料はもっていません。
知っている人がいましたら、ぜひ教えてほしいものです。
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明るさの表現!

2016年04月13日 | 研究
何やら玄関にチームの3年生が集まっています。
実は玄関の明るさを測定しているところなのです!
明るさを測定するのに一般的には照度計を用います。
単位はご存知「ルックス」なのでルックスメーターともいいます。
しかしメンバーは照度計の他に、光量子計でも測定しています。
こちらも光量を測定する機器ですが、あまり一般的ではありません。
そもそも人間の目は緑色の波長を中心として
よく感じるようにできています。
したがって住宅など一般的な明るさは
この人間の目の特徴に合わせた方法で測定しています。
これが照度、つまりルックスです。
ところが植物はあまり緑色を利用せず
赤色や青色の波長を多く吸収します。
そのため植物が光合成しやすい環境にあるかどうかを知るには
照度計では不都合です。
そこで光量子計というものを用います。
単位はμmol m-2 s-1。
昔はmolのことをアインシュタインという名で呼んでいたため
μE m-2 s-1と表記されている古い文献もあるようです。
あまり聞いたことがありませんが、植物研究ではこれが当たり前。
チームも上手に使い分けています。
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総選挙

2016年04月13日 | 研究
チームフローラフォトニクスは今年で結成8年目を迎えます。
豚舎の空き部屋を間借りして研究を始めた頃に比べて
今は快適な馴化温室と新しい実験器具が整備されずいぶん環境は変わりました。
そんなチームですが、結成時から変わらず続けていることがあります。
それがオリジナルのユニフォーム作りです。
最初はチームロゴだけを胸につけていましたが
現在はその年のメイン研究を題材にしたデザインになっています。
今年のデザインもほぼ決まりましたが、
キャラクターの目がどうもしっくりこないようです。
アニメ好きが多い高校生、いろいろと好みがあるようです。
そこで着用する2~3年生10名全員がそれぞれ下絵に目を書き込んで持ち寄り
どれが良いかみんなで決めることになりました。
集まったイラストは文字通り「十人十色」、それぞれ思い入れがあります。
選考委員会のないチームがとった決め方は投票。
まさにFLORA総選挙です。
投票は先日行われ、即日開票。
その結果、2年生のデザインに決まり円満解決となりました。
さてデザインを投票で決めるといえばオリンピックのエンブレム。
先日公開されたデザインは、いずれも素晴らしいものばかりです。
みなさんはどのデザインがお気に入りですか。
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