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花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

高度16,000feet

2013年09月24日 | 研究
眼下に雲の海、上を見上げると濃い青い空。
これは高度16,000feet(5000m)上空を飛行する
Bombardier CRJ-200ERの窓から覗いた空の様子です。
先週、TEAM FLORA PHOTONICSは北海道大学で開催された
日本植物学会に参加するため、飛行機で海を渡りました。
電車で行くこともできますが7時間以上もかかるうえ、
前後泊する必要があることから金額的にはほとんどかわらないからです!
2、3年生それぞれ1名が参加しましたが、みんな飛行機は初体験。
あいにく台風18号が四国の方に近づいていたこともあり
大気が不安定で少し揺れました。
さらに青森空港から新千歳空港行きのJALはとっても小型で
わずか1時間弱のフライトでしたが
おそらく不安を感じながら乗っていたと思います。
それでも窓から見える美しい雲や街の姿に言葉もなく見入っていました。
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牛舎で実習

2013年09月23日 | 園芸科学科
久しぶりに第2農場の牛舎に入ってみました。
すでに名農に家畜はなく、今は空き家になっています。
ところが中には黄色のコンテナがたくさん積まれていました。
中に入っているのはニンニク。
先日まで第1農場に保管されていたものです。
洪水を察知した先生方が川端の第1農場から
小雨の中、高台のこの牛舎に運び込んだもののようです。
もしこれが第1農場にあったら、すべて流されていました。
先日、ここでニンニクの種を準備する実習をしました。
本来ニンニクは生物生産科のカテゴリーですが
水害復旧で忙しいため、園芸科学科の生徒が取り組みました!
おそらく草花園芸と果樹園芸を学ぶ園芸科学科の生徒にとっては
新鮮な体験だったと思います。
水害はいろいろな体験を私たちに与えています。
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花物語

2013年09月23日 | 研究
チームが使わせてもらっている温室横の花壇で
色とりどりの花が咲いています。
奥からサンパチェンスキッズ、
ホウセンカ、そして秋菊です。
以前もご紹介しましたが、
いずれもチームにとって思い出の花です。
ホウセンカは一昨年前、植物の光感受性を高めて
開花を遅らせる予備実験に使ったもの。
余った苗をここに植えたのを思い出します。
ピンクの秋菊はホウセンカの実験の成功を受けて
昨年取り組んだ秋菊の光マジック栽培に使った株です!
1ヶ月も開花を遅らせることに成功し
京都大学のテクノ愛で入賞しました。
そして今年の主役はご存知、サンパチェンス。
この夏、中部大学で開催された発表会で第2位を受賞しました。
花は何も語りませんが、チームの研究の歴史がここにあります。
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水害のリンゴ

2013年09月22日 | 園芸科学科
収穫間近のリンゴでしたが、台風18号の水害のため
数時間でこんな泥をかぶってしまいました。
農場に流れ込む水はさまざまなものが混ざり
感染症を防ぐため、水がひいた場所に石灰をまいて
消毒するぐらい衛生上問題があります。
さらに泥をかぶったリンゴは今はよく見えても、この後腐敗していきます。
つまり廃棄処分するしかないのです。
このリンゴは園芸科学科の3年生が春から取り組んでいる
模擬農業法人の「つがる」という品種です。
本来ならばとっくに収穫していたものですが、この有様です!
地面も泥で覆われているのがわかります。
なんでこうなるの!
がっくり力を落としている3年生です。
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葉とらずリンゴ

2013年09月22日 | 園芸科学科
これは本当であれば、先週はじめに公開する記事でした。
ご覧下さい。

園芸科学科3年生の模擬農業法人が栽培しているリンゴです。
このように葉の陰になっているところは色がつきません。
普通であれば全体に着色させるために
果実周辺の葉を摘み取ってしまいますが
この会社では摘み取らない「葉とらず」を選択しました。
見た目は落ちますが、味を優先させるためだそうです。
それでもなるべくきれいな赤色にしようと
リンゴの実をくるりと180度回して
陰になっている側を日に当てる「玉まわし」や
シルバーシートを下に敷く作業に取組んでいました。
4社ある法人には社長、事務長、農場長、店長などの係があります。
味を優先させるか、見た目を重視するか。
それぞれの社内会議で方針が決定されます。

いかがですか。収穫間際まで一生懸命取り組んでいる様子がわかると思います!
しかしその甲斐なく、またも名農は洪水に飲まれてしまいました。
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