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花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

失われた教材

2013年09月26日 | 研究
道を歩いていると見覚えのある植木鉢を見つけました。
ここでも何回か紹介したことのあるリンゴの植木です。
前あった場所から何十mも離れた場所。
氾濫した水に流されてきたのでしょう!
かつて課題研究で先輩たちが取り組んだ成果だと思われますが
こんなにも無惨な姿になってしまいました。
調査研究を通していろいろなものを学ぶ農業高校にとって
このように成果物や研究対象を失うのは致命的です。
水害は「貴重な体験」とはいいますが、
データがなくては科学的に考察することができず
ましてやまとめたり発表することがとても難しくなります。
教材である農作物は1年間に1度しか栽培できません。
水害を受けた名農生たちはどんなレポートを作るのか
それを考えると辛いものがあります。
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泥に覆われた農場

2013年09月26日 | 学校
水がひいた第1農場。
このように泥で覆われ、歩くのも思うようにいきません。
さらに道路が乾くと白い粉塵となって宙に舞います。
したがって復旧作業にはマスクと軍手はかかせません。
一昨年とまったく同じ光景が広がっています!
先週末から名農では、生徒たちも農場の片付けを始めました。
机や戸棚を洗うもの、がれきを集めるものなどさまざまですが
広大な農場では頑張ってもなかなかきれいになりません。
おそらくしばらくはこんな作業が続くと思われます。
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フローラ危機一髪!

2013年09月25日 | 研究
日本植物学会の高校生ポスター発表の閉会式。
ふたりはそれぞれ「若葉賞」というかわいい賞をいただきました。
副賞は高価な植物図鑑をひとり2冊。ふたり別々の本です。
重いので持ち帰るのを考えるといささか困った顔をしていましたが
自分の力で手にした記念すべき副賞に満足していました。
ところが問題は、台風18号が本州を北上していることです。
京都大学の先生は飛行機が飛ばないかもしれないと心配しています。
閉会式が終わり、急いで空港にたどり着いたメンバーですが
名古屋など関西方面はすでに欠航のアナウンス!
札幌にもう一泊するのかと心配でしたが
なんとか搭乗手続を無事完了することができました。
北海道土産を袋に一杯詰めて
台風が来る前に北海道から緊急脱出。
危機一髪のチームフローラフォトニクスでした。
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Girls be ambitious!

2013年09月25日 | 研究
北海道大学といえばクラーク博士。
Boys be ambitious!はあまりにも有名です。
「少年よ、大志を抱け。それは金銭や我欲のためにではなく,
また人呼んで名声 という空しいもののためであってはならない。
人間として当然そなえていなければならぬ
あらゆることを成しとげるために大志をもて」
クラーク博士は札幌農学校(現北海道大学)の初代教頭先生。
専門は嬉しいことにチームと同じ植物学だったそうです。
農学校、植物学者などクラーク博士に親しみを覚えたふたりは
さっそくここで記念写真を撮ることにしました。
チームはメンバーが卒業する際、2年間の研究の様子や
あちこちに飛び回った思い出の写真を集めて卒業アルバムを作っています!
もちろんその人だけのオリジナル。
5人いたら5人とも違う収録内容です。
クラーク博士の銅像の前で撮った写真は
もちろん3年生の彼女のアルバムに収まるはずです。
これだけ研究でいろいろな挑戦をしてきた彼女たちです。
卒業してからも夢をもって果敢に挑戦する心を持ち続けるでしょう。
Girls be ambitious!
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ポスター発表初出場!

2013年09月24日 | 研究
3年生の代表は1年生の冬から鍛えてきたこともあり
ポスター発表は今回で4度目、安心して見ていることができます。
ところが2年生は今回が初出場。
会場のイメージはなんとなくわかるとしても
どのようなやりとりを大学の先生方と行うのか想像もつきません。
とても不安だったと思いますが、
開始時間になったらもうやるしかありません。
次から次へと質問者があらわれます!
時間にして1時間30分、それは長い長い時間です。
その間、ひっきりなしに説明しては質問のやりとりをするため
喉は乾くは、疲れるはで大変だったと思います。
それでも最後は2年生代表、
いつのまにかコツをつかんでうまく対応していました。
また名農の名前を見つけて、筑波大学の先生方も
メンバーの発表を見に来てくれました。
ポスター発表に参加して5年。
名農の名前を覚えてくれる方が増えてきました。
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